いつも、心に太陽を持て。
あけましておめでとうございます。
2021年が始まりましたね。
わたしは帰省せず、三鷹の自宅で一人のお正月を過ごしております。
三鷹市の広報誌(2021.1.1付)を手にとって真ん中の言葉に目を奪われました。
「今こそ、心に太陽を」。
そして、右上には
「心に太陽を見て。
あらしがふこうと、ふぶきがこようと、
天には黒くも、地には争いが耐えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。」
という、山本有三氏が訳した詩の一部が掲載されています。
山本有三は「真実一路」「路傍の石」
などの作品で有名ですが、翻訳も手掛けていました。
三鷹市には山本有三が家族とともに住んでいた洋館が残っており、
「三鷹市山本有三記念館」となっています。
(わたしはまだ行けておらず、今年行きたい場所の一つです)
今回の広報は、その山本有三記念館で行われた
三鷹市長と、三鷹在住の作家、奥泉光さんとの
対談が掲載されていて、興味深く拝見しました。
そして、山本有三が訳したツェーザル・フライシュレンの詩の
全訳を読んでみました。
*****
「心に太陽を持て。」
心に太陽を持て。
あらしが ふこうと、
ふぶきが こようと、
天には黒くも、
地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。
唇に歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、
自分のくらしに、
よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。
苦しんでいる人、
なやんでいる人には、
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。
くちびるに歌を持て。
心に太陽を持て。」
*****
読んでいて、勇気が湧いてきませんか?
「くちびるに歌を」は本当の歌だけでなく
人を思いやる言葉や
優しい言葉も含んでいるのだと思います。
こんな時だからこそ、
明るい心で、
優しい言葉を忘れずに、
家族や周囲の方と助け合いながら
1年を過ごして行きたいですね。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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