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無理にポジティブになる必要はないんだよ~ユキ先生の「大人のための授業」part65

「無理にポジティブになる必要はないんだよ」
なんだかアルティメットまどかみたいなセリフですが、現代科学においてはこれが肯定されています。というより、無理にポジティブになることの弊害が研究されまくってます。
かつては科学者も「ポジティブの方がいいに決まってるじゃん」と思い、ポジティブについてさまざまな研究がおこなわれました。たぶんこのnoteにも「ポジティブになる方法」みたいな記事が今でもあるのではないでしょうか。
で、繰り返しますが、無理にポジティブになることは今はほぼ完全に否定されています。うーんこの手のひら返し

かつてあったポジティブ信仰

脳科学において、無理やり笑顔を作れば、精神もポジティブになる、ということはだいぶ昔から報告されていました。今でもこれを「最新の脳科学」と紹介している講師もいたりします。
この方法、実際にポジティブになるのは本当なのですが、追跡調査により「そのあと反動でより深くネガティブになる」ということが判明してしまいました。よって、この「無理やり笑顔法」も科学で否定済みです。
そのほかにも、「コップに水が半分ある」のを「水が半分もある!」と無理やりポジティブに捉えましょう、みたいなことを習った方もいらっしゃるかと思います。が、現代科学においては「水が半分あることを、評価せずありのまま認識する」のが精神的に正解とされています。

最新の現代科学における思考

「ポジティブになれないとツライじゃないか!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。「それはそう」なのですが、だからといって無理やりポジティブになろうとすると不幸になるのは前述のとおりです。
じゃあどうすればいいか、ということで、マインドフルネスACTという、新時代のセルフケア手段が開発されました。
……なのですが、マインドフルネスは「心の筋トレ」なので、瞑想という日本人にはあまり馴染みがない行為を毎日2か月以上やらないと効果がでず、一瞬で廃れてしまいました。なお、マインドフルネス自体は現時点でも科学的に有効です。ただひたすらめんどくさいだけです。
そこででてきたのがACT。こちらは「心の技を磨く」もので、一定の期間以上続ける必要はない代わりに、あまりに斬新で理解が難しく、現に私もACTの解説連載を一回諦めています。
ここでは、改めてACTのさわりを紹介します。ガッツリ紹介するとなると、どうしても長文になってしまうため、さわりだけです。
ただ、そのさわりだけでも効果大であることを、自ら実践している私が保証します。

んでどーすりゃいいの

ACTの鉄則として、「感情を無理に消そうとしない」これを徹底してください。
で、実際に何らかの原因により、ネガティブ感情が発生したとします。
ACT的に、このネガティブ感情には以下の通り対処します。
1.心を拡張する(意味がわからない人はここは省略してもOK)
2.拡張した心の中に、ネガティブ感情置き場を作る
3.その置き場に、今あるネガティブ感情を置いておく
4.置いたネガティブ感情に対しては「何もしない」
終わりです。
「え? 置くだけ? 何もしなくて大丈夫なの?」と思われるかと思いますが、「そうです」としかいいようがありません。むしろ「余計なことをしない」のが重要だったりします。
一見、ネガティブ感情に対して何もしていないように見えて、ネガティブ感情から距離を置く、これを「置いておく」段階で行っています。
これを、ACTにおいては「思考の切り離し」といい、「観察する自己」の強化手段として行います。どちらもACTにおいて重要なキーワードです。

んでんで

ね? 難しいでしょ?
SNSが発達しすぎた弊害で、ありとあらゆる行動が評価の対象になりました。そして、その評価を気にしすぎる人が激増しました。いわゆる承認欲求ってやつです。
そして、その対抗策として、私はACTを実践しています。少なくとも、承認欲求はなくなり、自己肯定感は概念すら消え失せました。
ACT自体はぱっと出のものではなく、20年以上前からずーっと研究され、最近になって出てきたばかりです。
なんで20年もかけたのかは私にもわかりませんが、満を持して登場したACTの効果は折り紙付き、というわけです。現時点において最強のセルフケアと呼ばれる所以です。

もっとACTのこと教えて!

難しすぎるので無理です。
一応、ACTの提唱者の本がありますが、長ったらしいので私は読んでいません。一応紹介しておきます。

タイトルからして意味不明であり、たぶんタイトルでだいぶ損している書籍だと思います。
その代わり、ACTについてまとめたサイトがすでにいくつもありますので、そちらをご覧ください。私がみる限り、間違ったサイトはないので、お好みのまとめ記事をどうぞ。

本記事は以上となります。
もし少しでも参考になりましたら、イイネや拡散など、よろしくお願いします。

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