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ヨシタケシンスケさん「そういうゲーム」
なんで若い時にもっと分からなかったんだろう気づかなかったんだろう、と思う事は数知れず。
何かに気づくたびにそういう思考が湧き上がるから、数知れずなんて当然のこと。
そのたびに最初ヘコむけど、裏を返せば数知れないくらいの気づきや学びがあるということ。
何十年かぶりに、好きでよく聴いていた歌を聴いたり心に残っていた本を久しぶりに読んだりした時、あーやっぱりいいなぁと感じる。
そして気づく。
あ、なんか分かってんじゃん若い頃のじぶん、って事に気づく。
その時はそこまで深く分かってしまうと体験することが出来なくなってしまうから分かってないような状態がベストだったんだな、きっと。
そう思おう。
答え合わせって最後にするものだからなぁ。
朝起きて
歯を磨き
コーヒーを飲む
鳥が鳴いている
それだけでは満足しない状態になっている時、仮想現実に入り込んでしまっている。
そういう時は
大好きなヨシタケシンスケさんの新刊
「そういうゲーム」
やっぱりいい。
大人こそ読んだ方がいい。
シンプルに我にかえることが出来る。
急いでも全然スピードアップ出来なかったりいちいちつまづいてしまったり嫌だなぁ〜と思う事にハマってばかりいる日もあれば、何から何までスムーズに運んでしまう日もある。
以前はいちいち感情が反応していたけど、最近は「今日はそういう日」としてたんたんと過ごしていた。
あー今日はそういう日かぁー、って。
「今日はそういう日」もいいがヨシタケさんの「そういうゲーム」は自分というコマを動かしている側に立てる視点だし、そんな作品を作れるヨシタケさんをますます好きになるのです。