見出し画像

「自分という壁〜自分の心に振り回されない29の方法〜」を読んで

今回はこの本の感想です。


「自分という壁〜自分の心に振り回されない29の方法〜」

イラストのネコが可愛い

著者は、愛知県のお寺の住職を務めていらっしゃる大愚元勝さんです。

YouTubeなどで日々お悩み相談をされています。

そんなありがたい本の中から心に刺さった言葉と共に、私の感想をまとめていきたいと思います。


最初に、私は自分の心に振り回されやすいです。

最近よく聞くHSPというものに当てはまるのか、発達障害に当てはまるのか…。

自分でも不思議に思うくらいに、ちょっとしたことで心が乱れます。

本屋さんでこの本の表紙を見た瞬間、「読もう」とすぐに手を伸ばして購入しました。

そして、すぐにカフェで読み始めました。

とても分かりやすく、そしてタメになる言葉の数々…。
中には胸に強く刺さる言葉が沢山ありました。



この投稿を見て面白いと思ったら、是非買ってみてください。

きっとあなたの心に刺さる言葉があるはずです…。








「自分が嫌い」という人ほど自分が大好き

→「大好きで最も大切にされるべき自分」を認めてもらえないことの裏返し

 「私の思い通りにならないこと」に反発する強烈な自我によって自分を苦しめている
 
 「誰よりも愛されるべき」、「受け入れられるべき」、
 「自分の主張や思いは受け入れられるべき」だと思っている。


この一文を読んだ瞬間、雷に打たれたような強い衝撃を受けました。

そして冷静に考えると、すごく納得のいくものでした。


私も、自分のことが好きではありません。

自分の気持ちを上手く表現できないこと、他人とのコミュケーションが苦手なこと…。

そんな自分がどうしようもなく嫌いでした。

でも、それは全て「そんな自分を誰かに受け止めてほしい」という気持ちの現れではないかと思うようになりました。

そんな風に考えると、少しだけ気持ちが軽くなりました。





・怒りを作り出しているのは自分の心

→「裏切られた」、「不利益を被った」と思うのは、
 「その人は裏切らない人」、「自分に不利益を与えない人」だと
 勝手に思い込んでいた=妄想していたから。


これにも強い衝撃を受けました。

誰かに期待することは悪くないと思います。

ですが、必要以上に期待すると上記のように妄想してふっとした拍子にがっかりして、それが怒りになる。


もちろん全てに対して怒りを覚えてはいけないとは、私は思いません。

でも誰かに怒りを覚えた時に、どこかで「相手に期待をして妄想していたのではない
か?」と考えると、少し冷静になって考えられるのではないでしょうか。





・人生は思い通りにならなくて当たり前

→「人生は自分の思い通りになることはほとんどない」、
 「他人は自分の思い通りなどならない」ということを心に留めておく

  期待したことが実現されないから失望が生まれ、それが怒りになる


家族や恋人、友人、職場の人、最近ではSNSなど…。

他人と関わることで生きていく私達。

ふっとした瞬間に、相手の行動に怒りを覚えることがあると思います。

それはきっと相手に「こうあって欲しい」と期待をしていたから。

自分とは違う意見や価値観の人間が許容できないのは
「みんなが自分と同じ考えである」と思っていたから。

私はそんな風に感じました。

「他人に期待しない」と思っていても、期待してしまう自分がいる。

すごく難しいけど、それが人間なのかもしれないと思います。


本の中にはこんな言葉もありました。

怒りの感情が生じた時は一歩引いて、
「自分の妄想が原因だな」、「自分の都合の良い期待をしてしまっているな」
と認識すること。

そして、相手と喧嘩になってしまったら燃え広がるような燃料を投下せず、
その場から離れて冷静になること。


怒りで心が擦り切れずに、穏やかに過ごせるような心でいきたいですね。




・後悔しない人生のコツは「早く墓穴を掘る」こと

→「誰かのせい」にしても苦しみは消えない
 
 相手とどんな関係であろうが、アドバイスをされようが、
 最終的に行動に及んだのは自分自身

 行動したり決断したりする時は、自分自身に問い掛けた上で実行する


私は最近、「自己責任って何?」、「自責思考と他責思考って何だろう?」と考えることがありました。

この考え方は、その答えの一つになりそうなものでした。

自分が決めたことだから、最後まで責任をもつ。

そうしていくことで、自分の軸が作られていくような気がします。

でも、もしも行動する意思や力を取られていたらどうしたら良いのでしょうか…?

身体の不調や家族関係、自分を都合良く扱ってくる相手、職場の人間関係…。

「そうなってしまったのは、全部自分の責任でしょ?」
「そこにいると決めたのは自分でしょ?」
「その関係を許したのは自分でしょ?」
と自分自身い言い聞かせても苦しい時だってあります。

だから私は、「全部」を自分のせいにしなくても良いと思います。

「自分のせい」でも、「誰かのせい」でもない。

「目に見えない何か」によってその状況はもたらされている。

少し気持ちが軽くなったら、また進んでいきましょう…。




・不安や恐怖を感じている自分自身を受け入れる

→一日一回、自分の内側にある感情に向き合い
 「これは必要な不安なのか?」と振り返る


これも大事なことだと思います。

「不安を感じてはいけない」、「恐怖を感じてはいけない」と思うことだってあります。

私自身、未来が見えず不安と恐怖でいっぱいになることも多いです。

そんな時こそ、不安や恐怖を感じている自分がいることを受け入れてあげる。

全部を受け入れなくても、「今、不安に思っているんだな」と認識するだけでも良いと私は思います。



・自己肯定感を無理やり高めることはできない

自己肯定感は高めようと思っても高められない

 「自分のことを肯定されようが、否定されようが、決して動じない」
 これが本当の意味での心の安定になる。


自己肯定感って難しいですよね…。

恐らくここまで読まれた方は気が付いているかもしれませんが、私は自己肯定感が高くありません。

直そうとしたことも、人から直すように勧められたこともありましたが、大きく改善していません。

むしろ、「どうしたら直るのか教えてください」と思うほどです。

本でこの部分を読んで、「なるほど」と納得しました。

自己肯定感は無理やり高められない。

自分の自己肯定感でさえ難しいのだから、他人の自己肯定感を高めようとするのはもっと難しい…。

自己肯定感がないなら、「ないなりに生きていければ良いのかな?」と思えるようにしてみました。

ある程度の自己肯定感があれば、それで良しとする。

この本は、そんな風に言ってくれるように思えました。







いかがでしたでしょうか?

あくまでこの本を読んだ私の感想なので、主観的な意見が多くなってしまっていると思います。


もしこの投稿を読んで何かを感じたら、是非本屋さんで探して読んでみてください。

ここには書かれていない言葉もたくさんあります。

これが良いなと思った言葉があったら、コメントなどで教えてください。

また、オススメの本があれば教えてください。


今日はこの辺で終わりにします。

またお会いしましょう…。

いいなと思ったら応援しよう!