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【読書記録】首ざぶとん/著・朱雀門出【日常に潜む恐怖】


読書記録、3冊目。
『首ざぶとん』
著者は朱雀門出さん。Kindleで購入し読みました。

きっかけ

XのTLをぷらっと眺めていたときに、誰かのおすすめ本として挙げられていたのが目に止まりました。その表紙のインパクトに惹かれまして。(ちょっとびっくりしますが、この記事で表紙が見えていない方はぜひ「首ざぶとん」で検索してみてください!)
ホラーに興味はあれど怖くてあまり触れてこなかった。が、ここでこの本に出会ったのもきっと何かの縁。と読んでみることにしました。確か買った当時は、半額分ポイント還元セールもやってた気がする。加えてちょうど夏だし!

あらすじ

島本まりかが通う花道教室の先生である磯部龍彦の趣味は、なんと怪談を集めること。まりかはその奇特な趣味驚きつつも、龍彦の話や自身の身に起こる不思議な体験を経て、段々と怪談集めに積極的に協力するように。
二人は日々の暮らしの中に潜む奇妙な存在に危うさを感じながらも惹かれ、そして次々と巻き込まれていく。

感想

(本の内容に触れていますので注意)
初めてがっつりホラー小説を読みました。なんだか新鮮な気持ち。
近畿(京都大阪間)の話で、ちょうど地元がそのあたりにある私にはとても入り込みやすく、登場人物たちも明るく個性があって読みやすかったです。全体を通してすごく怖い!ってわけではないのですが、ふとした描写や状況にゾッとしてしまう箇所は何個もありました。これがホラー小説…。本全体の世界観は繋がっているんですが怪談自体は章ごとに切り替わるので、それも短編集っぽくて読むのが楽でしたね。
個人的に、人ならざるものは理不尽で無遠慮であれば良いと考えているのですが、その色が結構濃く出ていてご満悦でした。やっぱり、人間が特に悪いことしてないのに可哀想な目に遭ってると怪談っぽさがあって面白いですよね。ってこんな風に書くと私の人格が疑われそうですが…笑。(禁忌を破った報復として酷いことになる展開も好きですよ!)
恐怖だけじゃなくて、得体のしれない存在に好き勝手され可哀想で哀れ、というのも怪談の醍醐味だよな、と思っておる次第です。


以上、読書記録でした。
小説は今後もこんな感じでサクッとした記録にしていきたいと思っています。
ホラー、引き続き色々読んでみようかな…。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おすすめの本などあれば教えてください、またね!

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