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言葉と言葉以外

モールス信号。

20年ぐらい前に観た香港映画「インファナル・アフェア」でモールス信号を初めて知り、その感じ、なんかカッコいい・・・って自分の中の憧れリストに「モールス信号を扱える人」が入った。

映画はマフィアに潜入する警察官ヤンと、警察に潜入するマフィアの一員ラウのドラマ。

光と影、白と黒、正義と悪、ポジとネガ、陰と陽。
どちらかひとつではそれは成り立たず、そしてどちらにもなりうる同じモノの違う側面。

映画は衝撃的で最高に面白く主演のトニー・レオンとアンディ・ラウがメチャクチャかっこいい。
だけど初めて知ったモールス信号が、一番印象に残っていました。

モールス信号は電信での伝達で、短い「トン」や長い「ツー」を組み合わせて使う手段。
例えば「あ」なら「ツーツートンツーツー」みたいな。
合ってるかな?


いろんな国の言語を扱えるのってスゴイし憧れる。
でも私は日本語さえちゃんと使えてるかどうか分からない。
難しい言葉はなかなか覚えにくくて使いづらい。
難しい言葉を使う世界の方は、きっと難しいなんて思いもせず普通なんだろうけど、私にはミスター長嶋監督のようなグーッとか、バーンとか、ガーンとか、スッとか、オノマトペを使った表現の方がどちらかといえば染み込んでくる。

スタンプやアイコン、絵文字、数字、音、言語以外の様々なコミュニケーション方法、楽しいですよね。
伝わると嬉しい。

心地良い音、耳障りな音、書き殴った文字、そこにたくさん情報は含まれている。

音楽をやっている人達の、一緒に歌ったり演奏してる最中のその人たちにしか分からない通じ合っている感じが伝わってくる時、フワァ〜っとなる。

以前カフェで手話で会話している5〜6人のグループを見かけた事があり、手話と顔や身体を使った表現がとても豊かで、内容は分からないけど楽しさが伝わってきて、ポコポコきた。

小説なんかでも、そこに書かれている文字以外に余白の取り方だったり改行の仕方、受け取る情報はたくさんあったりして、書いた人が注ぎ込んだ光を真っ直ぐに受け取りたい。

人と人以外の生き物がコミュニケーションを取っているのにも、すごく興味が湧いてしまう。
もちろん動物同士、植物同士、などなど。
つい最近、ずっとニャーニャー鳴いている野良猫ちゃんに出逢い、何を訴えているのか分かってあげられず、クゥー・・・悔しかった・・・。


「交流」って、交わって流れると書く。

交わった時に流れていく、目に見えないモノをちゃんとキャッチ出来るよう広く感じていきたいし、それでもやっぱり言語でコミュニケーションを取ったり表現するのが人間だから、言葉ってヤツの奥深さを感じながらnoteで書く事は続けていきたいなと思うのです。



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