パラカヌーという競技。「水上のフライト」
「パラカヌー」という競技がある。
パラリンピックの正式な競技になったのは割と最近の話だが、日本にも競技歴2年で日本選手初のパラリンピック出場を果たし(リオで8位入賞)、東京パラリンピック日本代表にも内定した瀬立モニカ選手などがいる。
最近、新型コロナウィルス が猛威を振るっていて、オリンピックやパラリンピックについての報道も減っているが、選手の皆さんたちは今もトレーニングや調整を続けていらしゃるだろうし、海外のチームの日本での事前合宿などの変更についても調整・交渉が続いていると思う。
本当は今年の6月に公開される予定のこの映画の封切りも、もしかしたらコロナウィルス の影響を受けるかもしれない。
中城あやみさん主演の映画、「水上のフライト」は上記の瀬立モニカ選手の実話を基に作られたという。
とはいっても、あくまでフィクションなので、モニカ選手のストーリーそのままではなく、障害をおうことになった理由も、映画と実話では異なっている。
細い細い競技用のカヌーに乗るのはとても難しく、画像合成の話も出たそうだが、リオデジャネイロ大会のパラカヌー日本代表コーチで、モニカ選手(22)を8位入賞に導いた西明美コーチが中城さんを指導。
中城さんは毎日新聞のインタビューでパラカヌーについて
「波や風の影響を受けやすく、少しの風ですぐにカヤックが流されます。
まっすぐ進むためには、いかに上半身の筋肉をつけられるかが重要です。
腕ばかりではなく、背中周りの筋肉がなければ強い力が出ません。
撮影前に個人ジムに通っていましたが、なかなか筋肉がつかず、体作りをするのは難しいと実感しました。」
と話していて、体当たりで挑戦したことが伝わってきた。
また、東京オリンピックにどのように関わっていきたいか聞かれて
「映画を通じてパラカヌーを知り、好きになってほしい。
そこから別の競技に興味を持ってもらえたらいいなと思います。
パラリンピックには一つ一つ、胸が熱くなるドラマがあります。
また障害のクラス分けによってルールが違うことも面白さの一つです。
一番はカヌーを応援しますが、私自身バドミントンをやっていたので気になっていますし、これからも応援し続けたいと思います。」
来年、コロナウィルス が終息して、世界中が新型コロナウィルスを乗り越えたことを喜びながら、無事にオリンピック・パラリンピックが開催されますように。
その前に、この映画を見て、パラカヌーについても学んでおきたいと思う。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(お写真は映画の公式サイト、予告編からお借りしています)
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