子供の頃の古傷
今日は春分。
いろんなことが本格的に動き出す時期。
数日前から心のざわめきを感じながらも
「今ここにある」ことを忘れないようにしたい。
サロンには240種類ほどの精油があるのですが、
それだけあっても
常に使いたくなる精油って
結構決まってくるものです。
そして毎日使っていると、
自分の感覚の変化が面白い。
いつも好きなのに、
今日は好きじゃないと思うこともあるし、
いつも嫌いなのに、
なぜか急に使いたくなるものもある。
この前の日曜日、
女性サロン「谷中 月の寺子屋」にて
サポートアロマスプレー作りを行いました。
今回は花粉症にヤキモキしている人もいたので、
最初にユーカリの蒸気吸引をやってから始めたんだけれど、
やっぱり大好評!
ヘリクリサムの芳香蒸留水とユーカリの精油があれば
花粉にはかなり対処できます。
花粉症対策のアロマの会、
リクエストがあれば開催しますので、ご連絡ください!
そして今回も
精油の準備段階で色々考える機会をいただきました。
今の自分のサポートになってくれる植物ってなんだろう。
もし今滞っているエネルギーがあるなら、
何を補ってあげればいいんだろう。
そんなことを考えながら、
どの精油を選んで持っていくのか、
どのような流れで寺子屋をしたいのか、
じっくり感じる時間を持ったのですが、
今回はいつも選ばなかった精油を入れていることに気づきました。
その精油は「エレミ」
あまり聞いたことのない名前の植物かもしれません。
WOTEでは「貧乏人のフランキンセンス」と呼ばれていますが(笑)、
フランキンセンスの姉妹のような存在。
ちょっと理不尽なネーミングですが、
実際にはフランキンセンスの半分の値段で購入できるのに、
フランキンセンスと香りや効能が似ているため
そのように呼んでいます。
フィリピン原産のカンラン科の高木。
フランキンセンス同様、
樹木に切り込みを入れると樹液が出てきて、
その樹脂から蒸留しています。
リラックス効果が高く、
神経疲労を和らげてくれる精油なのですが、
その他に興味深い特徴があります。
それが
癒される準備ができた、
表面化した内なる感情にアクセスし、
子供の頃からの古傷をサポートするということ。
ちょうどその数日前から、
私はものすごい怒りの中にいた。
理由はわかっている。
自分に対して自分が怒っている。
本当はこう言いたいのに、
本当はこうしたいのに、
自分の中にあるブレーキが作動して思い通りに動けない!
そういう葛藤から身動きが取れない自分に怒っているのだ。
そして怒りを感じようとすると
涙にくれてしまうという現実に戸惑っていたんだけれど、
それは単に
私自身が被害者意識になってしまっているからだということに
気付かされた。。。
あー、これが私の子供の頃からの古傷だ。
言いたいことが言えない、
言いたいのに言えないから抑圧してしまう。
結果、怒りが体の細胞に溜まっていたんだ。
それを感じていたら、
その怒りは自分の中に大きな柱となっている
私の情熱の元なんだなということも感じた。
自分を奮い立たせるパワーになっているんだな、この怒りが。
私が何かチャレンジするときには
必ず根底にこの「怒り」という感情が下支えになっている。
そして、
この「エレミ」という言葉は、
アラビア語で「as above, so below」という意味がある。
日本語にすると
「上なる如く、下もまた然り」
上もなければ、下もない。
つまり、存在は一つだということ。
上を作ったり、下を作ったりするのは、
人間のマインド。
私たちは周りの世界に自分の投影をたくさん作って
自分が全体性の一部であることを忘れてしまう。
あー、結局これなのだ。
自分を分離させて全体の一部であることを忘れることで
私は私にブレーキをかけてしまうのだ。
全体性、
そこに戻ってくるように促してくれている植物、エレミ。
今の私にとって
とても有難い精油でした。
みんな
それぞれが気になる精油を使ってスプレーを作って
みんなで癒されて活力を生み出して終わることができました!
かなり濃厚な会でした、ありがとうございました!
サポートアロマスプレー作りは
リクエスト開催しておりますので、ご興味ある方はご連絡ください!