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君が好きだから《因為我喜歡你》(英語:Falling Into You)
出演:汪東城(ジロー・ワン)、郭雪芙(パフ・クオ)、陳泂江(デスモンド・タン)、張本渝(チャン・ペンユー)ほか
台湾放送:2020年9月 台視
尺:90分×13話
名選手だった母のコーチで、テコンドーのオリンピック候補選手になったチェン・ズートン。アジア大会の前に親友の裏切りを知り、試合で暴力行為に及び出場停止となった。その時古傷の左足まで痛めてしまい、選手生命を絶たれた。
1年後、金の亡者となりゴーゴー配達の優良パートナーとして働くズートン。配達しに行ったビルで、自社のCEOファン・ジ―ションと偶然に出会い、飛び降り自殺に巻き込まれる…。
ジ―ションは、評価をあげるために盲進するズートンを解雇しようと解雇理由を探すが、逆に彼女に助けられてしまう。徐々にズートンを見直し始めた矢先、彼の秘密が記事に載ってしまい…
なかなかLOVEの空気が生まれない
仕事の関係でなかなかプライベートの時間が持てず、ようやく本作の感想を書けるようになりました。
本作、最初の方の話で挫折しそうになります。なぜならLOVEの予感が全然始まらないんです…。もちろん全てのラブコメがLOVEの予感から始まる訳ではないし、主人公同士が対立する(印象悪い)ところから始まるのはラブコメあるあるなんですが、そういう場合って、2番手が控えていたりして(主人公同士がゆくゆくはLOVE関係になることはわかっているので)三角関係の予感があったりするものなのですが、それが全くないのです。
これが、ジ―ション(汪東城)の親友ユーチェン(顏毓麟)との三角関係の予感が冒頭であればまだ良かったのに…と思いますが、ユーチェンはとことん良い奴なのよね~。
まぁ、そんなこんなで挫折しそうになる心をこらえ、ムスっとしていも素敵なパフ・クオちゃんの顔面偏差値に見とれながら続きを観ていきました。
色々と中途半端
このドラマの欠点を一言でまとめると「色々中途半端」に尽きます。中途半端ポイントを箇条書きにしてみました
ライバルとの関係が中途半端
ジーションの父親の死の真相が中途半端
事件追及が中途半端
母親の描き方が中途半端
お兄さんカップルの問題がうやむや
1については、ズートンの友人でありライバルであるチンニー(席惟倫)が、最初の方はめっちゃ嫌味言うのに、いつの間にか言わなくなっちゃうんですよね。あれ?キャラ変した?っていうくらい悪役に徹底しないのです。むしろジーションがチンニーを煽っていて、それに対してチンニーは黙るみたいな…。
2については「まさか口封じで暗殺?」と思いきや、なんともお粗末な真相で肩透かしを食らった気分になりました。
3については2とも関係して、ものすごい暴かれ方されて…と思ったらあっさり(一応の)解決を迎えてしまいました。2も3も大ぶろしき広げた割に、畳み方がわからなくなったんでしょうかね💦もう少しここら辺の深掘りが欲しかったです。
4については母親がズートンの復帰を頑なに拒否していた態度と最後の方の態度と、変わるきっかけがなさ過ぎて、「?????」となりました。手術すら拒否していたのに…なんなんだろう…。
5については法律上の問題があるんでしょうが、結局そっちのカップルはどうなるの?というもやもやした気持ちが残ってしまいました。
まぁ、とにかくパフ・クオちゃんの可愛さと凛々しさを愛でる作品でした。