戸塚駅で白杖のご婦人に会って

昨日は朝から神奈川の戸塚に行っていました。　

午前中に勤務先の店舗で仕事があり、
その後自宅に戻って午後は在宅勤務、
だったのですが。
　
自宅に戻ろうと戸塚駅地下の改札に向かおうとしていた時、
前方の白髪のご婦人が
「すみません」
と声をあげました。
　
特定の誰かに声をかけているわけでは
なさそうです。
　
ふと見ると、手には白杖をお持ちでした。
　
「すみません、バスに乗りたいんです。
５番出口に行きたいんです・・・」
　
ちなみにわたしは戸塚に行ったのは
昨日が初めてでしたが、
お手伝いしたいと思いました。
　
お話を伺って見ると、
以前もこの駅から
バスに乗ったことがあるようで、
なんとなくの場所はご存知のようです。
　
「５番出口は、ファミリーマートの向こうに
あるんです。
５番出口から上に上がると、
バス乗り場があるので・・・」
　
前回も、誰かに手伝ってもらって
そのルートで行かれたので
覚えてらっしゃったのでは、
という雰囲気でした。
　
見回すと、確かにファミリーマートがあり、
その向こうに５番出口の札も見えました。
　
以前ボランティアの勉強をした時に、
杖をお持ちの反対の手で
わたしの腕を持っていただく練習もしたなあ、
と思い出しました。　　

その時は、
「初めて会ったわたしに
躊躇なくつかまっていただけるかな」
と感じたりもしたのですが、
ご本人の方が慣れていらっしゃるので、
昨日の御婦人も自然につかまってくださいました。　

「そういえば、目に見えるものを
全部言葉にして伝えた方がいいって教わったな。
そのほうが、今どんなふうに
移動しているかわかって、安心されるし、
お話してみよう」　
と教わったことを実践してみました。
　
「今、ファミリーマートの前を通っています」
「５番出口の表示が見えます」
「もうすぐ５番出口の階段です」
　
途中、「今日は寒いですね」
などとお話もできて、
わたしもほっとしました。　
　
５番出口の階段まで行き、
手すりにつかまっていただくと
「ありがとうございます、
もう大丈夫です。」　
とのこと。　
　
ああ、良かった。　
　
「どうぞお気をつけて」
と声をかけてお別れしました。　

帰宅しながら、　
「大きなことじゃなくても、
目の前の一人の人のお役に立てるって、嬉しいことだな」
としみじみ感じました。
　
以前ボランティアの勉強をした時に
練習したことが役立ったことも嬉しかったです(^^)
　
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
　
＊写真は昨日母から届いたおひなさまと
帰宅途中に出会ったクリームパン。　

びっくりするくらいクリームたっぷり！
でした(^^)
　
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Vol5、仕事に押されつつも鋭意執筆中！