見出し画像

もうすぐ、新刊を出版します。

わたしの趣味のひとつは、書くということ。 
 
わたしは、書くということにはたくさんの力があると思っています。
 
自分の予定を整理すること。
自分の頭の中を整理すること。
自分の記憶を確認すること。
自分の記憶を蘇らせること。  
自分の無意識の感情や、本音を引き出すこと。 
  
「書く」ということで客観視するからこそ
このようなことが可能になるのです。 
 
そして、このwithコロナ時代には、
人との関係づくりもベースは「書く」コミュニケーションになっています。
(リモートワークで生活するなら、特に。)

・・・・・

すみません、のっけから堅い話になりました。 
 
でも、これは本当にわたしが思っていることです。 
 
でも、それ以上に、単純に、わたしは書くことが好きなんです。 
 
翻訳という仕事をしていることもあって、
毎日何かを書いています。 
 
プライベートでも、何かを言葉にして伝えたい自分がいます。 
 
多分、ほっておけばずーーーーーーーっと書いていると思います。 
  
ここしばらく、次の電子書籍の出版のために、
これまで書いたものを見直したり、書き換えたり、
その合間に別の文章を書いたりしてました。 
 
でも、自分がいちばん楽しいのは、
やはりその時自分が興味がある新しいことを書いている時なんですよね。
(当たり前ですが) 
 
と言いつつも、自分が以前書いたものを改めて読んでみると、
「よく書いたなあ」
と時には感心し、時にはあきれたりしています。 
 
でも、湧いてくるのは様々な感謝なのです。 
 

今回書いた本は(近日中に出版予定)、
「井の頭公園の片隅で〜大家さんとわたし〜」。 
  

画像1


わたしはこの井の頭公園の近くの部屋に引っ越して
もう少しで2年になります。 
  
といっても、
最初から狙ってここに住んだわけではないんです。
 
そもそも、大阪に住んでいたわたしが上京して
今の生活を始めるには、まあ、いろいろなことがありました。 
 
そして、当時引っ越し先を見つけるのが難しかったわたしが
今のこの家にわたしが住めるようになったのは
不動産屋さんと大家さんのおかげなのですが、
この大家さんがまた、いいかたで。 
  
すぐそばに住んでいらっしゃるので
家賃も手渡しでお支払いに行くのですが、
その時にもご近所ネタを教えてくださったり、
親戚のような言葉をかけてくださいます。 
 
まさか東京で
こんなに人情味溢れる大家さんと
出会えるとは思ってもいませんでした。 
 
そして、北海道出身(女子カーリングで有名な北見市生まれです)
のわたしにとっては、
井の頭公園の緑の近くに住んでいることが 
本当にありがたいことなんです。 
  
この近辺は(特に井の頭公園駅のあたりは)
あまりお店もなくて
どこかのんびりした懐かしい、
昭和の空気が残っています。 

今は在宅勤務をしていますが、
六本木や有明のオフィスで働いて
帰ってくるとき、井の頭公園駅が近づいて
緑が増えてくると、
「ああ、帰ってきた」
と心底ほっとします。 
 
在宅勤務になって
外出自粛期間が始まって
人と会うことが極端に減っても
わたしはわりあい穏やかな気持ちで過ごせています。
 
それは、仕事を続けることができているのも大きいのですが
「何かあったら、いつでも言ってね」と言ってくれる大家さんと
花々や緑の美しい井の頭公園近辺のこの環境のおかげでもあるのです。 
 
今回の本を書いていて、
自分が今の大家さんとこの家に出会えたことや
この環境で暮らせていることで
どれだけ助かっているか、
いかに恵まれているか、
あらためてふりかえることができました。 
 
本当に、書けば書くほど、感謝することばかりでした。 
 
そして、自分自身にも、
 
「毎日いろいろあるし、
思い通りにできないこともあるけど、
なかなかがんばってきたじゃない。」 
 
と言葉をかけたくなりましたし、 
これまで自分がやってきたことは間違っていない、
と自信を持つこともできました。 
 

画像2


ちなみに、今回の本を出版する前に
大家さんとのお話や
吉祥寺・井の頭公園近辺のことを
Facebookやブログなどに書いていると 
 
「私も学生時代に、大家さんによくしていただきました」
「吉祥寺近辺で学生時代を過ごしたので、懐かしいです」
「今時、こんなあったかい大家さんがいるんですね」 
 
などという感想をいただいていました。 

最近、コロナウィルス その他で
あまり明るいニュースがありませんよね。 
 
そんな中で、
今回の本を読んでくださる方が
少しでもほっとしたり
和んでいただいていたら嬉しいです。 

「井の頭公園の片隅で〜大家さんとわたし〜」、
出版できたら、お知らせしますね。 
  

今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。 
 
*ちなみに、
「井の頭公園の片隅で」というタイトル、
実は結構悩みました。 
 
「片隅に」といっても、「井の頭公園の中」に住んでるわけじゃないですしね。 
 
でも、「井の頭公園の近くで/側で」など、
他の言い回しだとどうもピンとこなかったんですよね。
 
色々書いてみた結果、
「自分の中ではここも井の頭公園の一部みたいなものだし、これにしよう」
ということで決定しました。
 
「拡大解釈が過ぎる」と言われるかもしれませんが、
おおらかに受け入れていただけると幸いです。

画像3


いいなと思ったら応援しよう!

櫻木 由紀 Yuki Sakuragi
カフェで書き物をすることが多いので、いただいたサポートはありがたく美味しいお茶代や資料の書籍代に使わせていただきます。応援していただけると大変嬉しいです。