不健康なメンタル

すぐ。きっかけも分からないまま、急に、自分の人生の価値が低いことに気づいて、がっかりする期間がやってくる。小さい小さい絶望感が襲ってくる。

メンタルが不健康だなぁと感じる。

健やかなメンタルの保ち方が、歳を重ねるほどに分からなくなってきた。

自由が欲しい、理不尽とも思える制限の中でもがいていた頃の方が、メンタルがどうのこうのなんて、うだうだ考えることは少なかったかもしれない。
その頃にはその頃の、絶望感とか焦りみたいなものはあったけども、メンタルに来ることは一つ一つしっかり原因があった。

却って、今のような自由が多い環境の方が細かい原因があるわけではなく、誰かの何かの気まぐれでチョンっと突っついたくらいの衝撃で、メンタルがゆらゆらする。

とは言え、根本的な原因はある。
人生が「暇」だからだ。
暇だと碌なことを考えない。とは言うが、まさにそれ。

人間の人生において、すべきことを全部していないと思っている。
だから暇に感じてしまうのだと思っている。

月に30〜40時間は残業している会社員なので、物理的に暇かと言うと、嘆くほど暇ではないと思う。
しかし、ある意味、自分らしく無理せず生きるために、環境を整えた結果が、この人生の暇を呼んでいる。面倒なことを切り捨てたり、逃げ切ったりして。

ほぼしたいことしかしていないし、嫌なことはしなくても済むような感じにもっていってしまっている。
我儘に、好きなことだけしているのだから、メンタルは健やかになるはずなのに、なぜかどんどん不健康になっている。

これで良いのだろうか。
と、心の中がざわつき、毎日、いろんな後悔が積み上がっていき、キラキラに見える他人に、焦りにも似た憧れを感じてしまう。

あまりにダサくてどうしようもないことなので、吐き出したいと思っている今ですら、ここに具体的なことは書くつもりはないのだが、本当に日々、頭の中を占めていることが、それで良いのか、ということしかない。

仕事には、致命的な影響はないと言える範囲で済んでいると思うけど、家庭や対人、「人間としての生活」まで、範囲を拡げて考えると、明らかに、欠陥だらけだ。そのせいで。

そのせいで、とは書いているものの、それ自体は幸せを生んでいるとは思う。揺さぶられることも多いけれど。

ああ。
この何度も何度も襲われる、メンタルの揺さぶりにどう耐えたら良いんだろう。
健康的に生きるのって難しい。