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子育てを振り返って。ダメ親でも受け入れてくれた我が子に感謝。そして頑張ってきた自分にも感謝。

私の子育ては反省ばかりです。

まず、子供が2歳の時に離婚をしてシングルマザーになりました。
無職だった私はいきなり介護施設の門を叩きました。
介護の知識も経験もなかったのですが、当時はそれしかやりたいと思わなかったのは不思議です。

勤務形態は早番・遅番・泊りもありました。幸い介護士の資格を取るまで、
両親や兄弟が協力してくれました。
とはいえ、冬の寒い早朝。まだ星の出ている時間に子供の手を引いて兄弟の家に連れて行くときなどは、子供に申し訳なく自分の不甲斐なさに泣けてきました。
泊りの勤務の時は翌朝に家に帰って、午前中は子供と遊んであげられても午後になると眠気に勝てず夜まで寝てしまうのです。その間子供は一人で遊んでくれていました。
どんな気持ちで一人で我慢していたのかと思います。

年末年始も精神的に結構きつかったです。
介護施設は年末年始の休みは基本ありません。
兄弟家族が水入らずで過ごしている中、子供を預けることの申し訳なさや子供がどんな気持ちでいたのかと思うとやりきれなかったです。

そんなこんなで子供が小学校の6年生になった時、急に中学受験したいと言い出しました。もうびっくりでした。
金銭的にも余裕のない中、最低限の予算で塾に行かせました。
塾の先生もびっくりしていました。
今でも母子家庭の子供の進学率が低いなどのニュースがありますが、当時もたぶん珍しかったのでしょう。
教育テレビの人の取材を受けてもらえないかと塾の先生から連絡があったのを覚えてます。
受験校を決める時も先生にはとてもご迷惑をおかけしました。

その後子供が高校生になって、今度は大学進学を希望したんです。
この時も悩みましたね。周りからは「分不相応」と言う人もいました。
借金までして進学させる必要があるのか?と。
私の中では、親にお金がないから子供の希望を断念させなければいけないことが辛かった。一生懸命働けば返せない金額ではないのなら、希望をかなえてあげたい。
そこで私は子供に条件を出しました。
文系の子供に理系に変更するように言いました。
(全くコーチングできてないですね。笑)
そうして私も子供も覚悟を決めて大学受験・大学進学、最終的には大学院まで卒業させることができました。
子供の将来について悩むときほど、一人で決断することへの不安や責任が大きかった。パートナーがいてくれたらどんなに心強いだろうと思ってました。

そんな子供も、今では就職し結婚しました。

今の私が感じていることは、子供は親を選べないと言うけれど、こんな親のせいで苦労ばかりさせて申し訳ない気持ちと一緒にいてくれたことへの感謝です。
私自身は本当に頑張ってきたなぁ。
まさになりふり構わず、あたりまえだけど途中で投げ出さす最後までやり抜いて子育て卒業です。
その一方あまり子供と一緒の時間が取れず今更ながらもっと子供と一緒にいたいと思ってしまう。それは親のエゴです。
これからは、子供は子供の人生を送れるように親は見守ること。
そして子供の見本になれるように、楽しく生きている親の背中をみせていきたいと強く思います。

私の第一章。若い時は自分のことしか考えられず、その日が楽しければそれで良かった。子供を育てるなんて考えてもいなかった。
第二章。結婚して離婚して必死で働きながら子育てをしてきた。

そしてこの歳にして新しいコーチングの道を進むと決めたこれからが第三章。今まで頑張ってきた自分がいるから、今の自分がいる。今までの経験は無駄にならない。
20代の私からは想像もしていなかった未来です。
これから先も楽しみです。


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