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「END展」

313日目。

今日もベルサ(←だから死語)で二子玉川へ。急遽誘われて「END展」を見に。

「END展 死から問うあなたの人生の物語」は、こうした時代の変化に応じて、普段あまり考えることのない死について思いをめぐらせる機会を創出する展覧会です。

ほんとうに、普段、ほとんど考えたことのない「死」というものを、さまざまな問いかけとともに、関連するマンガのワンシーンやセリフが展示されている。

「生まれ変わったらまた自分になりたいか?」と問われた時、私にはYesもNoも答えることができなかった。

まったく同じ自分として生まれるのは、ちょっとどうかなあと思うけど、全然違うまっさらな別の人格になるというのもなんだかさみしい気もするし、今までの自分がなくなってしまうというのもどうなんだろうとか。

本来なら、YesかNoかを選んで投票(豆を一粒、どちらかのメスシリンダーに入れると視覚的に投票結果が見えるようになってる)するべきだったのかもしれないけど、結局投票できずに終わった。

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死んだらどうなるのかとか、死ぬ時にどうしたいかということについて、考えたことがなかったんだ、と改めて思う。

「死」ということについて軽々しく考えてはいけないという思い込みというか、信じ込みがあるみたいだ。

そして、そのように自分に言い聞かせることで、深く考えることをやめているだけなのかもしれない、とも思った。

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目の前に質問として投げかけられると、脳は勝手に考え出すようにできているのかもしれない。

さまざまな問いかけが、少しだけ私の思考のスイッチを押したような気がする。

たいてい、自分がどう思って、何を感じて、どうしたいのか、その場でスパッとは言えないんだけど、そのうちにじわじわと何かが浮かび上がってくるんだよな。

会期は6/8まで(入場無料・事前登録制)なので、興味のある方は是非。

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今日の写真は、嵐が去った二子玉川ライズのトワイライト。