【3万部突破!】書籍『 #問いのデザイン 』増刷決定【今後の展望について】
6月に発売された書籍『問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション』(安斎勇樹・塩瀬隆之著 学芸出版社)の増刷が決まり、第3刷で累計3万部発行となりました!たくさんの方にお読みいただけて本当に嬉しいです。
ワークショップやファシリテーションを実践する方はもちろんですが、事業会社のマネージャーや経営層、UXデザイナーの方々など、組織や事業の課題解決に関わる方に幅広くお読みいただいている印象です。産経新聞でも「ビジネスパーソンの必読書」としてご紹介いただき、また朝日新聞でもご紹介いただきました。
今後の展望(1)対談シリーズ
問いのデザインをテーマに、多くの実践者や研究者の方々と対談を重ねていきたいと思っています。
先日はNHKラジオ(8月放送予定)でコルクの佐渡島庸平さんと対談させていただきました。ラジオの出演は初めてでしたが、編集の観点から問いのデザインを掘り下げることができて、とても面白い対談でした。
また、自主企画としてcotree/CoachEdの櫻本真理さんとも対談させていただき、こちらは8月中に自社メディアで公開予定です。コーチングとの比較や櫻本さんのキャリアのお考えから問いを深堀することができて、刺激的な時間でした。書籍の実践知がさらに拡がっていく感覚で、問いのデザインのアップデートを感じています。
今後の展望(2)もう1つの問いのデザイン
また、次の本の執筆にも早速とりかかっています。次の書籍では、これまでずっと取り組んできたテーマでもある「イノベーション」にいよいよ切り込んでいきたいと思っています。ミミクリデザインの小田裕和との共著です。
既刊『問いのデザイン』では、組織や事業の問題状況の本質を読み解き、解くべき課題を設定する方法論を体系化しましたが、ゼロからイチを生み出すイノベーションプロジェクトにおいては、目の前の問題を解決するだけでなく、長期的な視座で人間や社会の本質を迫りながら、探究的なプロセスを辿る必要があります。
前者を「課題解決型の問いのデザイン」としたときに、後者は「価値探究型の問いのデザイン」と言えるでしょう。しばらくは後者の問いのデザイン論について研究を進め、次の書籍で解説できればと考えています。
問いのデザイン論はこれからまだまだ進化していく予感です。Twitterでもハッシュタグ #問いのデザイン で情報発信しておりますので、是非@YukiAnzaiをフォローいただけましたら幸いです。