私のアニソン100選と思い出。
【はじめに】
ここ数年でアニメを多く見るようになりました。その結果アニソンを聴くようにもなり、備忘録代わりにと書いたのがこのブログです。新しく好きになった曲や、懐かしい想い出の曲の感想を残そうと思いました。初めに言うと、アニソンとは書きつつそれ以外も微妙に含まれていたり、曲に関するアニメを視聴していなかったり、全然関係のない文章が量を占めた箇所もあったり、もはや100選でもなかったり、と緩いブログになりますので、お気楽に読んでいただければ幸いです。
新たな曲を知ったり、懐かしんでいただければ嬉しく思います。
【1.~20】
1.『Be Starters!/喜多村英梨』
まよチキ!OP。一曲目ならコレと決めていました。ブログを書くと決めた曲があり、その次に浮かんだ曲です。私はまよチキ!をアニメで知ったので、自然と作品の内容はこの曲とセットで覚えています。幼い頃に唯一見た深夜アニメということで今となっては特別感があります。当時はオープニング映像でサビ前にスバルの目に寄る場面と、サビ終わりにスバルが制服姿で揺れながら歩く姿が好きでした。
2.『Sign/内田彩』
五等分の花嫁ED2。映像がとてもよく、その上にミステリ感のある曲が合っていて好きでした。五等分の花嫁と言えば他の曲を挙げる方もいらっしゃると思いますが、自分はアニメから漫画を読んだ人間なので、この曲の印象が強いです。当然映画の主題歌には惹かれましたし、曲の好みで絞れば変わるかもしれません。でも映像と合わせると印象が濃かったので選びました。五姉妹それぞれ五枚の絵(五月は違いますが)と五姉妹の一枚絵をはさむ花やリボンやマニキュアやケーキやコップに入った水。そのどれもに意味を含んでいるように思わされる作りになっています。特にマニキュアは本編ではそこまで重要なアイテムとして描かれている訳ではないですが、すべてを読んだ後に見返すと左から二番目だけ変わらないのは二乃の心を示していたりと見どころがあるように思います。この映像と曲がなければ、自分はあの映画まで辿り着かなかったかもしれないという感慨も込めて選びました。
3. 『遥か彼方/ASIAN KUNG-FU GENERATION』
NARUTO OP2。小学生の頃、夏休みに再放送していた辺りのオープニングだったので、それはもう毎朝観ていました。休んでいたつけが回ってリコーダーを吹きにわざわざ登校しなければならない朝を奮い立たせる楽曲であった気がします。今思うと映像がかなりかっこよく、サビで各キャラが戦闘を行う演出が気に入っていました。
4.『ヴィヴァーチェ/北宇治カルテット』
響け! ユーフォニアムED2。初めにこのエンディング映像を見た時の感覚は今も覚えています。なかなか日頃気分が高揚することも無いと思いますが、この映像の後半で久美子が転んで紙吹雪が舞う場面を見たときはなんというか満足しました。厳密に言えばこの場面は久美子の声も動作の音もなくアニメーションに曲がのっている状態な訳ですが、だからこそ創造性を刺激される時間を体感しました。曲の盛り上がりに対して映像は序盤優雅な静けさを保っています。サビに入ると走り出す北宇治カルテットですが、意外とこの四人の関係って不思議な面もあると思っているので、それぞれが楽器をもって久美子と向かい合うカットは同じ吹奏楽部としての切り替えがされた上での結束にも見えるときがあります。このブログを載せるときはおそらくユーフォも三期が始まっている頃だと思います。最終章としてどのような曲と映像がくるのか楽しみにしています。
5.『 芽ぐみの雨/やなぎなぎ』
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている完OP。俺ガイルを最初に知ったのはカラオケで誰も曲を入れないときに自動で流れる映像でした。春擬きとともに流れたアニメ映像は今思うと夕日のような赤っぽい色が差していて、重要な言葉が次々と交わされた葛西臨海公園だったような気がします。あの頃はアニメを見る習慣もなく俺ガイルに関しても俺ガイルだ、なんてことは当然思わずいやにタイトルの長い作品もあるもんだな、くらいの薄い感想でした。それが数年を得てアニメや人との出会いもあり俺ガイルを少なからず知っていくわけですが、初めて俺ガイルでは原作を読んでから視聴したアニメ部分のオープニングが芽ぐみの雨でした。当初はまず「めでたし」が耳に残りました。いかにも比企谷が現状を認めないときに口にしそうな言葉だなと思っていましたが、今度は通しで聞くと二番の「結末は起こり得る最高にしてよ」があまりにも由比ヶ浜で、しかし「お願い」が部室の戸に手をかざす雪ノ下にも思えてきて、俺ガイルが見たいけれど時間が取れないときは次第にこの曲ばかり聞いていた時期がありました。私はどうしても奉仕部以外の面々に目がいってしまう傾向にありますが、少なくともこの曲を聴いているときだけだは奉仕部の三人が頭に浮かんではそれぞれは思っていることに視野を広げられる気がするので、今でもこの曲は好きで聞くときがあります。
6. 『Escape/XX:me』
ダーリン・イン・ザ・フランキスED5。この作品から書こうとしたときに迷わず「トリカゴ」を選んでいました。杉山さん楽曲です。単純に一番歌詞が好きでした。でも書き終えた時に、自分が「Escape」を選ばないなんて嘘が過ぎるなと考え直し変更しました。この曲のサビに向けて盛り上がる構成と、なにより少ない言葉数で感情だけぶつけてくる歌詞に惹かれない訳がなかったです。
7. 『Le jour/佐藤聡美』
失われた未来を求めてOP。二番の歌詞が大好きです。壮大な曲調は作品の内容からしてでしょう。アニメを観ただけだからでしょうが、支倉愛理の感情をもっとも見たかったと思った記憶があります。葛藤する表情がとても良い。アニメ一話の引きはいろいろ観た中でも結構好きな方でした。じっくり丁寧に見られたらかなり良作なのかもしれない。
8. 『Destin Histoire/yoshiki*lisa』
GOSICK‐ゴシック‐OP。初めて見た時から昔見たような気がするオープニング映像だったことを記憶しています。イラストがそう思わせるかもしれない。
9. 『小さな日々/flumpool』
かくしごとOP。一貫してなにかが起こったことだけは引っ張るが終始爽やかな気持ちにさせてくれる作品の色をつけていたのはこの曲ではないかと思います。もちろんエンディングもそうです。曲からうかぶ薄い青色が作品と絡んで私の中では思い出深い一曲なっています。
10. 『キラリフタリ/白石涼子』
夏のあらし!ED。白石さんの声が好きで、曲調も好きなので勿論選びました。アニメがシャフト製作ということで軽く見始めましたが、その内容は想像とかけ離れており目が離せませんでした。第二期からはオリジナルが多かったようで、漫画を購入してから今は途中で読むのを止めています。気軽に読めるものではなく、かといってどれほど心を入れたところでたかがいち読者でしかないのは百も承知ですが、扱っている題材に対しての意識を持たないと、と思っています。
11. 『きみにこの声が届きますように/谷本貴義』
金色のガッシュベルOP2。ガッシュは幼い頃の一時期にこって読んでいた漫画です。まだ家にコロコロコミックが置いてあった時代。片手に開いた漫画を手に「ザケル!!」とか迫真な声で言えていた時期。アニメは夕方放送していて、その時期はすぐに帰宅していました。カサブタは有名ですが、自分にとって印象が強いのはこちらの曲です。おそらく千年前の魔物あたりだと思います。ゲームボーイアドバンスのカセットはひたすらやりこんでいました。当時は好きな曲をビデオに録画して繰り返し再生していましたが、この曲はゲームでも頻繁にかかるからか、特にそのようなことをするまでもなくそらで口ずさめたと思います。私はテッドが大好きでした。あの呪文の乱戦のなかで身体強化と心の強さで魅せるキャラを好きにならない訳がないな、と今考えてもその理由が分かります。
12. 『STEP/ClariS』
ニセコイOP2。ニセコイは大人になってから視聴したので、中学生とかに見ていたら多分どはまりしていただろうなと感じることが多いです。千棘が好きだけれど、小野寺も好きです。このエンディングはまず映像が好きでした。作品の内容、一話分にありそうな展開のある序盤からどんどん進展し、最後三人のヒロインが明かりで順番に照らされる場面が好き。これは約束の相手は誰でしょうか、と視聴者に想像させるものでしょうが、同時に楽の目線で全員に魅力を感じ始めている状態を示唆しているとも思えます。他の部分も合わせてずっと綺麗にまとめているオープニング映像のように私の目には映りました。
13. 『Dream of Life/伊藤祥平』
バクマンOP2。作品の内容に絡めた夢を追う人の曲。バクマンは今見ると真城がかなり過激な行動力で笑うか引くかヒヤヒヤしてしまい純粋に憧れを持つとかそういった視点ではなかなか見れなくなってしまいました。それでも当時はたしかにその熱に感化された時期もあって、その熱を加速させる、また時間がたっても気持ちを再燃させるのに十分な熱をこの曲自体が持っているように思います。仕事場の鍵をもらった真城を見たおじいちゃんの「あれでいい」は結構好きで、その瞬間の訪れを知っている大人の反応として良いなと思います。
14. 『告白/Supercell』
ギルティクラウンED2。ダリフラ同様この作品から書こうとしたとき真っ先に書いたのはED1でした。聞いた後の切なさを含めればこちらでしたが、私は「告白」のサビ部分の映像がなぜかとても好きでした。序盤はいのりが手を引いて走っているからかもしれないし、背景の夕焼けが曲に合っているからかもしれない。いろいろそんな気がする要素はありますが、つまるところ「走れ」と歌うその声に魅了されただけのような気もします。
15. 『INNOCENCE/藍井エイル』
ソード・アート・オンラインOP。本作を一度も観たことはありません。なので例にもれず作品の話は一切できませんが、それでも曲は好きです。この曲はたまたま友人からの誘いで入店したお店で初めて耳にしました。流れていた曲が好みで歌詞を検索したところこの曲がヒットし、その日のうちにアルバムを購入した記憶があります。なぜかとてもMVで観た記憶があり、サビ前に目を見開くのをかっこいいな、と思っていた時期がありました。
16. 『One Day,One Dream/タッキー&翼』
犬夜叉OP5。犬夜叉は思い出の曲が多すぎて正直どれも選びたかったのですが、一番印象に強かったのでこの曲を選びました。曲単体と言うよりは曲を聴くと映像が浮かぶので好きです。私はサビで奈落の妖怪を犬夜叉が鉄砕牙で斬りながら駆け上がっていく場面が大好きで、月曜日の夜の楽しみにしていました。改めて犬夜叉を見るとかごめのギャルっぽさに驚き、またキャラとしての桔梗があまりに良く大人になっても楽しめています。
17. 『凪-nagi-/Ray』
凪のあすから(イメージソング)。『凪のあすから 電撃20周年祭 上映PV』の映像で流れている曲です。こちらはyou tubeに載った公式動画を是非見ていただきたい。本作をすでに見終えて好みだった方でも、またこの映像と曲から別に凪のあすからを想像できる余地があると私は感じています。また向井戸まなかの表情がずっと良いのでそういった意味でも強くお勧めします。映像中で語れる文字には中々すんなりと入り込むことができないないかもしれませんが、だからこそ一度その感覚を持って没入するときっと本作に惹かれてやまなくなります。曲からは陸から海への憧れを感じられます。海と大地のあいだで揺れる心と重ね合わせて聞くことで、よりこの作品に夢中になれるのかもしれないです。この曲とPVがあるから、私はいつも凪のあすからを身近に感じてしまいます。
18. 『17歳/ハルカトミユキ』
色づく世界の明日からOP。大好きな一曲です。作品も。作品の内容が個人的に好みだったこともありますが、アニメとしての描き方にまず惹かれました。色を題材にするなかで白黒から色鮮やかに視界を彩る一話目でグッと掴まれる方は多いと思います。私もそうでした。加えて最終回の花火の演出は、私の視界が色彩豊かになったのかと疑うほど思い出との繋げ方が素敵でした。この曲はオープニングですが、最後にはエンディングとしても流れます。それはこの曲自体が一生の希望を書いた歌詞だからです。ひとつ乗り越えたらまた困難が生じるのが人生ですが、その都度見出す光に向かって歩き出す。そんな思いが若々しさに満ちた表現でもって書かれているように私は感じました。だから始まりだし、終わりも次の始まりとして、流れる曲としてはふさわしいのかなと思います。Cメロのドラムが、歌詞の『消さないで』という諦めて欲しくない、捨てて欲しくない。という誰かに対する強い願いとリンクしているのがとても好きです。この曲をずっと聞ける日はそうないですが、たまに訪れる爽快感に包まれたその日を心のどこかで待っています。
19. 『不可思議のカルテ/花楓&かえでVer』
映画「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」主題歌。本作はテレビ放送をしていたアニメを観て少し気になってから原作を読みました。6,7巻はちょうど最初の映画あたりだったと思います。その部分も印象深い内容でしたが、私はその続きだった8巻が一番好きだなと思ったのを覚えています。だからこそこの部分がどう映像化されるのか気になっていました。私は花楓の行く末がより良いものであるようにと願っています。映画で彼女は自分の意思で進路を決断しました。私は必ずしも創作で現実の苦しみを描かなくてはならないと思ってはいませんが、それでもその部分に触れる以上キャラに対して誠実にあるべきだとも思っています。青ブタは梓川咲太が主人公ですが、彼の想いと同じくらい他のキャラの想いが強調される場面も多いように思います。そのなかで彼がどのように動き、相手の心をほどくのか。花楓の場合、もうひとりの彼女であるかえでと同じだけ花楓の存在の重要性を認め背中を押しました。そうした彼の動き、そして花楓とかえでの繋がりを一段と意識させてくれるエンディングだったように思います。ラスサビの花楓とかえでの声が二重で歌われる箇所は、映画の鑑賞後に思わず繰り返し聞いていました。どんな自分すら認めて相互に高めあい、それを近しい人間が理解してあげられるのだとしたら、それは夢物語かもしれませんがひとつの自己共存として理想の形なのかもしれないな、という感情を一段と思わせてれる特別エンディングだったように思います。
20. 『カラフル/沢井美空』
冴えない彼女の育て方ED1。深夜アニメをあまり視聴していない頃に、深夜アニメの好きなタイプの曲だ~、と思いました。冴えカノの視聴を連続で楽しめたのはこの曲がエンディングとして起用されていたことがかなり大きい理由だったかもしれません。
【21.~40】
21. 『After All ~綴る想い~/上原れな』
WHITE ALBUM2挿入歌。厳密に言えばゲームソングですが、私はアニメで初めて聞きました。WHITE ALBUM2についてはこちらのブログで多くを書いています。
正直この作品に関する曲はあれもこれも良いので選ぶのが難しかったのですが、やはりアニメから視聴するとこの曲に最も惹かれました。だから冬馬を好きにもなります。しかしあくまでアニメだけだと、なので…。他にも挙げたい例が後々出てくるかもしれません。
22. 『DAYS of DASH/鈴木このみ』
さくら荘のペットな彼女ED1。さくら荘ってたまに見たくなる時があります。このエンディングを自分はパワフルな曲をとして聞いていますが、その力に感化されたいときによく聞きます。
23. 『ラブソング/石見舞菜香』
多田くんは恋をしないED。サンボマスターの名曲をCoverしているようです。私は初めカバーと知らず聞いていました。なんだったら作品に合わせて声優さんが歌う様に作られていたのかと思ってました。なんといってもテレサが歌うのが良いです。この作品を今も好きなのは、この曲が最後にかかるからというのも理由としてきっとあります。
24. 『君へ /ZAQ』
中二病でも恋がしたい!挿入歌。正直タイトルで視聴を躊躇っていた時期もありました。私自身が中二病だったからです。でも今では観て良かったし、観ないでいたら中二病という時間をなかったことにしようとしていたかもしれないなあと思わなくもないです。私は作中だと二人好きで、そのうちの一人は丹生谷です。なかったことにしたけど結局根本的にはそちら側の思考を捨てきれないというのは分かる気がします。そんなめぐり逢いはそうないでしょうが、何気に一番運が良かったのは丹生谷なのかもなあと思います。この曲は六花の気持ちから聞くと想い入れが濃くなり選びました。ただもうひとりの好きなキャラである七宮の目線から聞くと六花たちを素直に見れないのでおススメしません……。
25.『約束の絆/妖夢討伐隊』
境界の彼方、挿入歌。作中屈指のギャグ回であるアニメ6話で誕生した名曲です。純粋に歌詞も曲も良く、出来が高いことすらギャグに昇華している稀有な名曲。とはいえ曲単体でも勿論よく、聞きたくなる時があります。驚くことに作中ではキャラ同士が友情を深める場面がこの曲の背景として終わっていきます。もはやそれすらギャグとして見てしまいます。冷静に考えて夢中にさせるアイドルソングの曲調でこの曲が上がってくるも不思議ですが、第6話なら不思議ではありません。後々の展開を好めば好むほどこの回の評価が自分の中で高まっていくのすら面白い。神曲という言葉を使ったことはありませんが、案外用いるならこういった曲に使うのかもしれません。
26. 『Alicemagic/Rita』
リトルバスターズ!ED。こちらもゲームソングです。私はアニメで初めて聞きました。この曲の爽快感たるや凄まじく、一時期聞きまくっていました。終盤までの作品の内容から歌詞を読むと切ない気分にさせるところを曲調で前向きな気持ちを抱かせるのは、まさしく結末に向けて動いたあのふたりと同じだなと感じます。あとは映像で全員が理樹を追い越していくなか三枝だけが彼の周りを一回転していくところが無性に好きです。それだけで三枝が表現されているように思います。
27. 『風の辿り着く場所/彩音』
Kanon ED。雪の積もった広場をただ走る映像にこれほど想いをのせられるのは内容が素晴らしいからですが、この曲も素晴らしい。荒くなる息を整えようと吸い込んだ冷えた空気の清々しさがそのまま心の清涼感に繋がるような、寒々しさを窮屈ではなく寧ろ開放的に思わせてくれる曲。冬になると聞きたくなります。
28. 『半永久的に愛してよ/堀江由衣』
ゴールデンタイムED2。加賀の愛情を凝縮させた曲。この歌詞書いたの凄いよなと聞くたびに思います。よほど作品を読み込むかその手の曲ばかり作っていないとなかなかこう割り切った詩って書けない気がします。最後の「なーんてね」とか特にそう思う訳ですが、作詞作曲が清竜人と知って納得しました。あの人なら全然書けそう。
29. 『オレンジ/逢坂大河、櫛枝実乃梨、川嶋亜美(釘宮理恵、堀江由衣、喜多村英梨)』
とらドラ!ED2。21話「どうしたって」の終わりを繰り返し視聴したのは私だけではないはずです。またオレンジと合わせてオープニングが「silky heart」になったのも川嶋から櫛枝へ「罪悪感はなくなった」の直後というこれ以上ないタイミングでした。私はとらドラ!を放送中に視聴した訳ではないですが、当時観ていたらずっと引きずっていたのではないかなと思います。でもそのときだと全員をこれからまた観たいとは考えられなかったかもしれないので、最近で良かったかもしれないなとも思います。大河や竜児はもちろん櫛枝や狩野もですが、私は結局、川嶋亜美に惹かれます。
30. 『センチメンタルクライシス/halca』
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ED。このエンディング映像が本当に好きで、アニメ視聴をするようになったきっかけがかぐや様だった私は、つまるところこの映像が今のきっかけなのではないかなと思います。序盤のかぐや様は内容からしてさっぱり毎回の話を終える印象がありますが、ラブコメの恋愛要素をずっと意識させてくれたのはこの曲の影響が私にとっては大きいです。終盤の花火大会でギャグを一旦頭から外しかぐやの目線から感動できたのもこの曲の力でしょう。大空と羽というのは分かりやすいですが最もかぐやが求めるものとして視聴していたこともあり、未だに映像込みでお気に入りです。
31. 『future/fripSide』
とある科学の超電磁砲OVA OP。この映像は公式でyoutubeに載っているので、その手の作りが好きな人は是非見て欲しいなと思います。その手というのは、懐かしさに感慨を抱きたくなるような見方が好きみたいなことです。超電磁砲を観たのはわりと最近ですが、当時に人気があったのが頷けるくらいには面白かったです。私は特に黒子が好きでした。そうして本編から好きなキャラまで出来たうえでこの映像と曲を視聴すると、彼女らが作り出す懐かしさをより観れるのかもしれません。
32. 『アザレア/nano.RIPE』
Citrus OP。私はこの作品かなり好きですが、正直内容に関してはアニメ部分だけだとよく分からなかったのでアニメを見た方は以降の原作も読むことをお勧めします。少なくとも私は丁度アニメ後の五巻を面白いと感じました。また谷口はるみが好きなキャラになったのもここからです。オープニング映像の後奏部分では、ゲームセンターの銃でお互いに銃口を向ける谷口とまつりのカットが好きです。またこの曲はサビの歌詞がすべて異なり特に一番初めと最後は呼応するように書かれています。最後の歌詞に垣間見える強さが、作中の柚子そのものだと思いました。
33. 『ティアドロップ/BOWL』
遊戯王GX OP3。実は遊戯王を真面目に見たことはありません。でもいつも朝か夕方にテレビの中で流れていました。たぶんこれは夜に放送していた時に流れていたと思います。ここに書くために調べるまでこの曲は絶対エンディングだと思っていました。私にとってはそういう曲です。とにかく歌詞が良い。誰がどの目線で語っている歌詞なのかいくつか捉えようがあると思いますが、寄り添おうとする態度からうまれる言葉は小学生の自分に刺さりました。
34. 『オレンジ/7!!』
四月は君の嘘ED2。私は特にオーケストラVerが好きです。言葉を使わず通じ合える関係を描くため、それが出来ない人は最後に言葉でしっかりと伝えたのだと、初めて見た時には気づきませんでした。どちらが良いとか悪いではなく、誰かと繋がっていくために必要な方法がさまざまな角度で表現されているのだと知ってからこの作品を本当に好きになれた気がします。どうしたってぬぐい切れない喪失感を、彼女と繋がれた音とともに引き連れて生きていく有馬を思うとこみ上げるものがあります。どうしたって見る側が誰かの気持ちになりきれることはないですが、この曲は少しでも彼らの感情に沿って自らの感情を揺さぶることができる曲なのかもしれません。
35. 『大好きなのに/Kylee』
絶園のテンペストOP2。私は分かりやすい歌詞が好きです。もちろん必ずしもそれだけで好きと思う訳ではないですが、この曲はその気持ちを再確認した曲でもありました。特にアニソンはどうしても作品の内容と絡めて視聴する癖があるので、分かりやすい歌詞ほど特定のキャラに重ねて勝手に想いを膨らませていきます。絶園のテンペストは途中で思いもよらぬ方向にキャラの好意が発展し驚いた記憶があります。でもそれは終盤の展開には重要な意味を持ち、観終わった後には一貫して書かれた内容に気づきました。そこでようやくこの曲に内容を絡め、この曲を好きになりました。同歌手ではほかに昔HEROMANのオープニングが好きだった記憶があります。
36. 『divine intervention/fhana』
ウィッチクラフトワークスOP。こちらもまだ作品は視聴していないです。ただオープニングは何度か視聴しており、曲から感じる世界観が好きだったので選びました。また未視聴で各キャラの個性も知らないからこそ、このシングルのジャケ写に映るキャラ二人の絵がかっこよく、想像が広がります。
37. 『Reason/Fonogenico』
xxxHOLiC ED1。作品が大好きだから、自然と聞く回数も多いです。「理由」というのは作品の内容に沿った一つの大きな主題でもありますが、そういった好きな理由を表してみた言葉より、たぶん漠然と好きなんだろうなと感情を文字にしたい曲だなと思うときがあります。それにも理由があるのだろうから結局は同じ話ですが、作品の内容に沿った言葉をそのあとに浴びる時間って本編を視聴するのと同じくらい私には没入を深めるのに好ましい時間となっているので、この曲は好きなんだろうなと思います。ホリックが好きだからこの曲も好きという話なのかもしれません。
38. 『ボタン/PENGUIN RESEARCH』
ReLIFE OP。本作が好きだから、好きな曲になっています。普段の生活で学生生活に戻りたいと思ったことは一度もないのですが、やり直すという点で今の意識のまま違う学校生活を送ることは魅力的に感じます。当然本作にのっとれば遊びに行くわけではないですが、その新しい学生生活でようやくあの時期の尊さを知ることができるというのは頷ける部分があります。私は冒頭の嘘飲み会が実体験としてあるような人間なので、仮にリライフしても海崎のようにはならないだろうな、とか想像することもありますが、そんな想像をして自分の人生を作品に重ね合わせ、キャラの良さや物語を再認識していくことが楽しくて仕方がないのだろうなとも思います。この曲はそういった作品との距離を身近に感じさせてくれるという意味で好きなのかもしれません。
39. 『ココロノカラ/Team.ねこかん[猫]featuring.天乙准花』
ココロコネクトED1。エンディングの入り方が良かった記憶があります。私はこの曲の映像がかなり好きでした。物語からそうなのでしょうが、伊織を軸として描かれていた気がします。彼女の内面を物語に落とし込むのは相当難しいと思いますが、私は真正面からそれを書こうとしたこと自体が凄いと思っています。でも踏み込んだ部分よりこのエンディングが起用された序盤が本作では好きでした。ちなみに原作だと7巻ユメランダムの桐山の身勝手な信頼が好きです。
40. 『君の思い描いた夢 集メル HEAVEN/GARNET CROW』
MÄR(メルヘヴン)OP1。昔にハマった作品の一つ。異世界物語を読んだことがないと数年前まで思っていたけれど、実はしっかりと読んでいました。しかも当時も異世界という場所で躍起するキャラに魅力を感じていたので、「異世界はあまり…」というそれまでの自分は嘘つきだったと言えます。漫画かアニメのどちらから見始めたのかもう覚えてはいませんが、アニメは日曜日唯一の楽しみだった記憶があります。このオープニングは始まった冒険劇で生じた困難を乗り越える起伏がそのまま曲になっているような印象を当時に抱きました。遠く離れた場所の高台に立つと聞きたくなる時があります。今思い出しましたが、この作品の影響で私の中のなにかが歪みました。その大半はドロシーとナナシのふたりのせいです。その辺りの話はろくなことにならないので、ここまでとしておきます。
【41.~60】
41. 『オーバー/riya』
CLANNAD第一期18話挿入歌。藤林杏が好きなので、自然とこの曲も好きです。爽やかな寂しさを感じられる曲はもれなく好きになってしまうところがあります。逆に藤林が好きな気持ちに拍車をかけたのはこの曲だったのかもしれません。この挿入歌以前にあった占いの場面で陰った藤林を観た後にこの曲を聴くと、なんと綺麗な落としどころなんだろうと思います。
42. 『セカイノナミダ/結城アイラ』
true tears ED。作品を観たのは大人になってからですが、放送中に見ていたかのような懐かしさを覚えるエンディングだなと思った記憶があります。私は湯浅が下駄を片方わざと脱ぐ一人芝居が大好きで、その場面だけでこのアニメを観て良かったなと思っています。この曲を聴くと懐かしさだけでなく切なさも感じますが、わずかながら前向きな気持ちになれます。それでも圧倒的に寂しさが募りますが、そんな部分も含めてお気に入りの曲のひとつです。
43.『ホウキ雲/RETHEM』
焼きたてジャパンOP1。この曲を聴くと火曜日の夜を思い出します。オープニングであったことは調べて書いた今知りました。絶対エンディングかと。とにかく前奏が好きで、この曲を聴くために当時は夕食の時間を調整していた記憶があります。実はこのアニソンブログを書くきっかけはこの曲です。歌ってみえる方々が公式チャンネルでこの曲を歌っている動画を去年あたりに載せており、それを聞いて自分が懐かしむためにブログを書きたいなと思いました。書くたびに自分がいくつもあったような不思議な気分になっています。
44. 『rise/安月名莉子』
やがて君になる挿入歌。曲が流れる場面が素晴らしかったです。私はアニメから本作を視聴しましたが、アニメで観ても漫画を読み終えてから見返しても曲が使われるポイントが良すぎて何度も観ました。初めに感情を伝えたのが七海であったため、ついつい彼女を軸として感情の出どころや変化をうかがってしまいますが、主題でもあった侑の感情をどう視聴者に伝えるか、アニメにおいてひとつの例としては間違いない選択だったのかなと思います。少なくとも私は音とアニメーションで伝わったと感じたのでそう思いました。
45.『トキノワ/パスピエ』
境界のRINNE ED1。この頃なぜか過剰に歩いており、土曜日ということもあって朝十時頃から夕方までひたすら外を歩いていました。二回目くらいからもう全然歩きたくなかったですが、仕方なく惰性で歩いていました。帰宅するとこの曲がちょうどかかっていたことから思い出の曲なっています。トキノワ=夕方という独自の体感的な連想が成っているという意味でまさしく私的アニソンといえるかもしれない。何度か早く家に着いて作品を観ていたこともあったが普通に面白かった。初見で高橋留美子だなと気づける作風でした。ヒロインがこれほどおっとりしているのも当時はあまり見たことがなく、好みだったかもしれないです。
46.『behind/夏目、森川、小宮』
Just Because! ED。正直最初に視聴したときはあまり記憶に残りませんでした。曲も話の内容も。でもたまたま買った原作を読んでからもう一度アニメを観たらめちゃくちゃ面白くて自分が単にアニメへの読解が出来ていなかったのだなと気づきました。そういった意味合いでこの作品もまたアニメを視聴する楽しさを知るきっかけとなった作品です。作品が好きになればエンディングに惹かれるのも当然でした。窓の向こうで夜に光が動く映像も今となっては好きだなと思います。
47. 『風が吹く街/ラックライフ』
文豪ストレイドッグスED2。作品を知らないときからラックライフが好きでした。だから本作に関する曲は作品を観る前から聞いていてどれも好みだなと思っていた記憶があります。歌手からアニメを観たのは本作くらいかもしれない。ラックライフをよく聞いていたのは分かりやすい歌詞でも感情が通じる曲が好みだった自分に合っていたからです。その理由から「名前を呼ぶよ」が好きでしたが、作品を観てからは「風が吹く街」をより好んで聞くようになりました。それはアニメでも特に黒の時代を観ていたからも知れません。歌詞は太宰を知ってから聞くと一段と想像が広がります。
48. 『PAPERMOON/Tommy heavenly6』
ソウルイーターOP2。この曲の雰囲気が無性に好きです。映像と合わさった質感に浮かぶ想像はひとつ物語を見終えたくらいの満足を得ます。路地裏をかっこいいとする認識はここから根付いたのだなと見返すたびに思い笑ってしまいます。当時から作品の世界観が好みで観ていましたが、今見ても一貫していて面白い。驚いたのは、この曲はオープニングとして起用される前に作中で挿入歌として使用されていたこと。あまりないと思います。
49. 『君に届け…/MAY’S』
君に届けED2。本作はずっと、名前は知っているけど内容は全く知らない作品として自分の中で有名でした。絶大な人気を誇っていたとも知っていたので興味はありましたが、放送中はあまり恋愛物を観たいという気持ちもなく先送りにしており、結局観たのはここ数年です。あとになって観たからかもしれませんが、むかし観なくて良かったなと思いました。自分が学生の時だったらこの作品を素敵だなとは思えなかったかもしれません。リライフとは違いますが、もう戻れない時期の輝きをはたから見て感動できるくらいの距離感である今だからこそ好きな作品でした。漫画も全巻購入しましたが、私は交際のあとがもっと好きです。いつもラブコメを見て思う「そこから」が描かれていました。このエンディングは漫画を読み終えてから聞いても合っていて、それはつまり本作に合った曲なのだなと思います。
50. 『空想ルンバ/大槻ケンヂと絶望少女達』
俗・さよなら絶望先生OP。この曲だけ聞いていたい時がありました。好きというか、寝る前も起きてからもこの曲だけが頭で鳴っていたので多分好きです。曲が追いかけてくるという体験をしたので選ばざるを得なかった気がしなくもない。
51. 『夜空/鈴木みのり』
恋する小惑星(アステロイド)ED。この作品の雰囲気が好きで年一で見返します。柔らかい雰囲気のなかで強い意志を感じられるこの曲は作品に合っているように私は感じたので、合わせて好きです。エンディングのラスサビで二人が手を取り合う場面があることで、アニメを観続けようと思った記憶があります。
52. 『いつかの、いくつかのきみとのせかい/fhana』
僕らはみんな河合荘OP。アニメにピッタリでした。宇佐と河合の二人ともを好きになれる作品だと思いますが、同じくらい他のキャラも好きになれる私にとっては稀有な作品です。終盤になればなるほど麻弓に幸せになって欲しいと思わなくもないです。聖地巡礼の帰り道に曲を聞きながら橋を歩いていた時期がありました。非常に楽しかったです。学生の時に見ていたらシェアハウスしたいとか言いだしかねないなと思いました。個人的には瀬戸愛美という麻弓の同級生が好きです。
53. 『ね、いっしょにかえろ/一里ぼっち』
ひとりぼっちの〇〇生活ED。歌っているのが本作の主人公なので、目的でもある友達づくりに目的が置かれた曲です。歌詞はキャラの気持ちがそのまま日記のように綴られたような言葉たち。それがいい。また私がこの曲を好きな一番の理由は音に対する言葉の当て方でした。一番は特にそうですが、音にあてるための文節の終わりかなと思います。
54. 『籠の中に鳥/ユアネス』
イエスタデイをうたってED。たとえばシティポップを聞きながらお洒落になったつもりで夜を歩く人がいる。私はこの曲をそのように聞く。感傷的になりたい気分のとき、散歩をしながら聞いて、ありもしない苦しみに悩もうとする。それがどういった心に対しての行為なのかはなんとなく想像がつくけれど、あまり健康的とは言えないだろう。しかし何度も繰り返す。それは心地よいからである。またどうしたって本作の内容もそのような行いをしたい衝動に拍車をかける。自分はこの曲から逃げられないので、今夜もまた散歩という名目で想像の世界に逃げてきます。
55. 『rebind/TRUE』
もののがたりED2。婚礼調度という側面が輝かしいくらい生かされたエンディング映像でした。それはある種の別れであり、また兵馬やぼたんの過去を思うともの悲しくなる気もちが曲の後半に組み込まれています。映像と曲が合わさって作品に溶け合う素敵なエンディングでした。私は本作をアニメで知って好きになったけれど、原作漫画の評価が高いらしく、そちらも今後読みたいと思っています。
56. 『生まれる願い/ウタ・アリィ』
フルーツバスケット挿入歌。本作はどのオープニングもエンディングも好きです。それは内容に合致しているからですが、そういった意味で選ぶのであれば、とこの曲をおススメしたいです。本田透と人間がどれほどあたたかい存在であったか、彼ら十二支の目線で聞きたくなります。また本作で素晴らしいのは透自身の前進も描かれたことだと思っています。片側からの目線で決まらないのは恋愛に限ったことではないですが、相手がそこにいなければ決められないかと言えば何事もそうではない。非現実的なのに迷い決断する過程にその遠さを感じられないところが魅力でした。
57. 『逆さまの蝶/SNoW』
地獄少女OP。歌詞を考えたくなります。気づくと意味が自分の中でぶれそうになります。水たまりに止まった蝶々が太陽に向かって羽ばたく様子は閻魔あいがなお期待してしまう人に宿った光への名残なのかもしれない。どれだけ狂気が跋扈するなかでも信じられるだけの明かりが人にはあるのだと思いたくなくとも無意識に読みとろうとしてしまう。そんなあるはずのない信頼をこの歌詞から得たくなる私の考えすら、愚かな感傷なのかもしれないなと思います。
58. 『迷星叫/MyGO!!!!!』
BanG Dream! It's MyGO!!!!! 12話挿入歌。本作はお薦めを受け視聴したところあまりに好みであったため二次創作まで書いてしまった経緯があります。燈の心はもちろん、愛音から目を離せず、そよを嫌いになれるはずもなく、一番知りたいのが立希で、明かされていない楽奈という感情アンプがいるバンドを好きにならないはずがありません。この曲は12話で演奏されました。その頃には一つの区切りを向かえていますが、区切りは区切りでしかなく、このまま平穏が続いていく保証もありません。その中で彼女たちがどう進んでいくのか、そんないち視聴者としての期待と、過去を連れてバラバラでも前進を選んだ彼女らの歩幅が合わさって、聞くたびにステージでの演奏を聴いたような高揚感を覚えます。
59. 『宵加減テトラゴン/コーロまちかど』
まちカドまぞく2丁目ED。この曲は何といっても作者が作詞を担当しています。正直言えば私はこれまでまちカドタンジェントが好きでした。2丁目で桃の笑顔に重なって流れた印象が強かったからです。しかし最近になって原作を最新刊まで読むと、この『宵加減テトラゴン』にはもの凄く意味ありげな文章が並んでいると思いました。詳しく語るとそれはもう考察になってしまいますが、アニメが好きだった人は是非原作を読んでからこの曲を聴いてほしいです。恐らく、この町で全員幸せに暮らしてくれ…!となることは間違いないです。私は原作を読んでから、この作品が急激に好きになっています。
60. 『境界の彼方/茅原実里』
境界の彼方OP。まだ京都アニメーションという法人の名称も知らなかった頃に初めて視聴しました。あまりに衝撃だったので何回も観たことは勿論、どこで作っているのかと調べた記憶があります。本編ではそこまで印象のない先生がオープニングだとめちゃくちゃかっこいいことで自分の中では有名です。曲は二番初めのピアノとサビが好きです。また曲で言うと映画未来編の主題歌も好みでした。
【61.~80】
61. 『Honey Honey/SEAMO feat AYUSE KOZUE』
xxxHOLiC継ED。一時期この曲を聞きながら夜中にずっと散歩をしていました。それは作品を見終えたあとのどうしようもない息切れを整えるためでもありましたが、なにより曲のファンシー加減にのまれていたかったからだと思います。歌詞の内容に関しては、実はあまりホリックらしくはないと読んでいます。でも想像力を働かせると四月一日と侑子のの想いを煮詰めた言葉を明るい素振りで歌った曲にも聞こえます。過解釈かもしれません。それでも当時の自分はそんな妄想でやるせない心を収めていたような気がします。この作品はこれからも観つづけるだろうなと、そんな風に思います。
62. 『Happy Birthday/杏子』
映画「名探偵コナン時計じかけの摩天楼」主題歌。この曲は歌詞が好きです。届かない言葉をもって想いを伝える詩は何度聞いても自分の好みを掴んでいます。きらびやかなネオン街が浮かぶ曲調がその詩をまた引き立たせています。
63. 『星が泳ぐ/マカロニえんぴつ』
サマータイムレンダOP1。面白いと評判をよく聞くからこそハードルばかりが高くなっていた作品でした。視聴すると高い評価に納得しました。面白い。私が特に好きなのは毎話の区切りです。あれだけ引きで見せ場を作れば自然と続きが見たくなります。そしてその続きで見始めるとかかるこのオープニングが毎度の没入に一役も二役もかっているような気がしました。
64. 『Lost Boy/SEAMO』
怪談レストランED。ひとつも内容を覚えていませんが、おそらく毎週見ていたはず。曲はなぜかよく覚えています。映像はほとんど曖昧ですが、終盤で波打ち際で横たわっているスーツの誰かがいたと思います。その様子とアニメ全体の雰囲気が絶妙にマッチしていたような。
65. 『マイペース/Sunset Swish』
BLEACH ED6。BLEACHは毎週テレビでかかっているけれどざっくりとしか視聴していませんでした。それは面白そうではあるけど興味を持った時にはだいぶ物語が進行していて始まりを知らなかったからだと思う。それでも曲はいろいろと覚えていて、特にこの曲は映像込みで記憶にも濃いです。改めて聞くと歌詞が非常に好みでした。当時は緩い曲だと思っていましたが、今は応援歌に近いような気もします。
66.『motto☆派手にね!/戸松遥』
かんなぎOP。気分でどのアニメを見ようか迷っているときでも、このオープニングを視聴すると自然と気持ちがかんなぎを見ようと思うくらいには作品に合っていました。もしもナギがアイドルになったらという映像のコンセプトも作品の内容を踏まえて作っていると考えられます。私は個人的に戸松遥さんの声が好きなので、もちろん主役のナギの声も好きです。なおさら歌唱との声の違いに毎度驚くのも楽しみのひとつでした。作品内では白亜が好きったのが懐かしい。
67. 『プリズム/池田綾子』
電脳コイルOP。放送していた時は作品が苦手でした。曲も聞くだけで心がざわついたことを覚えています。そうであったため昔はアニメもかかるとチャンネルを変えていた気がしますが、大人になって観たら好きな作品になっていました。特にこの曲も今では好きなアニソンの筆頭になっています。鬱屈とした心と覚めない頭の明け方に聴くと、膝から崩れ落ちそうになる錯覚にとらわれます。しかしその内容は前向きなもので、最後には活力にもつながるので不思議な曲です。
68.『カウンターアイデンティティ/UNISON SQUARE GARDEN』
ソウルイーターリピートショーOP1。これはソウルイーターが再放送されていた時期のオープニングです。自分が見ていたこの作品は再放送なのかどうかはもう記憶が曖昧になっていますが、この曲は映像とともに鮮明に覚えています。当時は夜の遊園地とソウルイーターという組み合わせが大好きで、わざわざビデオに録画していました。
69. 『ノーザンライツ/HOW MERRY MARRY』
ソウルイーターリピートショーED2。上記と同じくこちらも曲が好きで毎週録画をしていました。当時から分かりやすい歌詞とメロディだと思っていましたが、同時にこの曲はこれから時間が経っても覚えているだろうなという予感がありました。案の定いまでも曲は正確に覚えています。
70. 『少年よ我に帰れ/やくしまるえつこ』
輪るピングドラムOP2。作品の内容については是非私のフォロワーさんのブログを参照していただきたいです。後半からは自分で想いを深めるのには膨大な情報力があるようにも思えるのでなかなか視聴が進まなかった人が私以外にもいるかもしれない。でも観ていると漠然と、素敵な話であったと思う人もいるかもしれない。言葉にしなければならない状況や人も当然いると思います。でもそれを表現できなくとも、気持ちのまま自身に留めておくことが私は大切だと思います。忘れてはならないし、縛られて全員の身動きが取れなくなってはいけないのだと思う。曲については言わずもがな素敵で、もしかしたら本作を知らなくても曲は知っているという人も大勢いるかもしれないです。私は「鈍行列車 じゃtoo late」という歌詞が大好き。
71. 『ここから、ここから/玉木マリ、小淵沢報瀬、三宅日向、白石結月』
宇宙よりも遠い場所ED。この曲を聴くと無性に夕方を連想します。それは自分が本作を視聴していた時間帯に夕方が多かったからなのか、曲調がそうさせるのかは分からない。このアニメで自分が一番印象に残っているのは友達誓約書です。結月の心からしてとても重大な内容だと私は考えています。なによりその場で玉木が涙を流すという一連の流れが観ていて辛かったです。どちらもお互いの心がちゃんと理解できないからこそ流れた時間ですが、相互に友人だと思っているからこそ起こってしまう出来事でもあったように思います。この時の白石の表情を私はずっと覚えていることでしょう。四者それぞれの幕開けとしての物語にこの曲が存在しているのは心強い。ラスサビが特に好きでした。
72. 『〇あげよう/NO PLAN』
映画「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ夕陽のカスカベボーイズ」主題歌。私は人生で声が出なくなるほど笑った経験が一度だけあります。それは幼少期に見た、内村プロデュースというバラエティ番組です。笑ったのはそのなかで、露天風呂でだるまさんがころんだをするというような内容の企画でした。今思い出せる範囲の記憶でもあまりにバカバカしい状態になっていましたが、大の大人が全力でふざけるとこんなに面白いのかと感動すらしました。曲は、そんなバラエティ番組に出演していたお笑い芸人によるユニットが歌唱しています。聞いたことがある方は分かると思いますが、明らかに子供目線の歌詞ではないです。大人が、あんなことあったよなー、と過去を笑い話として消化しながら自分を肯定していく明るい曲。お笑い芸人という仕事をしている方々がこのような歌を歌っていること自体にむかしは感動した記憶があります。自分が働くようになって、なおさら仕事としてそのようなことをしている人たちが歌う歌詞として良いなと思ったので選びました。
73. 『NO,Thank You!/放課後ティータイム』
けいおん!!ED2。当時、意味わからないくらい聞いていました。もっと意味が分からないのは、自分がけいおんを観たのは割とここ数年であることです。というのも放送当時は同級生が好きなアニメという情報で名前を知っている程度だったからです。曲は音楽番組のオリコンランキングで幾つかサビだけ知っていた程度でした。初めてちゃんと映像付きで観たのがこのエンディングで、それからずっとこの曲が好きです。フードや手袋、バンドというものに憧れ後に影響を与えるきっかけだったかもしれません。同じような理由で一期のエンディング「Don’t say lazy」もどれだけ聞いて映像も見たか分かりません。なんであんなに見たんだろうと純粋に思うほど夢中になっていた記憶があります。内容は観ていないのに、けいおん!は幼い青春の象徴になっているなと今は感じます。なんかあの頃楽しかった。
74. 『青春のリバーブ/田中望、菊池茜、鷺宮しおり』
女子高生の無駄づかいED。内容からは想像できない透き通った青春を思わせるエンディング。初めて聞いた時はここからドラマチックな物語になってしまうのかと思った曲だけど、決してそんなことはなく安心して視聴していました。しかし内容から想像できないからと言ってかけ離れている訳でもないです。この曲は、バカバカしい高校生活を送る当事者からよりも、その時間を振りかえることができる大人が過去を思い起こすよう曲のような気がします。余談ですが、台詞のないコマを多用してしらけた空気を演出する漫画をとても気に入っています。
75. 『カラフル/ClariS』
劇場版「魔法少女まどか☆マギカ-叛逆の物語」主題歌。私はこの作品を観ていないです。しかし曲はかなり聞いています。というのもたまたま聞いたこの曲が特定の感情、それは強い衝動や開放や願った悲劇への憎悪やらなにやら、自分が想像で活用した感情を思い起こさせるのにこれ以上ないほど役立てたい曲だったからです。曲で想像をしすぎて勝手に満足しているのでいまだに本作の視聴まで辿り着いていません。しかし私の想像なんかより遥かに面白い世界がそこにはあるはずなので、いつかは観なければいけないとも感じています。
76. 『僕たちはひとつの光/μ's』
映画「ラブライブ!The School Idol Movie」主題歌。放送中は同級生がアプリにはまっている作品程度の認識しかありませんでした。でもなぜかスノハレは知っていました。良い曲だなあと思っていたまま時は過ぎ、アニメを多く見るようになった今ならと思い出したようにラブライブを視聴した記憶があります。第三話あたりからぼんやり見続けて、気づくと初めから映画まで一気に視聴していました。この曲は映画のエンドロールで流れますが、物語の終わりにこれほどふさわしい曲もなかなかないのではないかと感じました。映像ではもう着ないであろう努力の証である練習着を映しているのが素敵でした。なにげに、やり遂げたという言葉をこれほど自信を持って言える主人公というのは凄いと思う。
77. 『花のように/Anna』
「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」ED。こちらも誠に申し訳ないですが本作は視聴していません。ただ、柔らかく多幸感に包まれたような曲の聞き心地が大好きであったため、選択しました。また同歌手によるアンデットガール・マーダーファルスED「reversal」も非常に良いです。
78. 『面影ワープ/nano.RIPE』
花咲くいろはOP2。良い。全力で過ごした時間の懐かしさを呼び起こす。そんな時間がなくてもあったような気さえしてくる。がむしゃらに走る尾花が、座りながら電車の窓越しに流れる外を見つめる映像にはそんな気分にさせる作用があります。曲がよりいっそう過去の時間への想いを育てていく。そんな曲だから、時間が経ってもたまに聞きたくなるのだと思います。
79. 『Season/瀧川ありさ』
七つの大罪ED2。作品は全く見たことがありません。夕方に放送していたら流れた曲を未だに覚えていたので選びました。作品に対してのどういう曲だったかもわかりませんが、とにかくメロディも声も好きでした。惜しむらくはその好きな曲調と(自分にとって)相性の悪い日曜日が重なっていたため、聞くと同時に翌日への憂鬱を思い出してしまうことです。でも曲は良い…。
80. 『Secret of my heart/倉木麻衣』
コナンED9。蘭の感情や苦しみを存分に堪能できる命懸けの復活シリーズ(188~193話)にこの楽曲をあてたのを素敵だなとずっと思い続けています。健気な一面や待つことしかできないながらに抗おうとする蘭の姿勢って、実はかなり好きなヒロイン像かもしれない。前から好きな作品だったけれど、そんなことは最近になって気づきました。昔の話が好きという言葉はよく聞くけれど、自分としてはここからの蘭の動きにぜひとも注目したいです。
【81.~100】
81.『輝いた/シギ』
銀魂ED12。神威や月詠が初登場した吉原炎上編で流れたエンディングです。まず私は小学生の頃、この吉原炎上編が異常に好きでした。吉原という触れたことのない世界のなかでそれまで見ていた万事屋が化け物レベルの強敵に立ち向かってゆく物語に魅了されないはずがありません。絶望の中で見える光に縋る心の在り方は吉原炎上編がそのまま曲にされているようで、だから私はこの曲が好きでした。今思うとこれは神楽の心にかなり寄せているのではないかと思うこともあります。またエンディングの映像では銀時が夜をバイクで走っている姿も印象に残っています。暗闇の明けた先に新八や神楽が立ち銀時が笑う場面は、彼らの在り方として私は好きでした。そうした理由でこの曲は銀魂の一部として思い出になっています。また思い出とは別に、この曲の二番のサビには以後何回か救われている時期もあり、自分の心が落ちていると自覚的になれないからこそ苦しい時に聞くと昔の思い出と結びついて日々を過ごしやすくなったこともあったので、特別な曲ともいえるかもしれません。
82.『キヲク/The Sketchbook』
SKET DANCE25話ED。当時漫画を読んでいた頃からスイッチの過去を忘れられません。昔はことの顛末に衝撃を受けました。今はそれもありつつ、スイッチが経験した二度の別れについて思いがとどまります。どちらも会えない人という意味合いで別れですが、二度と会えない、と双方の気持ちをもってもう会えないはかなり意味が変わってくると思います。この曲は彼が声を失う過去を、他の誰でもないスイッチ自身が身をとして嘆く時間のすべてをうたっています。だから私はこの曲にずっと惹かれていました。また声を取り戻すのにはボッスンが深く関わってくるわけですが、彼という強烈な光に当てられ続けようやく踏み出したスイッチを大人になって思うと、またSUKETDANCEを読みたくなってきます。
83.『-OZON-/Vistlip』
遊戯王5D‘s ED3。例のごとく遊戯王という作品自体はあまり視聴していなかったですが、毎週流れていたのでどの曲も聞いていました。その中で当時惹かれたのがこの曲です。曲調が頭に入ってきやすいのもですが、歌詞の高い粘度が当時の自分の好みに合っていたような気がします。天の川に由来した語彙を用いた詩も昔聞くと耳心地のよい言葉ばかりに思いました。大人になってこの曲がかなり人気があったことを知りました。感じることは同じなのかもしれません。
84. 『ごめんね、私。/土岐麻子』
FAIRY TAIL ED3。FAIRY TAILからこの曲を連想する人はもしかしたらあまり多くないかもしれません。私は非常に好きな曲でした。それは作品内で一番好きなキャラがエルザであることにも関連しています。内容を知っている方はエルザの過去をご存じかと思いますが、彼女は昔過酷な経験をしており、それ故にこの頃はまだ今と言う時間を楽しむことに躊躇いがありました。彼女はそのなかで得た仲間を置き去りに一人外へ出たのです。当然エルザの本意ではなく暗躍する存在のせいで起こった出来事ではあったのですが、彼女はずっと裏切った罪悪感を抱えていました。楽園の塔編ではその辺りが描かれるのですが、最終的にエルザは自らの犠牲をもってギルドの仲間を助けようとします。それは自己犠牲をもって仲間を救う機会を待っていたかのような行動でしたが、ナツのおかげで自らも生きることが仲間のためであると気づきます。前置きが長くなりましたが、「ごめんね、私。」という曲は、エルザが自分を愛せるようになるまでの一過程を物語っているように当時の私は思いました。これまで傷つけてばかりいて悪かった、とエルザが自分自身に言っているのだとしたら、こんな素晴らしいエンディングはないでしょう。
85. 『バイバイ/7!!』
君と僕OP1。作品の内容は曖昧ですが、曲は当時から聞き続けています。幼い自分にはマイナス一度の雨という歌詞がとても印象的でした。すべて氷になる温度で降ってくる空の心持ちとは一体どれほど冷え切っているのだろうと帰り道によく考えていた気がします。出逢いを喜んでいる歌詞なのに、どこか出逢いすら別れの序章でしかない、と思わせる窮屈さを残したまま、新しく踏み出す想像ができた思い出深い一曲です。
86. 『88/LM.C』
家庭教師ヒットマンREBORN! OP4。当時、土曜日の朝に放送していた記憶があります。正直この頃は漫画も買う様になりアニメは録画してたまに見る程度だったのですが、この曲がオープニングになった未来編の序盤辺りは毎週早起きしていました。早いと言ってもたしか十時くらいでしたが、当時の私は昼過ぎまで意地でも起きない子どもだったので、ハマっていたんだろうなと思います。歌詞をノートに書いたり、また作品の内容から炎や手袋やリングをかっこいいと認識したり、自分だけしか読めない文字を作ったりと黒歴史を増産させたREBORNではありますが、それらも含めて悪くはなかったなと思います。このオープニング映像ではたしかサビで戦うのが獄寺と山本で、最後にはツナが仲間の面影を想いリングに火を灯す姿の映像が作られていました。ボスや守護者といった当時はよくわかっていないのに漠然と感じたかっこよさを凝縮させた映像に重なる「忘れはしないだろう」と歌われるオープニングがまるごと好きでした。
87. 『無伴奏/edda』
魔法使いの嫁SEASON2 ED。大人になって観たアニメ主題歌のなかで一番衝撃を受けた曲でした。フルで聞くと一番、二番、ラスサビに向けて音がだんだん増えていくわけですが、その構成を日中聞いていた日もありました。初めて聞いたのはアニメPVです。PVでは作中のセリフもいくつか抜粋されていますが、その台詞が曲にのると絶妙に感情をざわつかせてくれる自分にとっては傑作のPVでした。SEASON2のPVのなかでも3rd Trailerで検索すると視聴できます。
88. 『iris~しあわせの箱~/Salyu』
「レイトン教授と悪魔の箱」主題歌。これはDSソフトだったのでゲームソングです。このシリーズはこの一作にはまりました。たしかDSを買ったのもこのソフトが欲しかったからです。この作品には嘘みたいな思い出がひとつあります。ゲームは基本的に謎を解いていくことでストーリーを進めます。つまり物語の最後を知りたければ最後の謎を解くしかありません。しかし私は最後の謎が全く解けませんでした。先に答えを言うと、たしか最後の謎はキャラを動かしマイクに息を吹きかけることが正解でした。なぜ私が解けなかったというと、私はそもそもDSにマイク機能があることを知らなかったのです。もちろん説明書を読んでいない私が悪いのですが、そうであるから謎が一向に解けず意気消沈していました。しかしその時は突然訪れます。もう諦めようとした私は、落胆の気持ちからため息をついたのです。その瞬間、画面内のキャラが震えだし、謎が解決したことになり、ボイス付き映像で物語が進み、エンドロールにこの曲が流れたのです。またそれが夜中だったので、元々のゲームの幻想的な空気感もあり、曲のメロディごと忘れられない記憶となっています。
89. 『まどろみの約束/千反田える、伊原摩耶花(佐藤聡美、茅野愛衣)』
氷菓ED1。伊原の声が好きという非常に個人的な好みが選択に大きく影響を与えていますが、それを除いても好きな曲であることに変わりはありません。歌詞の内容は作品の内容に直接は関係していないように思われますが、伊原の恋心と捉えられなくもないです。ただむしろ恋愛ソングというよりはこれから恋と呼べる気持ちになるかもしれない期待の心を持った人間が夢みがちになっている状態とも思えます。或いは幅を広げてキャラたちが無意識に待ち望んでいる誰かとの出逢いがまどろみの中言葉になって夢を彷徨っているとも思えます。どう捉えるかは自由としても古典部シリーズのキャラたちを想うと想像性が豊かになります。
90. 『God knows…/涼宮ハルヒ(平野綾)』
涼宮ハルヒの憂鬱 劇中歌。私のこの曲に対する感覚やらなにやらは別ブログに書いたので是非そちらを読んでいただきたいです。
この曲に魅了されて、様々な形でアニメや創作にはまる人は多かったのだと思います。私も、その例の一人なのかもしれない。
91. 『君がいない夏/DEEN』
名探偵コナンED4。この曲がエンディングとして流れるコナンを見たのは恐らく夏休み中に放送された再放送でした。キッドとコナンの対決は当時観ていても心躍るものでしたが、なかでもエンディング映像で広がる草原とコナンや蘭は記憶に濃いです。こればかりは最もらしい理由を書きようがないですが、麦わら帽子を渡す場面はとても好きです。そもそも名探偵コナンという作品を当時どう見ていたか思い返してみても、そんなに真剣に考えては視聴していなかったはず。だからきっとこのエンディング映像が好きなこと、曲が好きなこと、そして今はコナンが好きであることにさして繋がりはないように思われます。子ども頃に無性に惹かれた草原と麦わら帽子、メロディが好きだっただけでなく「鮮やかすぎる」「もう戻れない」といった私の感性の中心を射抜いた歌詞、それらが合わさった素敵なエンディングが心に根付いているからこそ、私は今もコナンが好きなのかもしれないです。
92. 『心絵/ロードオブメジャー』
メジャーOP1。同世代の人に聞く懐かしいアニソンに絶対入っているのではないかと思われるほど大人気曲です。私も例にもれず好きでした。野球の経験の有無にかかわらずこのアニメは多くの人が視聴していたように思います。当時は幼稚園の先生を、誰しもが好きになったのではないでしょうか。そういうことにしておきます。基本ずっと重たい現実と向き合う場面ばかりを覚えており、野球というよりはヒューマンストーリーといった印象が強いです。人生を描いているのでそれで間違いはないのかもしれません。いつか改めてもう一度視聴したい作品の一つです。
93. 『小さきもの/林明日香』
劇場版「ポケットモンスターアドバンスジェネレーション七夜の願い星ジラーチ」主題歌。映画を観た時からずっと自分の胸の中に名曲として刻まれています。それは思い出補正なのかもしれません。しかしなにか曲に対して正当な評価をするべき場であるならいざ知らず、自分の好みを選択する場であるなら選ぼうと決めました。補正は私が昔に感じた感情の記憶の証なので、好みに反映される思い出補正を私は好きだったりします。この映画でフライゴンやアブソルを必死にゲームで育てていたのも懐かしい。ウィッシュメーカーに似たアクセサリーをつけもしないのに買った記憶もあります。目の前がそれだけで過ごした日々だったかもしれません。映画ポケモン楽曲では他に「ポストに声を投げ入れて」や「ひとりぼっちじゃない」をよく聞いていました。
94. 『終わらない詩/日笠陽子』
映画「ハル」主題歌。この曲については映画本編のネタバレを多く含むのでまず観ていただきたいところですが、率直に言うと僕の好みはこの映画に凝縮されています。それは面白いとかお薦めと言う意味ではなく、ただ事実として好みの塊がこの映画でした。偽って相手を救おうとする態度の掛け合いによって自身が救われる立場の映画の内容に、この曲はこれでもかというほど合っています。この曲が含まれているアルバムについて日笠さんのインタビューを読むと、どうやら曲自体は映画とは別に出来ていて、それをハルの監督が聞いて主題歌に決まったようです。歌詞まではどうか分かりませんが、少なくとも曲自体も非常に映画の内容に合っていたので驚きました。歌詞もまた私の好みそのもので、愛をもった二人の生き方に離別が起こってようやく二人の関係が始まるのでは、そうでない時間はすべて嘘なのでは、その嘘に縋って生きていく時間は、じゃあ、というような考えを私は持っており、これ以上書くと延々と書いてしまいそうなのでここで終わります。とにかく曲は映画に合っているので、できれば映画も観ていただきたいなと思います。
95. 『Singing!/放課後ティータイム』
劇場版けいおんエンディング。けいおん楽曲で一番聞いたのは「NO,Thank You!」ですが、一番好きなのはこの曲でした。上記でも書いたとおりちゃんとアニメを観たのはここ数年です。でも公開された映画は、何故かあまり話したことのない同級生五人で観に行きました。私にとっての初けいおんは映画です。内容に感動もしましたが、一つの時間を終えた彼女たちのあとに流れたこの曲に当時の自分は衝撃を受けたのを覚えています。あれからちゃんとアニメを視聴した今になっても、この曲を聴くと映画館で受けたその衝撃を思い出すようで鳥肌が立つのに近い感情になれます。けいおんの映像が「Singing!」という曲で幕を閉じたことを考えるだけで何もしていないのに満足して終える一日がありました。
96. 『君の知らない物語/supercell』
化物語ED。なにをきっかけとして聞いたかもう覚えていないですが、なぜか前から好きでした。調べると時期的に放送しているあたりの頃にはもう知っているので、テレビで観たのかもしれません。私は未だに本作を視聴できていないのにこのアニソンが良いとしているので、内容を観てしまったらこの曲の良さがこれ以上自分の中で跳ね上がるのか、と興味と期待で胸を踊らせています。
97.『勿忘草/ピコ』
テガミバチREVERSE ED1。四大私的アニソンの一曲目。四大私的アニソンとは今適当につけた名前で深い意味はないです。昔聞いていた時間の記憶が特に濃い四曲を一応挙げるつもりです。まよチキ!を唯一視聴していた深夜アニメと書きましたが、思い起こせばこのテガミバチも深夜アニメでした。私の地域では土曜日の夜中に放送していて、この曲を聞きながら流れるエンディング映像と、テガミバチの放送が終わった後の謎の音楽番組と、小学生でも地元限定だと一目で分かる知らない人が大勢コスプレのような衣装で踊る原色の濃い絵面のCMを毎週見るのが好きでした。子どもの私にとってそれらはつながりのあるテーマパークを眺めているような気分でした。夜という時間へ自然に興味をもつようになったのはこの作品がきっかけだったかもしれません。今でこそ夜中であっても自由に散歩はできますが、子どもの私にとって夜中の外は未知の世界でした。だからこそテガミバチは自分の代わりに夜を冒険してくれるありがたい存在だったのかも。家に居ながらも夜を意識づける音楽番組やCMでゆっくりと日常に戻る週末に限った気分の小旅行は楽しく、そのテーマソングのような位置づけとして同じくオープニングの「小さな魔法」も好きでした。あえてEDを選んだのは、「巡りあえたことで」という曲のサビが未だに脳裏をかすめる瞬間があるからです。そして「こんな夢を見た」と続くこの歌詞はテガミバチのキャラへと容易にあてはめることが出来ます。しかし当時の自分は学校があまりに嫌ながら特定の人に希望を持っていたりもして、そういった心に自然と結びついたからこそこの曲が今でも好きなのだと思います。
98.『あの日タイムマシン/LONG SHOT PARTY』
続 夏目友人帳OP。四大私的アニソンの二曲目。本作は私にとって現代と過去を繋ぐアニメとして貴重な存在となっています。小学生の頃に途中まで、大人になってから始めから最新まで、ずっと見るたびにこういった話作りに憧れを抱きます。特に昔はこの曲と映像が大好きでした。大人になってから「左回りの時計」という歌詞が昔から好きだった自分の好みが統一されていると感じて嬉しくもなりました。私は事実としての自分の過去ではなく、端から戻れない時間としての個人の過去に思いを巡らせるのが好きです。そんな自分はきっと未来でもこの曲が好きだと思います。
99. 『メビウス/Janne Da Arc』
化妖門OP1。四大私的アニソンの三曲目。幼少期の記憶がやたらと濃い瞬間がある。誰にでもあるだろうその瞬間の中のひとつに、私は「化妖門を視聴している自分」がある。どれくらい濃いかといえば、週初めに学校で催されたイベントにゲスト出演した男性二人組シャボン玉パフォーマーと放課後にすれ違った廊下で握手を交わした際に彼らのうちのひとりが私に向けた疲労した笑みを心に引っかけた日の夜に化妖門が放送していたことを覚えているくらいに濃い。どうでもいい内容をつらつら書くのはアニメの内容は覚えていないからなのだが、オープニングでキャラが交互に出てくる様を好きになったのはここがきっかけだし、後々ヴィジュアル系にハマる瞬間があるのもこの曲がきっかけだったかもしれない。
100. 『BLAZE/キンヤ』
ツバサクロニクルOP1。四大私的アニソン、ラスト四曲目。曲が聞きたくて夕方にはNHKを流し、番組をビデオに録画していました。当時はこの曲を聴きたいがために貴重な週末の休みでさえ早く夕方が来ないかと楽しみにしていました。改めて聞くと極めて自分好みだなと感じます。内容も当時好きだった記憶がありますが、改めて視聴すると今の方が好きだと思えるかもしれないです。CLAMP作品内におけるキャラの存在はこれからも頭にとどまり続けると思います。
【+α】
101.『流星のち晴れ/古橋文乃(CV.白石晴香)』
本作品を好きなのは古橋文乃がいたからですが、彼女自身をより好きになったのはこのキャラソンを聞いたからかもしれません。少しでも古橋文乃に惹かれた方は聞くことをオススメいたします。アニメDVDを購入すれば聞けますので……。公式サイトでは試聴ができるようです。
https://boku-ben.com/bddvd/2nd/
102.『届かない恋/霞ヶ丘詩羽(CV.茅野愛衣)』
別ブログでも紹介した、冴えカノキャラによるWHITEALBUM2楽曲のカバーです。とにかく良いのでもう聞いてください。冴えカノかWHITEALBUM2が好きな人は勿論のこと、どちらを知らなくともどちらにも興味を持つ可能性があります。そうなればきっとあなたも良いという意味が分かると思います。
103.『優しい嘘/小木曽雪菜(CV.米澤円)』
WHITEALBUM2 closing chapterエンディングテーマ、のメインキャラによるカバー。本作品には各楽曲でカバーが多く存在しますが、このバージョンは冬馬派と言わないとWHITEALBUM2に向き合えない私がそれでも小木曽を考えてしまうカバーです。特に二番のサビは聞いてしまうと冬馬派ですとか安易に言えなくなってしまいます。言わなければいいのですが、しかしafter allの冬馬カバーを聴くと今度は…となるので、曲のカバーがある以上、自分の頭から今後彼女らが消えることはないのだなと今思いました。創作にどっぷり浸かりたい人には本作とその楽曲をおススメいたします。
104.『Love marginal/小泉花陽(CV.久保ユリカ)』
小泉というキャラのカバーアルバムを新しいのから順に聞くと、このカバーが収録されているアルバムは歌い方が違います。発売されたのが初期のようで、キャラとしての歌い方がのちに変わったのかもしれません。当然どちらも考えぬかれた末の結果なのであとは好みかと思いますが、この楽曲に関してはこの歌い方がとても良かったです。普段のキャラからは想像できないかっこよさを演出できるというのはライブを行えるキャラなら別の魅力として活きるとも思います。本作を知っているけれどキャラ別で楽曲は聞いたことないという人は全員分聞くことをおススメいたします。
105.『知らない世界/堀京子(CV.瀬戸麻沙美)』
堀さんと宮村くんOVA第3話主題歌。こちらはホリミヤの原作となったWeb漫画が映像化した三作品目のエンディングとなっている楽曲です。歌唱している瀬戸さんはこちらの堀京子の声優を担当されています。私はホリミヤを青春の甘さも苦さも凝縮させた作品と捉えており、堀さんと宮村くんはもう少し緩やかな青春を過ごしている作品という印象があります。かといって後者が苦くない訳では決してなく、寧ろ緩やかな日常のなかに潜む誰かの感情が見えた時に人は苦しくなるのだとも思います。瀬戸さんの堀京子は声が柔らかく、私は好きです。「知らない日常」はそんな堀さんの、或いは各キャラの迷いや戸惑いや想いといった感情が声になったような曲として私は聞いています。それらがサビで切ないメロディにのることで、私が思う「堀さんと宮村くん」に限りなく沿った大好きな一曲となっています。
106.『あれから/(絶望少女達2020)』
大人になってこんな曲出されたら、そりゃあずるい。この曲しか聞けないときがある。反対に、聞けない時もある。いつか平然と聞いて笑えて良い曲だよな~と言える日がくることを願える素晴らしい楽曲です。製作してくれてありがとう…。
【最後に】
ブログを書いている時間ずっと楽しかったです。過去を振り返る時間で今が過ぎ去っていくことに罪悪感を覚える時期もありましたが、思い出補正や記憶を好きな自分の一部として捉えようと、最近はむしろ積極的に昔と対面しています。それまで一体どこに閉まっていたんだと思うような懐かしい記憶を思い出すと不思議な気持ちにもなりますが、こうしていくつもの自分と共存していくことが今を過ごすことなのかもしれないな、とも感じました。
これからも好きな曲に頼って、日々を過ごしていきたいと思います。
ここまで長いことお読みくださった方、ありがとうございました。
知らない曲を探したり懐かしんでもらえれば嬉しいです!