インプットを知識で終わらせないために必要な3つの行動
もう何年も前に、友達との待ち合わせに早く来てしまい、集合時間まで大船駅のアトレの書店で時間を潰したことがありました。
ふと手に取ったのが、上質な紙で装丁された、かななり分厚い書籍。
「待ち合わせ中に読める量じゃないなぁ」と思いながらも、イラスト付きで内容もしっかりしていたので、時間がある時にゆっくり読もうと購入しました。
書籍は考えるより、ファーストインプレッションで購入するのが多いんですよね。出会いと直感を信じています。
これが三谷宏治さんの書籍との初めての出会い。この直感は間違っておらず、その後に何度も読み返して、ビジネスのフレームワークについて考える機会を頂きました。
「経営戦略」という切り口で、歴史の流れを追うこの書籍は、読みやすく、かつ示唆に溢れています。
その三谷さんが、「新しい経営学」を出版されました。今日はその出版記念イベントに参加させて頂いたので、自分なりの視点で気づきを書かせていただきます。
結論から述べると、イベントに参加させて頂き、良かったなぁと思ってます。
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本日、2019年10月6日(月)19時から外苑前のピースオブケイク社で開催した
ビジネスモデルで経営学を理解する〜三谷宏治さん『新しい経営学』刊行記念トークイベント〜
に、Nサロンメンバーとして参加させて頂きました。(いつもありがとうございます)
三谷さんの新刊のタイトルは『新しい経営学』。従来の「専門分野の寄せ集め」で理解が難しかった経営学を、ビジネスの目的別に再構成し、体系化した本作は、経営者のみならず、ビジネスを「初めて学ぶ」人すべてにとって大きな発見と学びのある一冊です。
女子栄養大学の食文化栄養学科の学生に向けて、講義のカリキュラムとして実施されていた内容を、再編集して執筆されたそうです。
経営学は内容が多岐に渡るため「事業」×「ビジネスモデル」を軸にまとめられていました。
「ターゲット」「バリュー」「ケイパビリティ」「収益モデル」の4軸で体系的に書かれていて、国内外の事例が約350ページに渡って掲載。
イベント中にちょっと書いてみました。
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この書籍の特徴は、企業のビジネスモデルを考える「穴埋め問題」がいくつも用意されてます。通勤中に読んでいたので、問題をしっかり取り組んでいませんでした。(ごめんなさい)
何故、三谷さんが問題形式を書籍に取り入れたかをイベントで語られる場面がありました。自分にとって印象的な内容です。
知識で終わってはいけない
自分の技術にするには手を動かす練習を
そして、人に伝える事が大事
インプットだけでは身につかないんですよね。実際に手を動かして、考え、整理して人に伝えるまでがワンセットだなぁと。
三谷さんがこのコンセプトを話されていた時に、「うんうん」と素直に思いながら、講義を受けていました。
イベントのワークショップでも「ビジネスモデルを自分で考える」時間がしっかり設けられていました。書籍を読んでいたのに、いざ実践してみると、これがなかなか埋まらないんですよね。
恥ずかしかったです。でも、この時間と経験が大事だなと。
しっかり埋められていない自分の回答。ちなみに、答えは書籍にも掲載されています。
手を動かして考えるのって大事だなと。実際に試す方が良いですね。頭の中では理解してると思い込んでました。理解していないので、人に説明も出来なかったです。
経営学のビジネスモデルを軸にした書籍のイベントでしたが
① 知識を使って
② 実際に手を動かし
③ 人に伝える
を今日は教えて下さったんだなと。「わからないことがわかる」って大事ですよね。
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イベントの帰りに、ピースオブケイク社のオフィスを出て、原宿駅まで歩いて帰りました。外に出る時には雨が強く降っていました。
国内ビジネスモデルの例で、ドトールさんの経営を紹介されていました。今もある原宿駅前のドトール1号店についても書かれていました。
さっそく「知識を使って」「手を動かし」「伝える」をやってみました。
この行動はちょっとしたことですが、知識だけでは得られない「実際の体験」に繋がりました。
一歩踏み出した「体験」は、自分の言葉で伝えられるなと感じました。
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ちなみに、書籍ではより詳しく、ドトールさんのビジネスが詳しく書かれています。ボーンチャイナの陶器をなぜ使ったのかなど、なるほど...!と理解。もちろん、国内外の事例が数多く掲載されているので、使うための知識として、とても楽しく読める本ですよ。
三谷宏治さん最後に親切にありがとうございました。会場にいらしたDiscover21のみなさま、ピースオブケイクさん、Nサロンさん、今日は貴重なイベントありがとうございました。
出版おめでとうございます。