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誰かを支える人。その人を日々、支えている人

会社を経営している親友が、「仕事があまりにも忙しすぎて、すべての家事をパートナーが担ってくれている。本当にありがたい……」と、涙ぐみながら話していた。

いま彼女は、最高責任者として大きな挑戦の渦中にいる。
プロジェクトメンバーも多いし、動くお金の額も大きい。そして私も、彼女といくつも仕事を一緒に進めている。お互いに、代えのきかない重要なポジションを担っている。


仮に、彼女が倒れて仕事ができない状況になってしまったら、私を含め多くの人が一旦立ち止まって、作戦会議をする必要がある。「復帰できるまで中断しよう」という話も出てくるだろう。

だからこそ、背負う責任が大きく、誰かを守る立場にいる人は「意地でも倒れるわけにはいかない」と思うのだ。

親友として、「無理しないでね」「背負いすぎないでね」とめちゃくちゃ言いたいところではあるが、お互いにそれを言い合えない局面だって往々にしてある。

「一緒に無理しながら頑張ろうぜ!祭じゃ〜!!」が、いまなのだ。もうここまで来たら、やり切るしかない。若さ!パッション!えいえいおー!!


そんな彼女の「無理」を、毎日支えているのが他でもない、献身的なパートナーだろう。

温かいごはんで疲労困憊の体に栄養を贈り、洗濯物や食器洗いをすることで睡眠時間を伸ばし、不安で震えそうになる心を「大丈夫だよ」と抱きしめ、また朝が来たら、全力疾走する彼女を送り出す。

これはもう、
「彼女に支えられているすべての人は、彼女のパートナーに支えられている」と言えるのではないか。


いつだって自分を支えてくれる人の後ろには、その人を支えている誰かがいる。恋人、家族、友人、ペット、推しのアイドル、かかりつけ医、行きつけのお店のオーナー、そのほかにもたくさん。

直接顔を見たり、お話をすることは出来ないことのほうが多いけれど。


「彼女のパートナーには、私も頭が上がらないなぁ」と思いながら、

日々お世話になっている人の、大切な人と出会ったとき
初対面でも「いつもお世話になっております」と挨拶をする理由。
その言葉に込めるべき想いについて、考えていた。


バトンズの学校でいえば、
半年間、古賀さんと事務局の皆さまの心と体の健康をサポートしてくださった、すべての方々に
あらためて、「お世話になりました」と伝えなければ。

怒涛の半年間、古賀さんの心を癒し続けていたであろう、愛犬のペダルくんにも。



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