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「ブータン-静寂の王国で幸せの尺度を探す/5日間」


1.Day1:憧れのブータンへ - 出発とパロ到着

東京の喧騒を抜け出し、私たちブータンへの旅に出発した。成田からバンコク経由でパロ国際空港へ向かう機内で、私は窓の外を眺めながら、この神秘の国への期待に胸を膨らませていた。

ドルク・エア機がヒマラヤの峰々の間を縫うように降下を始めると、機内にざわめきが起こった。眼下に広がる緑豊かな谷と、その中に点在する伝統的な建築様式の家々。まるで時が止まったかのような光景に、私たちは思わず息を呑んだ。

パロ国際空港に降り立つと、凛とした空気が肌を刺した。標高2,200メートルの高地にある空港は、世界で最も危険な空港の一つと言われているが、パイロットの確かな腕によって、私たちは無事に到着できた。

入国審査を済ませ、荷物を受け取ると、にこやかな表情のガイド、ツェリンさんが出迎えてくれた。彼は流暢な日本語で「ようこそ」と挨拶し、私たちをSUVに案内した。

車窓から見える景色は、まさに別世界だった。赤や青、黄色の鮮やかな民族衣装を着た人々が行き交い、道端には幸せのシンボルとされる祈りの旗がはためいている。ツェリンさんは「ブータンでは、国民総幸福量(GNH)という考え方が大切にされています」と説明してくれた。

パロの町に向かう道中、私たちは早速ブータンの魅力に引き込まれていった。道路脇に佇む白壁の民家や、遠くに見える山々の雄大さ。そして何より、のんびりと歩く人々の表情に、日本では忘れかけていた穏やかさを感じた。

【宿泊先】
ウマ・パロ (Uma Paro) https://www.comohotels.com/en/umaparo
パロ渓谷を見下ろす丘の上に位置するこの高級リゾートは、伝統的なブータン建築と現代的な快適さが融合している。広々とした客室からは、息をのむような渓谷の景色が一望できる。

ひとことメモ:夕暮れ時のテラスからの眺めは絶景。ヒマラヤの山々が夕日に染まる様子は忘れられない。

【レストラン】
ブクハリ・レストラン (Bukhari Restaurant)
ウマ・パロ内にあるレストラン。ブータン料理と西洋料理のフュージョンを楽しめる。

おすすめメニュー:
• エマ・ダツィ(唐辛子とチーズの煮込み料理)
• レッドライス(ブータンの赤米)

ひとことメモ:シェフのアレンジによる現代的なブータン料理は、伝統の味を損なわずに新しい魅力を引き出していた。

ホテルに到着し、チェックインを済ませると、私たちは早速部屋に案内された。扉を開けた瞬間、目の前に広がる渓谷の絶景に言葉を失った。夫は「まるで絵画の中にいるようだね」とつぶやいた。

その日の夕食は、ホテル内のブクハリ・レストランでいただいた。ブータン料理の代表格、エマ・ダツィを口に運ぶと、唐辛子の辛さとチーズのまろやかさが絶妙なバランスで広がった。夫は「辛いけど、やみつきになりそうだ」と笑いながら言った。

食事を終え、テラスに出ると、夕暮れ時のヒマラヤの山々が目に飛び込んできた。オレンジ色に染まる峰々を眺めながら、私たちは明日からの旅への期待を語り合った。静寂に包まれた山々を前に、都会の喧騒から解放された心地よさを感じながら、初日の夜は更けていった。

2.Day2:パロからティンプーへ - 首都で感じる伝統と現代の融合

朝日に照らされたパロ渓谷の景色に目覚めた私たちは、早朝のヨガクラスに参加することにした。インストラクターの指示に従いながら、清々しい空気を胸いっぱいに吸い込む。この瞬間、ブータンの静けさと調和を全身で感じることができた。

朝食後、私たちはパロを後にし、首都ティンプーへ向かった。山岳道路を進むにつれ、遠くにそびえ立つヒマラヤの峰々が姿を現す。約1時間の道のりは、まるで絵巻物を見ているかのような絶景の連続だった。

ティンプーに到着すると、まず目に飛び込んできたのは、町を見下ろすように建つ巨大な仏像だった。ツェリンさんによると、これは世界最大級の座像で、ブッダ・ドルデンマという。「ブータンの平和と繁栄の象徴です」と彼は説明してくれた。

【アクティビティ】
ティンプー・ウィークエンドマーケット訪問
金曜日の午後から日曜日まで開かれる市場で、地元の人々の生活を垣間見ることができる。

市内を歩きながら、私たちは伝統と現代が融合する首都の姿を目の当たりにした。民族衣装のゴと呼ばれる服を着た人々がスマートフォンを操作する姿や、古い僧院の隣にモダンなカフェが並ぶ光景は、ブータンの今を象徴しているようだった。

午後は、タシチョ・ゾンを訪れた。この巨大な僧院兼政庁舎は、ブータンの政治と宗教の中心地だ。厳重な警備の中、私たちは中に入ることができた。荘厳な仏像や壁画に囲まれながら、ツェリンさんは「ここでは今でも重要な政策決定が行われているんですよ」と教えてくれた。

【レストラン】
バブサ・キッチン (Babesa Kitchen)
住所:Babesa, Thimphu, Bhutan

地元で人気の家庭料理レストラン。アットホームな雰囲気の中で本格的なブータン料理を楽しめる。

おすすめメニュー:
• パクシャ・パア(豚肉の乾燥唐辛子炒め)
• シャムダツィ(ヤクのチーズフォンデュ)

ひとことメモ:店主家族との会話を楽しみながら、まるで親戚の家に招かれたかのような温かさを感じられた。

夕食は地元で評判のバブサ・キッチンへ。ここでは、ブータンの家庭料理を味わうことができる。店主のドルジさんは、各料理について丁寧に説明してくれた。特に印象的だったのは、シャムダツィというヤクのチーズフォンデュ。独特の香りと濃厚な味わいに、夫は「クセになりそうだ」と笑顔を見せた。

食事中、隣のテーブルの地元の家族と親しく話す機会があった。彼らは私たちの日本での生活に興味津々で、「ブータンと比べてどう?」と質問してきた。「忙しいけれど、便利」と答えると、彼らは「でも、幸せかい?」と返してきた。この問いかけに、私たちは言葉を失った。

【宿泊先】
タジ・トャシ・チョリン (Taj Tashi Thimphu)
Taj Hotels in Bhutan, the Taj Tashi hotel details and booking

ティンプーの中心に位置する5つ星ホテル。ブータンの伝統的な建築様式を取り入れながら、最高級の快適さを提供している。

ひとことメモ:屋上バーからのティンプーの夜景は息をのむほど美しく、静かな首都の夜の魅力を十分に堪能できた。

ホテルに戻る途中、夜のティンプーの街並みを眺めながら、私たちは今日の体験について語り合った。現代化が進む一方で、伝統を大切にし、幸福を追求するブータンの姿勢に、深い感銘を受けた。

部屋に戻ると、窓の外に広がるティンプーの夜景に魅了された。都会の喧騒とは無縁の、静かで穏やかな光景。この瞬間、私たちは改めてブータンという国の魅力を実感し、明日への期待を胸に眠りについた。

3.Day3:ティンプーからプナカへ - かつての都で触れる歴史の息吹

朝もやに包まれたティンプーに別れを告げ、私たちはプナカへと向かった。ドチュ・ラ峠を越える道中、ツェリンさんは「天気が良ければ、ここからヒマラヤの絶景が見えるんですよ」と教えてくれた。

運良く晴れ間が広がり、私たちの目の前に息を呑むような光景が広がった。雪をかぶった峰々が連なり、まるで天空の城のように聳え立っている。夫が「まるで別世界だね」とつぶやく横で、私はシャッターを切り続けた。

【アクティビティ】
ドチュ・ラ峠の108基の仏塔巡り
標高3,050メートルにある峠に立つ108基の仏塔は、ブータン軍の戦勝を記念して建てられたもの。

ひとことメモ:仏塔を一周しながら、遠くに広がるヒマラヤの絶景を眺める体験は、まさに心が洗われるようだった。

プナカに到着すると、まず目に飛び込んできたのが、モ・チュ川とポ・チュ川の合流点に建つプナカ・ゾン。かつてのブータンの首都であり、今も重要な宗教施設として機能している。

ゾンに入ると、荘厳な雰囲気に包まれた。壁一面に描かれた精緻な仏画や、金箔で装飾された仏像の数々。ツェリンさんは「ここは今でも冬の間は国王の居所となるんですよ」と説明してくれた。

【レストラン】
チミ・ラカン (Chimi Lhakhang Cafeteria)
住所:Near Chimi Lhakhang, Punakha, Bhutan

チミ・ラカン(寺院)近くにある小さなカフェテリア。地元の人々に人気の場所。

おすすめメニュー:
• ホエンツォ・シゴ(リンゴのカレー)
• スジャ(バター塩茶)

昼食後、私たちはチミ・ラカンを訪れた。この寺院は「ディバイン・マッドマン」として知られる高僧、ドゥクパ・クンレーにちなんで建てられたもので、子宝に恵まれたい人々の巡礼地となっている。

寺院の中で、住職から木彫りのファルスシンボルで頭を軽くたたかれる祝福を受けた時は、少し照れくさかったが、同時にこの国の素朴な信仰心に触れた気がした。

午後は、ポ・チュ川でラフティングを体験。エメラルドグリーンの水面を進みながら、両岸に広がる美しい景色を堪能した。途中、川岸で休憩した際、地元の子どもたちが興味津々で私たちに近づいてきた。彼らと簡単な英語で会話を交わしながら、その純粋な笑顔に心を打たれた。

【宿泊先】
ドゥック・プナカ・リゾート (Dhensa Punakha Resort)
https://www.dhensa.com/

プナカ渓谷を見下ろす丘の上に位置する高級リゾート。伝統的なブータンの建築様式と現代的な快適さが融合している。

夕食は、ホテルのレストランで地元の食材を使った創作ブータン料理を楽しんだ。シェフが「ブータンの伝統と現代のフュージョン」と説明してくれた料理の数々は、私たちの舌を楽しませてくれた。

食事後、テラスでゆっくりとした時間を過ごしながら、今日一日の体験を振り返った。プナカの歴史ある建造物や自然、そして何より人々の温かさに触れ、私たちは改めてこの国の魅力を実感した。

静寂に包まれた夜のプナカを眺めながら、夫は「ここにいると、時間の流れが違って感じるね」とつぶやいた。確かに、ここでの時間は穏やかで、心地よいものだった。

4.Day4:プナカからパロへ - タクツァン僧院への巡礼

早朝、ホテルのテラスで朝日に照らされる渓谷を眺めながら、私たちは今日の行程に思いを巡らせた。プナカを後にし、再びパロへ。そして、ブータン最大の見どころ、タクツァン僧院を目指す。

プナカからパロへの道中、私たちは車窓から広がる田園風景に見とれていた。段々畑が連なり、その間を縫うように清流が流れる。ツェリンさんは「ブータンの農業は今でも大切な産業なんですよ」と教えてくれた。

パロに到着後、私たちはいよいよタクツァン僧院へのトレッキングに挑戦することになった。標高差約900メートル、徒歩で約2~3時間の道のりだ。

【アクティビティ】
タクツァン僧院へのトレッキング
ブータンで最も有名な観光スポット。断崖絶壁に建つ僧院までのトレッキングは、体力的には少しハードだが、その価値は十分にある。

ひとことメモ:途中の展望台から見える僧院の姿は、まるで天空に浮かぶ城のよう。息を呑むほどの美しさだった。

トレッキングが始まると、私たちは徐々に高度を上げていった。途中、祈りの旗がはためく中、遠くに僧院の姿が見えた時は思わず歓声を上げてしまった。

道中、地元のガイドは僧院にまつわる伝説を語ってくれた。8世紀に空を飛んでやってきた高僧グル・リンポチェが、この地で瞑想をしたという。その話を聞きながら歩を進めると、まるで自分たちも歴史の一部になったような気がした。

僧院に到着すると、その荘厳さに圧倒された。断崖絶壁に寄り添うように建つ建物群は、まさに人間の信仰の力を体現しているようだった。内部を案内されながら、私たちは厳かな空気に包まれた。

下山後、疲れた体を癒すために、私たちはホットストーンバスを体験することにした。

【アクティビティ】
ブータン伝統のホットストーンバス
薬草を煮出したお湯に熱した石を入れ、その中に浸かるブータンの伝統的な療法。

ひとことメモ:ヒマラヤの薬草の香りに包まれながら、疲れた体がほぐれていくのを感じた。心身共にリフレッシュできる素晴らしい体験だった。

【レストラン】
ソナム・トロプ・レストラン (Sonam Trophel Restaurant)
住所:Main Street, Paro, Bhutan

地元で人気の家庭的なレストラン。本格的なブータン料理を手頃な価格で楽しめる。

おすすめメニュー:
• ケワ・ダツィ(ジャガイモとチーズの煮込み)
• パクシャ・マルー(豚肉と赤米の煮込み)

ひとことメモ:地元の常連客と同じテーブルを囲み、ブータンの食文化について語り合えたのが楽しかった。

夕食は、地元で人気のソナム・トロプ・レストランへ。ここでは、家庭的な雰囲気の中で本格的なブータン料理を楽しむことができる。

ケワ・ダツィという、ジャガイモとチーズの煮込み料理に舌鼓を打ちながら、隣のテーブルの地元の方々と会話を交わした。彼らは私たちのタクツァン僧院トレッキングの話に興味を示し、「あの景色を見られて良かったでしょう?私たちにとってあそこは特別な場所なんです」と語ってくれた。

【宿泊先】
ナクセル・ブティック・ホテル&スパ (Naksel Boutique Hotel & Spa)
https://www.naksel.com/

パロ郊外に位置する、伝統的なブータン建築と現代的な快適さを兼ね備えたブティックホテル。

ひとことメモ:部屋のバルコニーから眺める星空は、まるで手が届きそうなほど近く感じられた。都会では決して見られない光景だった。

ホテルに戻り、部屋のバルコニーで一日の締めくくりのお茶を楽しんだ。タクツァン僧院の荘厳さ、トレッキング中に感じた達成感、そして地元の人々との温かい交流。これらすべてが、ブータンという国の魅力を凝縮しているように感じられた。

明日の帰国を前に、この旅で得た経験をどう日常に活かせるか、考えを巡らせていた。

5.Day5:さよなら、幸せの国 - 帰国と旅の振り返り

最終日の朝、私たちは早起きして、パロの町を散策することにした。朝もやに包まれた静かな通りを歩きながら、これまでの4日間を思い返していた。

【アクティビティ】
パロ・ゾン訪問
パロの中心に位置する巨大な要塞兼僧院。ブータンの建築様式の美しさを堪能できる。

ひとことメモ:早朝の光に照らされたゾンの姿は神々しく、静寂の中で荘厳な雰囲気を味わえた。

朝食後、私たちはパロ・ゾンを訪れた。早朝のため観光客も少なく、静かに内部を見学することができた。壁一面に描かれた精緻な仏画や、金箔で装飾された仏像の数々。ツェリンさんは「このゾンは、ブータンの歴史と文化の象徴なんです」と説明してくれた。

ゾンの中庭で瞑想する僧侶たちの姿を目にしたとき、私たちは思わず足を止めた。その静謐な光景に、ブータンの精神性の深さを感じ取ることができた。

【レストラン】
ザ・バターフライ・トレイル (The Butterfly Trail)
住所:Main Street, Paro, Bhutan

地元の食材を使った創作料理が楽しめるカフェ。

おすすめメニュー:
• ヤクチーズのピザ
• ブータンハーブティー

ひとことメモ:テラス席からパロの街並みを眺めながらいただく軽食は、最後の思い出として心に残った。

空港に向かう前の軽食として、私たちはザ・バターフライ・トレイルというカフェを訪れた。ここでは、ブータンの食材を使った創作料理を楽しむことができる。ヤクチーズのピザを頬張りながら、テラスからパロの街並みを眺めた。静かな町の風景に、もう少しここにいたいという思いが募る。

空港に到着し、チェックインを済ませた後、ツェリンさんと別れの時を迎えた。彼は私たちに「カドリンチェ・ラ(ありがとうございました)」と言い、深々と頭を下げた。私たちも「カドリンチェ・ラ」と返しながら、この5日間の感謝の気持ちを込めて握手を交わした。

機内に搭乗し、窓から見えるヒマラヤの山々を眺めながら、私たちは旅の振り返りをした。ブータンで過ごした時間は、まるで別世界にいたかのようだった。

夫が「ブータンの人々の幸せそうな表情が印象的だったね」と言った。確かに、物質的には決して豊かとは言えないこの国で、人々は穏やかで満ち足りた表情をしていた。それは、GNH(国民総幸福量)を重視するこの国の哲学が、単なるスローガンではなく、人々の生活に根付いていることの証だろう。

私は「自然と調和しながら生きるという姿勢も素晴らしかったわ」と付け加えた。環境保護に力を入れ、国土の70%以上を森林で覆うことを法律で定めているブータン。その姿勢は、現代社会が直面する環境問題に対する一つの答えを示しているように感じられた。

機内アナウンスが聞こえ、私たちは現実世界に引き戻された。しかし、心の中にはブータンでの5日間の記憶が鮮明に残っている。

夫が「また来たいね」とつぶやいた。私もうなずきながら、窓の外に広がるヒマラヤの山々に別れを告げた。さよなら、幸せの国ブータン。いつかまた、あなたの懐に抱かれに来ることを約束しよう。

≪ブータン旅行情報≫

■入国方法
ブータンへの入国には、認定された旅行代理店を通じて手配する必要がある。個人旅行は認められておらず、ガイド付きのツアーに参加する形となる。
■ビザ
ビザは必要だが、認定旅行代理店が手続きを代行してくれる。到着時に空港でビザが発給される。
■現地での移動手段
基本的にはガイド付きの専用車での移動となる。公共交通機関はあまり発達していない。
■通貨
ニュルタム(Nu)。インドルピーも広く使用されている。
■チップ
基本的にチップの習慣はないが、特別なサービスを受けた場合は少額のチップを渡すこともある。
■その他
・高山病に注意が必要。ゆっくりと行動し、十分な水分補給を心がける。
・写真撮影は寺院内部など一部制限がある場所もあるので、ガイドの指示に従うこと。
・喫煙は公共の場所では禁止されている。
・ブータンの人々は敬虔な仏教徒が多いので、宗教的な配慮が必要。
・電圧は230V、50Hz。プラグはインド式の三又が多いので、変換アダプターが必要。

※この記事は筆者の主観に基づいて作成されています。旅行前に最新の情報を確認することをおすすめします。

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