読書が大好きな僕が本を読めなくなった話
始めは、この話は自分のうちに留めておくつもりでした。
しかし、一日経って考えてみると、この経験はそんなに良くある事ではないと思うようになりました。
もともと読書が苦手な人が、本を読めないという話はよく聞きます。ですが、読書が好きでこれまで本を読んできた人が、途端に読めなくなったという話は一度も聞いたことありませんでした。
ネットで調べれば出てきますが、まさか自分が当事者になるとは思ってもみませんでした。
そこで、どうせなら僕の経験を共有し、こういったこともあり得るというのをお伝えしようと考えました。
この先は、あくまで個人的な見解であるということをご了承ください。
最近になって、本を読めなくなった、ということに気がつきました。スポーツにもスランプがあるように、読書にもスランプがあって、それにハマったのかもしれません。
いずれにせよ、本を読んでも読んだ気になりませんでした。ただ、文字だけを読んで、その意味が頭に入ってこない。そのせいか、読んでもすぐに飽きてしまう。20~30ページ読むとつまらなく感じてしまう。
本がつまらないので、他に面白い本はないかと探し購入する。そして買って読んでみるも、またしても数十ページ読んで飽きてしまう。また購入する....
このような循環が続き、結果的に中途半端に読んだ本が多くなっていきました。
これが僕に起こったことになります。
少し振り返ってみると、今までも似たようなことがあったように思います。その時は、自分に限ってそんなはずはない、だって本が好きなんだから、と無理矢理にでも考えないようにしていました。
そのツケが今になってまわってきたのかもしれません。
今考えるに、この無理矢理が良くなかったのかなと思います。
僕自身本が好きですし、周りの人にもそのように言ってきた。そんな自分が読めないというのは、おかしい。
無意識にこのように考え、知らず知らずのうちに自分を追い詰めていたのかも知れません。そして、「本を読みたい」から「本を読まなければ」と、読書を義務のように考えていたのかもしれません。
加えて、何のために読書をするのか、なぜ読書をするのかも、怪しくなっていました。
これでは、読めなくなるのも無理はないという感じです。
今後はどうするのかと言えば、まず自分は本が読めなくなったのだと潔く諦めて自覚します。
そして、思い切って本から離れてみようと思います。離れてみて、また読みたいなと思ったら少しずつ読むことにします。
ここまで、私的な経験でしたが読んでくださりありがとうございました。
読書でもこういうことがあるんだなぁ、と思ってもらえたら幸いです。余談ですが、調べたところ 若松 英輔(著)『本を読めなくなった人のための読書論』という本があるそうです。
ここまでピンポイントな本があるとは驚きでした。
もしあなたが、読書に限らず、何かに対して無理を感じていたら、一度離れてみて違うことをやるのも良いのではないでしょうか。