療育先探しと民間の児童発達支援施との契約
2022年の7月頃、プレ幼稚園が夏休みの期間を利用して息子に合う児童発達支援施設の見学や体験巡りをすることになりました。
主にどんな児童発達支援施設を見学したのか大まかに振り返ります。
【1時間前後のレッスン型療育】
全国展開してる施設ではリタリコ、コペルプラス、ハビーなどを体験しました。
親子で一緒に通所し、子供がレッスンを受けた後は先生からのフィードバックがある流れです。
コペルの体験では椅子に座ってフラッシュカードを見せられたり、歌を歌ったりしました。
個別レッスンで主に言葉のインプットを中心にやっていくようです。
リタリコの体験は先生とのおままごとの中で言葉を促したり、他人との関わり方を模索したりする内容でした。
土日もレッスンをやってる施設もあり、リタリコに関しては人気が高く年単位で空きがない状況でした。
【預かり型(保育園型)療育】
6人〜10人前後の小集団で2〜3時間前後の間子供を預かって療育をしてくれる母子分離型児童発達支援施設です。
地域展開している施設ですと、てらぴぁぽけっとやこぱんはうすさくらなどがこれに当たるようです。
家や保育園まで車で送迎してくれるサービスを行っている事業所もあります。
近年このタイプの施設は増えてはいますが、母子分離のため、ただ預かっているだけの施設なのか、適切な療育が行われているのか見極めが難しいのが現状です。
一方で、発達障害を伴う育児は子供によってはかなり過酷で、預け先がなくて追い詰められている親にとっては子供と離れる機会を得られることで救いになる場合もあります。
【運動療育型】
室内に鉄棒や平均台など様々な運動器具を備えた療育です。
粗大運動や体操を行うことで運動能力の向上を促します。
私が見学した施設は療育時間は約1時間程で、療育中は親は付き添って見学する必要がありました。
【どのタイプの児童発達と契約を決めたか】
夏休み中は上記3タイプの児童発達支援施設5つを見学しました。
最終的に預かり型(保育園型)と契約をして息子を通所させることにしました。
預かり型の療育を選んだ理由としては
の3つを目標としたからです。
この時息子は運動発達が同年代に比べて大きく遅れていたので運動療育も検討しましたが、残念ながら通える範囲に空いている施設がなく、運動療育については断念しました。
療育は通い始めてすぐに効果が出るわけではないので、息子の母子分離不安はプレ幼稚園の夏休み明けも続きました。
そんな状態が続き、2022年の9月頃、ついにプレ幼稚園を退園する決意をしますが、その時の話はまた今度機会があれば書こうと思います。
【入園までの約半年近く預かり型の児童発達支援に通ってみての感想】
(※2023年5月現在、息子はプレで通っていた幼稚園とは別の幼稚園に通っています)
預かり型の児童発達支援に行って良かったところは一連の幼稚園の生活での流れが予習できるところです。
朝施設に到着したら靴を履き替えたり自分の荷物をロッカーに入れたり、順番を待つ練習、自分でトイレに行く練習、お弁当を食べるなど、集団生活の基本になる動作を予め身につけておくことで落ち着いて入園後の生活に入ることができます。
また、息子の施設では療育内容も発語練習からハサミの練習や工作などを幅広くフォローしてくれます。
息子は手先が不器用で当初は工作を嫌がる傾向にありましたが、約半年の間通所することで現在は制作に参加できるようになり、幼稚園での制作時間にもきちんと参加できているようです。
先日の幼稚園での個人面談があり、担任の先生から息子は朝のお支度など身辺自立に関しては問題なくやれているとの評価をいただきました。
これらのことで躓くことなく息子が幼稚園に通えているのは本人の成長もありますが、児童発達支援施設での経験を元にある程度一日の生活の流れに見通しが立てられているからだと感じています。
今後学年が上がって指示が複雑化するにつれて息子が理解できなくなったり、集団についていけずに登園渋りが出るような可能性はありますが、療育のおかげで母子分離には慣れたので現在幼稚園に行く時に泣くことは少なくなりました。
一方で同年代の子とのコミュニケーション能力に関しては息子はまだまだ課題が多く、今後も悩みの種になりそうです。
また、息子が通う施設ではリトミックや運動のプログラムがある日もありますが、今のところ効果は薄く、運動に関しては専門のフォローが受けられる施設へ通う方が効果は見込めるかもしれません。
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