【夫の妊活記録#9】稲毛浅間神社での安産祈願と特別な思い出。
妻の妊娠中、私たちは安産を願ってさまざまな神社を訪れました。
その中でも、特に思い入れが強いのが千葉県千葉市にある 稲毛浅間神社 です。この神社は、富士山を御神体とする木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を主祭神として祀り、安産祈願で知られています。
しかし、私たち夫婦にとって特別な理由は、一番家に近い神社であることも1つですが、妻の出産当日にこの神社にいたことです。そのときの出来事や、今回の再訪についてお話しします。
稲毛浅間神社とは?
稲毛浅間神社は、千葉市稲毛区に位置し、平安時代から続く歴史ある神社です。木花咲耶姫命は火の中で出産したとされる神話から、安産や子育ての神として信仰を集めています。
神社の見どころ
安産祈願の神社として有名
境内には、子宝や安産を祈願するための絵馬やお守りが多く並び、多くの家族が訪れています。
静かで厳かな雰囲気
神社は閑静な住宅街の中にあり、木々に囲まれた境内は訪れるだけで心が洗われるような空間です。
出産当日の思い出
妻が妊娠23週になった1月1日に急な出血があり、子宮口が3cm開き、絶対安静が必要となり長期入院が始まった翌日の1月2日、私はこの神社で一人で安産祈願をしていました。子宮口が開いて、陣痛も来てしまっていたので、生まれてきても「妻・子ともに無事で元気な赤ちゃんが生まれますように」と願いを込めて、拝殿で祈り、安産御守りを購入した直後、ポケットの中でスマホが振動しました。
電話に出ると、妻の声で「破水して帝王切開になる」との連絡が。助産師さんからも電話で子宮口全開のためいますぐ出産しますとの会話。
私は驚きながらもすぐに神社を後にし、車で都内の病院へ急行しました。
その日は、結愛ちゃんが24週目で早産となり、私たち家族にとって忘れられない日となりました。
この神社での祈りとその後の出来事は、結愛ちゃんが私たちに「ここからも見守っているよ」と言っているような気がしてなりません。
今回の訪問
今回は、一人ではなく妻とともに再びこの神社を訪れました。再訪の目的は、結愛ちゃんへの思いを新たにしながら、家族の健康とこれからの妊活成功を祈願するためです。
絵馬に込めた願い
拝殿で参拝を済ませた後、絵馬を書きました。
妻と一緒に書いた絵馬を奉納すると、自然と心が軽くなった気がしました。
参拝している方をみて、涙。
この神社は子育ての神が宿る神社です。参拝者の方はベビーカーをおしている家族でいっぱいです。
私と妻が歩いているその横には、結愛もいるはずなのですが、やはり妻の目には光るものがありました。
私たちも人間です。
外出する度、テレビをみる度に「悔しい。つらい。」とやるせない思いになるときが起きてしまいます。
私も正直とってもつらいですが、自分ばかり泣いていてはいけません。
妻をサポートしてあげなくてはなりません。
強がっているところもバレているかもしれませんが、必死で妻を元気づけ、時には一緒に泣いています。
特別な場所で心をつなぐ
稲毛浅間神社は、私たち夫婦にとって特別な思い出の詰まった神社です。結愛ちゃんとの思い出を胸に、これからも家族の健康と幸せを祈るために訪れたいと思います。