三重の象の背に乗って
今日は大晦日。みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
僕は今日、山を登ってきた。
娘を両親に預け、夫婦二人で。場所は三重県にある便石山。「象の背」というスポットが有名らしい。
受付の人「往復3時間半はみといてください。暗くなると危険なので5時までには降りてきてくださいね」
すでに時刻は1時を回っていたので、わりとギリギリのタイミングだ。受付の方も少し心配そうな顔をしていた。
ところがどっこい、僕らは登山初心者のくせに「3時間半ってことは3時間弱でいけるやろ」という謎の自負を持っていたので、余裕ちゃんちゃんこ出発したのであった。
まあ二人とも登山開始5分でめちゃくちゃ息が上がっていたのだがね。
いや、登山めちゃくちゃきついではないか!普段ほとんど運動していないだけある。なんか雪もちらほら降ってきたし。この時点で半分くらい象の背に行くことは諦めていた。
なにがしんどいって、看板が全然ない。あと何キロとか書いてあれば気持ち的に楽なのだが、終わりが見えないと精神的に辛いのだ。
ちなみに道中には休憩スペース的なものやトイレもない。
仕方なく僕らは道の途中で立ち止まり、水をひと口ふた口飲んではすぐ出発ということを繰り返した。
まだかまだかと先の見えない旅を続けていると、急に「象の背」という標識が現れた。
その後「小象の背」という場所にフェイントをかけられながらも、無事到着することができた。
(↓小象の背)
曇り空ではあったが、象の背からの景色は壮大だった。左右と前は崖なので足を滑らせると死ぬが、インスタの写真を真似してジャンプで写真を撮ることもでき、大満足だった。
そして結局僕らは2時間ちょっとで往復した。
きつかったのはどうやらペースが速かったせいもあるのかもしれない。
それほど標高は高くないので普通に登れば初心者にもほどよい山だと思う。
次に登山するときはちゃんとした格好で、ちゃんとしたペースで行こう。
それでは来年が良い年になりますように、みなさんに花火を一発。
どーん。
いつも読んでいただきありがとうございます。 この文章が、かすかにでもあなたの心を揺らすことができたのなら、僕はとても幸せです。 ぜひまた、いらしてください。