【日記】熱いオーブンに触る夢

夫が宇和島屋で日本の黒い綿棒を買ってきてくれたので風呂上がりに娘の耳掃除をしたらめちゃくちゃとれた。たくさん取れたのを大事にとっておいて後で夫に見せたら、なんで見せるの?という反応だった。

昨夜、夫がベッドの中でうつろうつろしている時に片腕がビクッとなったので、どうした?と聞いたら、夢の中で熱いオーブンを触ったらしい。それがツボにハマった私は今日何度も思い出して笑っていた。

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仕事が忙しくて、楽しくもなくて、つらいなあと思う。最近ポートランドに引っ越ししてくるまで、自分が好きなものが全然ない場所に住んでいて、仕事も特にときめきがない割にめちゃくちゃ忙しくて、自分が何をしたら楽しくて、どんなものが好きだったかをすっかり忘れてしまった気がする。自分がとてもつまらない人間に感じて、新しく人と出会ったりするのにも積極的になれない。人からつまらない奴だと思われるのが嫌だなんて、浅はかだなあと思う。今読んでる本のAcceptance and Committment Therapy (ACT)の考え方でいうと、こういう考えは私の頭の中で起きてる主観であって、事実ではないから、それに気付くこと(diffusion)、ぐるぐる考えてるサイクルから脱出する必要があるという。事実ではないかもしれない、とはいえ実際、仕事と子どもの世話と家の掃除してたらもう寝る時間だもん。他に、面白い話なんてできないもんなあ、とぐるぐる考えてここに書き殴っている始末である。若い頃は、好きなものに入れ込むと、とことん突き詰めていたなあ。でも、こういういい趣味があるんだぜ、みたいなエゴがあったと思う。今は、好きなものは好き、気の合う友だちがいればいい、って感じ。そこは年齢のおかげですね。

今住んでいる場所は、たくさんのリソースと文化にアクセスしやすい環境なので、少しずつ、自分が好きなものを見つけ直す時間を持てたらいいのかもしれない。やりたいことはたくさんあるんだけれどな。少しリストアップ。

パンチニードル(先週から少し始めた)
ミシンで服作る
編み物
小説たくさん読む
ギターの練習
ピアノ買って弾く
ドラムのレッスン
きのこ狩り
ガーデニング
ボルダリング
ハイキング
インテリアにもっと凝る
陶芸

とりあえず、もう少しうきうきわくわくする、なおかつ残業/ストレスのあまりない仕事を見つけて転職したい。今の仕事が完全リモートなのも、精神衛生上よくない。私は人と会うことでエネルギーを得る人間みたいだ(自分でもびっくりだけど)。

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Crying in H MartというメモワールをAudibleで聞いているけど、作者Michelle Zauner(Japanese Breakfastのボーカル)の韓国人の母との思い出が聴いていて私と娘を重ね合わせてしまい、つらい。主人公を娘に重ね合わせるとは、子を持つ前には想像もできなかったな。オレゴンのユージーンで育ったという距離の近さも親近感がわく。彼女のティーンの頃の母との対立は痛々しくて、こんな風にならないように、ティーンの繊細さを忘れないようにしないといけないと思った。歳を重ねると、どんどん鈍感になる。だから、好きな音楽をやめて嫌でも大学に行け、とか言っちゃうんだよね。でも彼女が母の作る料理や母が家庭に持ち込む韓国文化を思い出しては泣くところは、私も娘に、こんな風に感じて欲しいなあと思ったりした。

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