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ありがたい?面倒?わたしはありがたい。

わたしのうちは、駅に近い。コンビニにも近い。

でも、それよりもさらに、大家さんのご自宅に近い。

隣の建物に住んでいらっしゃるので、文字通り「目と鼻の先」なのだ。 

 

なので、お家賃も手渡しでお支払いに行く。

ある時、「どんなとこに住んでるんでるんですか?」と聞かれて、

「井の頭公園のそば。

大家さんがすぐ近くに住んでいるから、お家賃も直接お支払いに行くの。」

と答えたら、

「えー、私、そういうの、無理!」

と言われたことがあった。

そ、そうなんだ。

まあ、「直接会うのが苦手だから避けたい」のでしょうね。

それも理解できる。

 

ただ、わたし自身は、今のこの住まいがとても気に入っているし、お家賃をお支払いに行ったときに大家さんとお話しして、世間話をしたり、

「今度、あの辺にスーパーが開いたよ!」

などと地元情報を教えていただくのも楽しくて、とても助かっている。

 

昨日、大家さんとあったときに、いまは在宅勤務をしているというと

「ごはんはどうしてるの?」

と聞かれた。 

「作るのは好きだから、苦にならないんです」

「そう、じゃあ、よかったね。」 

 

家族でもない大家さんが、わたしのごはんの心配をしてくれる。

こんなありがたいこと、あるだろうか。 

 

そして、別れ際には

「何か困ったことがあったら、いつでも言ってね」

と言ってくださった。

 

近いとはいえ、毎日会うわけではないけど、こんな風に気にかけてくれていて、それを伝えてくださること、本当に心強いし、ありがたい。 


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それにしても、思っていることって、本当に言葉にするからこそ伝わるんだと思う。

そして、こんな時だからこそ、そんな言葉は心に沁みるのだと思う。 

 

「ありがとう」はもちろんだけど、

「大丈夫?」「困ったことがあったら、言ってね」

そんな言葉をかけられる人でいたいし、そういう以上は、何かの形で自分にできるサポートをしたいと思う。 

 

今回も最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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櫻木 由紀 Yuki Sakuragi
カフェで書き物をすることが多いので、いただいたサポートはありがたく美味しいお茶代や資料の書籍代に使わせていただきます。応援していただけると大変嬉しいです。