第76回 150円のおむすびを、180円で買ってもらう技術を手に入れろ
腹割って言います
すでにお聞きになられているかとは思いますが、僕、今年4月19日に、実に3年ぶりとなるビジネス書を出すんです。
タイトルは『夢と金』(幻冬舎)。
コチラは、まだ一文字も書いていない時にAmazonの予約をスタートさせてしまいまして…
これは、まぁ、締切を先延ばしにする西野封じの一手であったのですが、それがイイ感じに面白がっていただけたみたいで、Amazon総合ランキング1位になるという珍事がありました。
おかげで絶対に書かなきゃいけなくなり、
ちょうど今、せっせと執筆しているところなんですけども、もう腹割って喋りますが、書けば書くほど腹が立ってくるんです(笑)
「なんで、こんな大事なことを子供達に教えへんねん!」という怒りです。
昨日は「富裕層向けのサービス(イベントならばVIP席)」の設計の仕方について書いていたのですが…日本は人口が減ってるわけじゃないですか?
日本人向けのサービスを展開している人からすると、これは、「お客さんが減っている」ということなわけで、
当然、これまでの価格設定では、お店や会社はもたないわけじゃないですか?
これは仮説でも何でもなく、事実として。
にも関わらず、値段の上げ方が体系化されていなかったり、
富裕層向けのサービスの作り方が体系化されていないどころか、
そんな話をしたら「銭ゲバですか?」と言っちゃう日本人が大量発生している始末で、
「いやいや、だとしたら、あんたらどうやって生きていくの?」というところだし、
それより何より、
「あんたのその一言が今よりももっと人口が減る時代を生きる子供達を苦しめていることぐらい、いい加減気づけよ。嫉妬してるのか、シンプルに頭が悪いのか知らないけど、自分が未来を生きる子供達の加害者になっている自覚ぐらい持てよ」と。
今も、書きながら、ムカムカしてきたんですけども(※こういう体育教師いるよね)、
なんか、あまりにも子供達が可愛そうで、いてもたってもいられなくなっちゃってます。
結局、親なんです。親の知識がなかったら、どうしようもない
僕、仕事柄、いくつかの国を転々としていて、とても貧しい国や地域を見てきたんですけど、
そこで何が起きているかというと、子供の努力だけでは抜け出すことができない貧困の連鎖なんですね。
結論、「教育」なんですけども、勉強をせずに大人になった子が、子供を生んじゃうので、教えることができないんですね。
貧困の抜け出し方を教えられないんです。
結局、親なんです。
親の知識がなかったら、どうしようもないんですね。
だけど、これって、遠い国の話じゃなくて、
今の日本も似たようなもんだと思います。
「NFTって何?」というところまでは辿り着いているのに、そこから調べない親、どれだけいます?
アンタが分からないことを分かる努力をして分かれば、アンタの子供の生存確率はグンと上がるのに、なんでそれをしないの?
なんで、我が子に対して、そんな残酷なことができるの?
…という憤りが、『夢と金』を書いていたら、沸々と湧いてきて、
ただいま、全力で書き殴って、丸めて、幻冬舎の方角にブン投げています。
いや、ホント泣きそうになってきてね(笑)
耳馴染みの良い言葉に吸い寄せられるなバカ。
今、生活に困窮しているのに、「キミはキミのままでいい」わけないんだよ。
ありのまま生きようとするな。
アンタがありのまま生きたら、コタツでゴロゴロするやろ。
脱成長?
あんなもん、スピ系の寝言!
日本人は「脱成長」を唱えなくて大丈夫。
30年間成長してないから、もう目的は達成してる。
カーボンニュートラル?
お前が考えなきゃいけない問題じゃない。
いいから目の前のことをやれ。
店が潰れそうなんだったら、原因を探れ。
家族を養っていく不安があるなら、勉強しろ。
150円のおむすびを、180円で買って貰う技術を手に入れろ。
出版前に「西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』」を開催予定
そんなこんなで、この憤りを全部出しきって、耳の痛い話を全部出しきりたいので、本を出版する前に「西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』」を開催することにしました。
もし良かったら、ご家族でご参加ください。
チケットは800円です。
家族分とか買わなくていいんで。
なんか『革命のファンファーレ』の時以来、イライラしています。
が、勉強会は、とびっきり丁寧にお届けします!
難しい話を、どこよりも簡単に、お話しします。
『夢とお金』の勉強会です。
是非!
お知らせ! 西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』がAmazonで予約受付中!
※予約早々、Amazonランキング書籍総合1位になった話題の一冊です。
※2023年4月19日発売予定
お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!
※これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。
西野亮廣