![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128740007/rectangle_large_type_2_978a680f5d9a1d66e0572adf213482b9.jpeg?width=1200)
ホエールスイムの持ち物・必要なもの編
1年の中でも、日本ではわずか3ヶ月ほどのホエールスイムシーズン。
普段のダイビングやドルフィンスイムと違うところがたくさんあって、どんな準備をしたらいいのか迷う方も多いはず。
そこで、より快適にクジラと泳ぐために必要なもののリストを作りました。
あったら便利!っていう持ち物に関してはまた別に投稿しますので、今回は「必須」もしくはそれに近いと私が思うものをまとめてみました。
ただ単に何が必要なのかというだけでなく、使い方のヒントや、手持ちのもので済ませられるかどうかなどについてもお話ししています。
ぜひ、準備のお役に立てていただけたら嬉しいです!
※実際に必要なものについては、船により異なる場合があります。最終的にはご自身にてご確認いただくか、各自のご判断でご準備くださいね!
■スノーケリング(スキンダイビング)器材
マスク、スノーケル、フィン、ブーツやソックスなど。
ロングフィンは取り回しがしづらい、クジラが近くにやってきた時にフィンで水音を立ててしまうことを少しでも防ぐ、などの意味から、推奨していない、もしくは禁止の船も多くあります。事前にチェックしておきましょう。
※ 沖縄、奄美群島ではロングフィンが禁止になりました。
■ウェットスーツ
5ミリ以上がおすすめですが、3ミリ2ピースや3ミリセミドライなどで泳いでいる方もいらっしゃいます。基本的に潜りませんので、ダイビング用でなくサーフィン用のスーツなども使用できます。
スーツの厚さよりも、最も大事なのは体にフィットしているということです。例えば5ミリレンタルを借りるよりも、3ミリのオーダースーツを使用する方が暖かいケースもあります。
寒がりの方は、インナーやフードを併用するのが安心!
Point:フードを初めて使用する時には、マスクの間にフードが挟まったり、マスクのストラップがきつくて慌てたりしがち。フードに慣れていないけれども使いたいという方は、いざクジラが登場した時に慌てないよう、事前に練習しておくのがおすすめ。(海に行くのが難しければ、陸上で練習しておくだけでも違います)
また、グローブをしていると余計にマスクやフードがしづらくなります。個人的に、まだあまり慣れていない方にグローブは強くおすすめしません。
■ボート上の保温ウェア
ボートコートが使いやすいですが、濡れても良ければ海専用のものでなくても使用できます。
おすすめは、保温できる素材(ボアやフリース素材など)と風をシャットダウンする素材(ボートコートやウィンドブレーカー、漁師さんが着ているようなカッパなど)を組み合わせること。
私自身も、寒い日は濡れてもいいフリースの上にボートコートを羽織っています。ベンチコートなども便利かもしれませんね。
![](https://assets.st-note.com/img/1706186744702-uTdD3zlpFB.jpg?width=1200)
■酔い止め
ホエールスイムは一般的に半日コースで3時間程度、1日コースだと6〜7時間程度乗船するケースが多いです。時間が長いので、よほどの方でない限り酔い止めは飲んでおくことをお勧めします。
・酔い止めの選び方
酔い止めは、少し高くても持続時間の長いアネロンが安心。
効果が短いタイプの場合は、途中で追加して飲むことも検討しましょう。
・飲み方のポイント
酔い止めは、飲んでから効果が出てくるまでに、少なくても30分はかかります。特に食事後に飲む場合には、その分吸収に時間が必要です。飲み忘れてギリギリになるよりは、早めに飲んでしまう方が得策です。
酔い止めを飲んでも効果が薄いと感じたら、追加で飲んでいただくのも一案。薬の取扱説明書を読むと、最低でも何時間は空けてください、という表記があり、大抵は4時間程度です。もし万が一酔いそうと少しでも感じたら、追加で飲むことも検討しましょう。追加する場合は、効きの早いドリンクタイプもおすすめです。
・それでも酔ってしまう人は・・・
まずは前日の夜に飲み、翌朝にも飲むと、より効果が高くなります。
また、乗船前に食事を食べすぎない、近くをじっと見ない(カメラやスマホをつい見てしまい具合の悪くなる方も・・・)でなるべく遠くを見る、船酔いを心配せずに楽しむ、なども効果があります。ツボ押しできる、酔い止めバンドを使用するのも一案かもしれません。』それでもどうしても耐えられない時には、安全に十分注意しながら外に吐いてください。(船が少しでも揺れている場合は、トイレにこもらない方が良いケースが多いです)
![](https://assets.st-note.com/img/1706133127363-XFsuDRyFkJ.jpg?width=1200)
■昼食
半日コースの場合を除き、多くの船では昼食持参になっていると思います。
クジラがいつ現れるか分からないので、昼食は大抵クジラを探している間に各自で食べることになり、時間もはっきりと決まっていません。
まず第一に・・・昼食にカップ麺は避けましょう。
食べようとしたらいきなりクジラが現れた!とか、船が揺れすぎててお湯がこぼれそう!なんていうことが多々あります。コーヒーやスープぐらいだったらなんとかなると思うのですが、カップ麺で3分待っている間にクジラが来ちゃったり、冷めるのを待っている間に汁をこぼした、なんていうことになったら大変です。
おにぎり、パン、シリアルバーなど簡単に食べられるものはやっぱり便利。私は、手作りおにぎりとバナナを持っていくことが多いです。
また、船酔いが少しでも心配な方は、食べすぎない、油物は避けるなどを意識しておきましょうね。
以上、ホエールスイムで「これは必要!」と思うもののまとめでした。
ショップや船によって多少考え方は変わると思うのですが、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
また、絶対必要とまでは言わないけれど、「あったら便利なもの」も実はたくさんあります!
別の記事でシェアしていますので、こちらもぜひご覧になってみてください。
ホエールスイムの持ち物・あると便利なもの編✨
役に立った!と思ったら、ぜひフォローしてくださいね✨
🐬自己紹介
ドルフィンスイムやスキンダイビングのガイドをしているので、海のお仕事のこと、フリーダイビングの経歴、好きなこと、ボランティア活動などについて書いています。
🌺ドルフィンスイム&スキンダイビングのスクール&ツアー
スキンダイビング・フリーダイビング・ドルフィンスイムのレッスン&ツアーを開催しています。
イルカと海
海×旅×サスティナブル
御蔵島の保護猫
🐬YouTube
ドルフィンスイムやダイビングの動画はもちろん、海へ行く際のお役立ち動画、海の環境について楽しく学べる動画なども配信しています。