第103回 悩んでいるあなたへ…。優秀な人ほど「“仕組み化”も大事だけど、最後は“根性”」と言っている!
身体を鍛えると「積んでいるエンジン」が変わる瞬間がある!
今日は『燃える夏 ~西野亮廣の現在地~』というテーマでお届けしたいと思います。
現在地の共有なので特に学びは無く、少し“日記より”の内容です。
みんなの次に繋がるといいな
舞台『テイラー・バートン』の稽古がスタートしました。
キャストの皆様の素晴らしさ(百戦錬磨の先輩方の圧力)は言うまでもなく、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のスタッフが再結集した現場(スタッフの皆様の阿吽の動き)を見て、チームの大切さを再確認した一日でした。
「頼もしいな」と思ったんです。
そういえば先日、宮迫さんや木下さんと呑みに行かせていただいた時に、大先輩に向かって後輩風情が生意気に「とにかく一にも二にも、スタッフです! 優秀なスタッフと出会う機会を作って、優秀なスタッフに『一緒に働きたい』と思われる立ち振る舞いをしてください!」と何度もお伝えしました。
僕自身、スタッフの皆様に、何度も何度も「次のステージ」に連れて行ってもらった人間なので、余計にその想い(先輩へのお節介)が強いのかもしれません。
それと、ちょっと踏み込んだ話をすると、大手芸能事務所を独立すると、スタッフは自分で見つけなきゃいけないんです。
昔みたいに、事務所がスタッフをあてがったりしてくれないんです。
#独立組は意外とココで苦戦している
なので「良いチームを作る」ということに、これまで以上に意識を向けなきゃいけない。
やっぱり、どう考えても僕のお節介ではありますが、
とはいえ今後、宮迫さんや木下さん、あるいは阿部よしつぐサンが「何か仕掛けたい!」となった時に、頼れるスタッフがいた方が良いに決まっていて、舞台『テイラー・バートン』で過ごす時間が、スタッフとの出会いの時間になれたら最高だなぁと思っていたりします。
体力勝負〜結局、根性〜
さて。
舞台『テイラー・バートン』における僕の役割は、最初は「脚本・演出」に専念する予定だったのですが、ヒョンなキッカケで「出演」もすることになり、これまた「プロデューサー」としても稼働することとなりました。
先日も稽古前に“プロデューサーとしての”「予算会議」がありました。
ちなみに、舞台『テイラー・バートン』の予算問題は、おかげ様で全て無事にクリア。
開幕1ヵ月前になっても予算問題に手をつけていなかったと知った時はゾクゾクしましたが(#普通の中小企業なら倒産してる)、皆様の後押しのおかげで、2週間で巻き返すことができました。
本当にありがとうございます。
ここからは舞台『テイラー・バートン』(CHIMNEY TOWN USA)は「プラス(黒字)」を増やすゲームに入ります。
#売上が大きく出ればキャストとスタッフさんに追加で還元してもらうようにお伝えしました
#一人勝ちはしない
「脚本・演出・出演・プロデュース」と守備範囲を広げたせいで、仕事は何時になっても終わらなくて、結局、30分の仮眠で稽古二日目。
僕は『テイラー・バートン』以外にもたくさんのプロジェクト(映画とか幕張メッセとか)を同時に進めているので、「働いている自分」に酔いしれてブッ倒れるわけにはいかず、この夏は特に「体力勝負」だなぁと思っています。
#講演会が60本入っている
#メルボルンやらジャカルタやら
「寝れる時にキチンと寝て、たくさん食って、適度に運動!」…これに尽きます。
#肉をバキバキ食ってます
20年以上、エンタメ1丁目1番地でドンパチを続けてきたので、自分のメンタルとフィジカルのハンドリングは分かっていて…メンタル面のケアで言えば、「『テイラー・バートン』が終わったら、少し休みをとろう」という普通の人間みたいなことを考えたら最期、メンタルの復帰(再起動)にバカみたいな時間とコストがかかってしまうので、当然、休みは作らないと決めています。
#休日を仕事のモチベーションにしない
フィジカル面に関しては、これまで「ジョギング(毎日)」しかしていなかったのですが、今年の5月頃からトレーナーさんに入っていただき、「ジョギング」を「ウォーキング」に変えて、3日に1度ペースで「筋トレ」を入れるようにして…その“身体づくり”が今、ものすごく効いていることを実感しています。
結局、昔から先輩経営者がよく言う「身体を鍛えていないと、気持ちまで弱くなる」といったところで、僕の場合は「気持ちが折れちゃう」ということは(過去に一度も)ありませんが、だけれど、鍛えていることで「やったるで」という気持ちがいつもよりも強くなっていることが確認できています。
今日は日記みたいな内容になってしまったので、最後に少しだけ(踏ん張っている貴方に)メッセージをお贈りすると…
今、集客のこと、お金のこと、チーム作りのこと…いろんなコトで頭を抱えている人は少なくないと思います。
「どうすれば、この問題をクリアできるのだろう?」「どんな手があるのだろう?」と。
たしかに打開策を探すことは大切で、その手を止めてはいけないと思うのですが、僕のこれまでの経験上、結構な問題が「根性(粘り)」で片付いてきました。
ビジネス書を出したり、ビジネス講演会をやっているクセに、根性論を持ち出すのはナンセンスかもしれませんが、
ですが、メンタルとフィジカルが弱かったら解ける問題も解けないのは確かで。
ていうか、優秀な人ほど「仕組み化も大事だけど、最後は『根性』」と言っている。
#ヘボいヤツほど仕組み化での課題解決に過度な期待を寄せている
なので、今現在「上手くいかねーなー」と頭を悩ませている方は、(遠回りに感じるかもしれまけんが)騙されたと思って、少し身体を鍛えてみてください。
身体を鍛えると「積んでいるエンジン」が変わる瞬間があるんです。
#たぶんね
お互いバキバキ鍛えて、しっかり食べて、この夏と、そして先が読めなさすぎる時代を乗り切りましょう。
現場からは以上です。
西野亮廣
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