なぜ自分のアウトプットを「宣伝」するのはしんどいのか。その抵抗感の正体と処方箋
SNSやnoteを活用すれば、誰でも自分の探究成果や創作物を自由に発表できる時代になりました。ところが、いざ自分が書いたものについて「宣伝」しようとすると、なぜか気が引けてしまう──そんな抵抗感を覚える人は少なくないでしょう。
たとえば、せっかく研究成果を書籍化したのに、発売日にSNSで一言告知する程度で「売る気がない」と見える大学の研究者。せっかく良いブログ記事を書いているのに、個人の日記のようなタイトルづけで読まれないまま埋もれてしまうケース。この気持ちはよくわかって、僕も宣伝するのが億劫で、そうしたくなることが度々あります。
読んで欲しくて公開したはずなのに、もう少し宣伝すれば多くの読者に価値を届けられたかもしれないのに、前述した「しんどさ」のようなもので、ブレーキがかかってしまう。この宣伝に対する抵抗感には、現代情報社会ならではの構造的な問題が潜んでいるように思います。
本記事では、自分のアウトプットを宣伝する心理的抵抗感の3つの要因と、その処方箋について考察します。
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