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インデックスファンドはいつ買うべきなのか
はじめに
暑い。こんな時は氷屋で頭をキンキンさせながら涼みたいものだが、仕事を抜け出す気力すらない。終業式から帰ってくる子どもたちの弾んだ笑顔を見ながら、一瞬だけ子どもの頃に思いを馳せてみる。うだるような暑さの中、大荷物を抱えて海の見える小さなアパートに帰った。通知表なんて誰も気にしていなかったし、ただ明日からの夏休みのことだけを考えていた。あの時、両親も私と同じような気持ちだったのだろうか。
インデックスファンドはいつ買うべきか
仕事の話に戻ろう。今日はインデックス投資の買い時についてだ。今更かもしれないが、スロートラックにいる初心者が必ず通る道でもある。買い時はいつだろうか。マクロ経済の動向や証券会社のキャンペーンも考慮すべきだろうか。あなたが、考慮すべきタイミングは3つある。
1.暴落したとき
カネが集まる市場のインデックスは長期的には上昇するので暴落した時は買いになる。ただし、過去を遡って見ると暴落では一番底で落ち着いたことはないので、二番底や三番底を狙う戦術になる。また、信託では買い注文が当日捌かれるとは限らないし、データの更新はリアルタイムではない。ジタバタしないことも重要だ。インデックスでも個別株でも底値は狙ってはいけないので、底から10-15%のところで買えれば御の字だろう。なお、ここでの暴落というのはドットコム・バブルの崩壊やリーマン・ショックなど1日25%より暴落するような状況を指す。
2.信託報酬に見直しがあったとき
好業績や取引ボリュームの大きいインデックスでは手数料の見直しがある場合がある。良い信託であることが大前提だが、手数料や管理料は地味にあなたの家計に響いてくる。新規設定のキャンペーンなどではなく、実力のあるインデックスファンドがさらなる減額をしてきた場合は買いだ。なお、同じような商品を扱うファンドならば僕は総資産量が多いものを進める。何かあった時に資産の弾力性やマイナスへの耐性が強いと感じるからである。ふつうの投資家にとって税と管理費は敵だ。私たちに多くの手数料を払って資産をアグレッシブに回転させる程の原資はない。
3.買いたいと思ったとき
インデックス投資は長期戦だ。これから資本が集まる市場に戦略的に投資し続けることになる。毎月、少額でも買い続ければ購入価格は平均化され、さらに投下された資本が大きくなるので利幅が出やすくなる。商品の中にはかなり絞り込んだ銘柄選定をしているものもあるので目論見書や販売資料をよく読もう。分散投資でなく、集中投資のために特定の銘柄のみで構成しているものも多いのでなるだけ分散されているものを選んだ方が最初のステップには合っている。
心に留めておこう
現在のように為替が不安定だったり、大国のリーダーシップに変化がある場合は通貨政策が変わりやすい。その場合、為替ヘッジのない商品を選んではいけない。また、証券会社のキャンペーンや新規設定商品に踊らされるのは辞めよう。キャーンペーンにわずかに背中を押されるのならいいが、投資は自分の意思で行うもの。自分の胸に手を当ててあなたの長期戦略にあった選択か吟味しよう。さらに同じような商品があるのならそれぞれの信託報酬を見比べながら資産額の大きい商品をお薦めしたい。
まとめ
今日書いたことは基本ばかりだが、誰もがいつも正しい判断が出来るとは限らない。人間はロジカルな生き物ではないし、資産を動かすプレッシャーや揺れ動く期待値から指先が意図したように動くわけではない。だからこそ、基本に忠実でいることは大切だ。そうそう、基本といえば"自分の知らない業界には投資しない"に続いて"自分の全く見知らない国に投資しない"も重要なポイントなのでこれも重ねて書いておきたい。詳細は後日残そう。
このNoteが少しでも困っている人の役に立ちますように。