先人たちの力を借りて、自分の悩みに立ち向かう。 Vo.31
世の中には、沢山の人が生きています。
会社に居る人々、地域に住んでいる人、県内に居る人々
全国、アジア、世界と沢山の人が生きています。
それ以上に、沢山の人が生きてきました。
ちょんまげの時代を生きた人もいれば、短歌を読んで争っていた時代の人もいます。
そんな先人たちは、今生きている我々の様子を想像出来たでしょうか。
四角いボタンを押すと、映像が映されている。文字なのか何なのかもわからないものが映し出されたり、目の前の光景と同じ光景が画面を通じて見えている。
今いる時代を理解できるのは、今を生きている我々だからできることなのだと言えます。逆は、どうでしょうか?我々は昔の出来事を理解できるのでしょうか?
なぜこんなことを急に言い出したのかというと、
コテンラジオを改めて聞き、歴史について学び直しているからです。
歴史を知ることは面白いです。過去の色々な繋がりが出来事を引き起こす原因となったこと、その時代に起きた出来事に人々がどう対処したのかが分かると、なるほど、そこにはドラマがあったのだと感じることができるからです。偉人たちについても、奇才なエピソードがあって、知れば知るほど、その人柄について知りたくなります。
さて、歴史を学び直しているとあることを思い出しました。
歴史を学ぶ本質は、
過去の失敗を知って、現在に繰り返し起こさないようにすること
と小学校6年生の時の担任の先生に言われたことでした。
その時は、例えば戦争を起こさないようにとか核兵器を使ってはいけないとかそんな話でしょ?って思っておりました。
だけど、今になってみると具体的から抽象的にその本質を考えるようになりました。
必ず、原因には理由があります。出来事の背景が存在している。
ならば、その理由を振り返って検証することが必要です。とても当たり前のことなのですが、苦しいときや楽なことが目の前にあると、途端に検証しない選択を取ります。大人になると、よくわかるのが、酒で忘れさせたり、買い物や旅行をすることで視点を変えて、考えないようにする機会が増えます。
今の私がそうだから分かるんです。生き方がとてもブレブレなのです。
仕事に行っては、与えられた仕事をこなす。けれども、それが自分にとっては満足のいく、納得のできる仕事をしているという実感がない。だから、仕事を変えてみたいと思っている。他の仕事の方がキラキラしていて、そちらに逃げてしまえば何かが変わる。また、同僚や先輩たちとの飲み会に参加すしては、家に帰って何やってんだと自分を責め立てる。
毎度のことながら、自分を嫌悪したり、飲み会への不満を抱いたりする。
同じ悩みを解決しようと決心のできないまま、毎日を過ごしている。
厄介なことに、悩みは解消されないのに、時間だけは過ぎている。そして、また寝て起きた時には、同じ悩みを抱きながら、飯を食べて、寝ている。そんな繰り返しの日々を過ごすばかりです。
ここからが本題です。
今の私の心情と同じ心情を抱えている人間は世の中に居なかったでしょうか?人類史上初の悩みを抱えた、記念すべき1号の人間でしょうか?
絶対に同じ悩みを抱えたことある人はいます。若しくはいました。
つまり、誰かは必ずその悩みと対面して、そして何かしらの思考や施策をしたのではないかと考えたのです。
過去からの歴史を振り返って、現在の私は、同じ失敗を繰り返さないようにする。昔の人は、私の悩みなど考えもしてないですが、私は過去の人たちの悩みを利用することができる。それにどう立ち向かったのか参考にすることができる。確実に私は有利な条件下にいたのだと気づきました。
先人たちの力を存分に借りる。
そういえば、仮面ライダーも、10年、20年と節目の年には必ず過去のライダーの力を借りて敵と闘っていました。同じように、今の自分に降りかかる課題や悩みも先人たちの知恵を借りて、立ち向かうことができます。調べて、実践してみるしかない。一緒に私と闘ってください。
ー 変身!!! ー