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[ブログ] 今日発売のヤングキング15号に「杉村くん」が掲載されています。

前回のブログに引き続き…買ってきました!

いましたー!

感動的ですね~😇

巻末のコメントでも、苦労アピールをしてアンケートの結果を良くしようとしています。グイグイきますね~😇

もしヤングキングを買ってくれた方がいましたら、そして「杉村くん」を面白いと思ってくれましたら、ぜひアンケートに協力お願いします。結果が良ければ連載に一歩近づきます。アンケートは、巻末のこの用紙をはがきに貼って送るパターンと、

このリンク先でキーコードを入力し、オンラインで送るパターンとがあります。

杉村くんの感想を書く欄もあります。私の漫画はなんとも言えない味がある系だと思います。「なんともいえない」と書いていただくのでもOKです。たぶん後から見せてもらえると思うので、楽しみです。

30年かけてやっと一つ結果が出て、少しほっとしました。でもこれは新しいスタートラインです。「載ったーワーイ」と、勲章を手に入れて満足してあとは面倒くさくなるとかそういうつもりは全くありません。今後も私は漫画に没頭していきたいのです。自分を見つめ直す手段として、人とつながる手段として、そして生活の色々な悩みから距離を取る手段として、引き続きコツコツ描いていきます。

そしてもし今回のアンケート結果が悪くて、次は載せられませんとなった時用に、新しいシリーズも描き途中です。こういうのもあるんですがどうでしょうと改めて提出する作戦です。第1話があと1週間くらいで描き終わると思うので、noteでも公開しますね。

そういえば、このタイミングで、Youtubeに私の初めての担当編集者(20代前半の頃です)が出演していました。石橋さんという方です。右側の人です。

当時はスクウェアエニックス編集部で、その後小学館に移り、週刊サンデー→裏サンデー→マンガワン(どちらも編集長)と、キャリアを重ねて来た人です。現在は小学館から離れ、コミックルームという漫画を制作する会社を立ち上げています。

あと、TSUYOSHIという漫画の原作もしています。さすがです。面白いですよ。

私がスクエニで担当についていてもらっていた頃は、二人とも新人でした。歳も一緒です。そして、私の20数年のまんが道のベースにあるのがこの石橋さんなんです。私の漫画作りの基本にある3アクト制は石橋さんに教えてもらったものですし、中村光さんのアシスタントを紹介してくれたのも石橋さんでしたし、初めて漫画賞をもらった時の漫画も石橋さんと一緒に作った作品でした。というか、初めて持ち込みに行った時に原稿を見てくれたのが石橋さんだったんですよね。逆に言えば、もし私が20数年前のあの日、あの時間に、あの出版社に持ち込み予約の電話をしていなければ、石橋さんとの出会いはなく、私の漫画のベースは全く違ったものになっていたかもしれないんです。3アクト制で理論的にお話作りができるから「何を描いたらいいか分からない…」となる事は無かったですし、初めて&唯一接したプロ漫画家が中村光さんというちょっと愉快で親しみやすい女性だったから、プロの世界にもポジティブなイメージを持ち続けられましたし、初めて賞に出した漫画が初めて受賞出来た事で「自分には何かある」と思い続ける事ができました。端的に言えば恩人です。

石橋さんのアカウントを見つけたのはつい数ヶ月前で、しかも懐かしかったのでDMを送ってみたらちゃんと私の事を覚えていてくれたんですよね。さらに実は、当時石橋さんは私の受賞作をとても気に入ってくれていて、「今担当してる新人の中では杉山くんに一番期待しているよ」とか、「来年には連載持てていると良いね」と言ってくれていたんです。でも、受賞後、掲載されるにはもうひと押しクオリティの高い作品を描く必要があるのですが、最後まで私はそのクオリティに達する事は出来ませんでした。いくらネームを提出してもダメだったんですよね。石橋さんの期待を裏切る事になってしまい、その残念な気持ちが今でも心にトゲとして残っていました。全然ダメだったのではなく、ちゃんと期待をかけてもらっていたのですからね。漫画を描いている時以外にも、普通に仕事をしている時もちょっぴり頭のすみに残っていた気がします。だからその後、漫画をやめていた頃、仕事で無理しすぎてしまったのもあると思います。

https://note.com/yuki1192/n/n8630c48f71d1?magazine_key=mad6a2457605d

でも今回、20数年越しにデビュー出来たという事で、そのトゲがフワ~と消えるのを感じました。石橋さんは当然漫画が好きなので、今後も面白い漫画を描き続ける事が恩返しになると思っています。そして今このタイミングでTwitterで石橋さんの現在を知れて、さらに今週にはYoutubeでリアル・石橋さんを見れたのは何か神の見えざる手的なものを感じます。ある意味、一周回って最初に戻ったような気持ちです。あの頃より倍くらいの年齢になって、体調ゲージも半分くらいになってしまいましたが、それでも変わらない物ってあるんですよね。何にしても色々今年は進展があって良かったです。後半もこの調子でやっていきますので、楽しみにしていてくださいね。

[おまけ]
私はいつも漫画で賞金とかをもらうと、後々まで残る物で残すようにしています。例えば↑↑で書いた、初めて賞をもらった時は、このチェーンを買いました。ルードギャラリーというブランドのもので、20年たった今でも毎日つけています。

他の賞では、この666のライダースや…

ラットレースの指輪などを買いました。

でも30代の頃はちょっと腐ってたのもあって、「なんかもうそういうのいいや」となっていた記憶があります。

そして今回、初めてもらう原稿料では、ジョニースペードのペンダントトップを買いました。

https://johnnyspade.jp/

以前のブログでも紹介したブランドです。何と今年で31周年です。私も20年くらい前から買っています。代表の半沢さんはバンドもやっていて、そちらもかっこいいですよ。

半沢さんも石橋さんも、一つの事を何十年も続けていて、すごく尊敬します。自分も美大受験から合わせると、目標を持って絵を描くという事を30年続けていて、純粋に自分に対しても敬意を持っています。それは、「俺すごいんだぜ~」という意味ではなく、自分への自信や誇りだったりという意味です。そしてそういう正しい方向での自己愛が、他者へ、パートナーへ、社会へと、何かポジティブな働きかけにつながるような気がします。いつも応援ありがとうございます。

[おまけ2]
ちなみに、ペンダントは今までは、ネクロマンスのネックレスをリメイクしたものをつけていました。もとはこういう形で、

このお方がつけていたネックレスですね。

http://www.necromance-japan.com/SHOP/key012.html

それを、歳をとって重くなってきたので、こんなふうに小型化してつけていたのです。

これも20年くらいつけっぱなしで愛着があるので、キーホルダーにつけることにしました。

完全に、以前に漫画に描いたこのマインドです。こういうのも、昔から変わりませんね。

こんなふうに「物」にこだわりや愛着があるのも、アナログ世代の私の特徴、もしくは日本人の特徴なのかもしれません。なので今回、現物の雑誌でデビューできた事は、すごく心にグッとくるものがありました。人に見せる用と自分で大事にしておく用と2冊買います😇


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