ふつうの人のための不動産投資戦略#1
はじめに
先日の暴落から日経平均は10%以上の反発となり、引けを迎えたらしい。力強い回復に安堵している人も多いだろう。一方、仕手筋としてはこの程度の下げでは物足りないかもしれない。こんな折に70代後半の父からは投資は5年や10年で考えるものと言われ、何となく複雑な気持ちになる。さて、数日の乱高下の後には比較的安定していると言われる不動産投資について書いてみたい。不動産が値上がりしてもう買えないという人も多いが、まだまだ有効なやり方もあるだろう。その一方で、悪徳不動産業者や悪質な滞納者などトラップが多いのも特徴の1つかもしれない。
市況は変わる
10年前の不動産価格と違い、原材料価格や作業工賃の高騰、外国人投資家の増加など都心3区を中心に不動産価格の高騰は続いている。10年前は世田谷や杉並ですらオワコンと言われていたし、新規のマンション販売は苦戦。値下げも横行していた。それが今や都心のマンションから溢れてきた買い手が流れており、中古マンションですら20%を越える値上がりである。一方、都心3区のマンションで割安だったマンションは2倍を超える価格となり、バブルとすら思えるような様相だ。また、単身世帯向けの築古のワンルームは優勝劣敗がはっきりしいてる。地域のニーズに答えられる案件と30年前から変わらない駅から遠い3点ユニット式の極小物件。細やかな需要を創り出す必要があるけれど、楽待やYouTube に上がってくるどうも内容は玄人向けという印象を受ける。
基本戦略
昨今の不動産投資は投資と言うよりも、投資難易度が上がったことで事業者色が強くなっている。そもそもの話、元から不動産投資はそういうものと言えるし、20年前から魅力的な案件は100分の3しかないと言われていた。その後、状況が変わったとすればワンルーム物件については案件がよりフラットなスピード勝負になったり、RENOSYのような仕組みを体系化した事業者が出てきたりという違いだと思う。基本的に水面下の物件は銀行と資本家でゲームの決着がついている。だからこそ、私たちは資本家と何とか同じルールでゲームに参入出来る案件に手を上げる必要がある。それでも、売り手は資本家が大好きなのだから、割り切って誰も食わないような案件に手を出すという線もあるけれど、この方法はかなり際どい。(それでも後日、何とかNoteにしてみたいとは思っている)
まとめ
もっと具体的な方法を書きたかったのだが、少々長くなってしまった。次回より少しづつ不動産投資について書いてみたいと思う。基本的に不動産投資は地主や相続人に圧倒的に優位なのだけれどどうにか凡人が資産を作るための方法について触れていきたい。どうか、このNote が少しでも困っている人の役に立ちますように。