025【育児】 寝室へは飛行機で
最近、2歳の長男との間で定番となっていることがある。寝室に「ひこうき」で向かうことだ。
子供は振り回されるのが好き
日中に「ひこうき」と称して、長男を抱えながらスケートのスピンのように回転してみたところ、長男はとても喜んでくれた。
僕も小さい頃に父親によくやってもらっていて、楽しい思い出になっていたので、きっと長男も楽しんでくれるだろうと思いやってみたのだった。
案の定、長男はテンション爆上げで、「ひこうきやる!」と何度も催促してきた。
その日の夜、何の気なしに「ひこうきで行こうか!」と言ってみたところ、その後はほぼ毎日、ひこうきで寝室に向かっている。
ひこうきには燃料が必要
単に抱き抱えて運ぶだけだとあまり面白くないかもしれないと思い、少しアトラクション的な要素を追加している。
1つ目は離陸前に燃料を入れることだ。
「まずは足の燃料を入れよう」ということで、足の裏やら膝の頭やらをくすぐる。「次はへそだ」と、へそやお腹周りを触ったりくすぐったり。「最後はワキの燃料も入れよう」と言って、ワキの下をくすぐって、燃料注入は完了する。
長男はゲラゲラ笑いだし、ワキの燃料を入れている頃にはもう立てないくらいだ。リアクションが面白くて、こちらも笑ってしまう。
今では、自分から「ねんりょういれよう!」と言って催促してくるようになった。
離陸
燃料も入って準備万端。離陸はまず、ワキの下に手を入れ、持ち上げる準備をする。そこで「出発3秒前、3、2、1…」とカウントダウンを始めるのだが、カウントダウン開始と同時に長男の身体を揺さぶり始める。カウントダウンが進むにつれて徐々に揺さぶりを強くしていくと、長男は「あわわわわわ!」とか言いながら楽しそう。
「出発!」の合図とともに持ち上げて、寝室までのフライトが始まる。フライト時は、基本はうつ伏せ状態のアンパンマンスタイルで飛ぶ。時には横にしてみたり、仰向けにしてみたりと色々だ。
多難なフライト
まっすぐ寝室に向かうとすぐ着いてしまうため、ここでも少しアトラクション的要素を足している。
「嵐が来たぞー!」「風が強くてまっすぐ進めないー!」とか言いながら、壁にぶつかったり上下に揺らしてみたら、一度逆方向に戻ってみたり。
2歳とはいえ10kgは超えているから、寝室に着く頃には僕はへとへとになる。10kgの米を振り回しながら歩いていることを想像すると、多少イメージがつくかもしれない。
寝室に着いたからといって、すぐ寝てくれるわけではないが、長男と毎夜楽しめる定番ができたことはとても嬉しい。
「ひこうき」を楽しんでくれなくなる日がいつか来ると思うと、今からとても寂しい。