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すぐ眠れるけど悪夢で苦しんでいる

何か悩みごとがあるとき、途端に不安で眠れなくなる。
目を閉じても、ぐるぐるぐるぐる悩みが回っている。
視界は遮られているはずなのに、白い光のようなものがまぶたの裏でぐるぐるぐるぐる鈍く光っていて、視界が煩い。

気づいたら一睡もしないまま、朝が来る。




とか言いたいところだが。

わたしはメンタルがどうであろうと、全く何も影響なく眠れるタイプだ。
悩みがあろうと直前まで涙してようと、もう、のび太並みに早く眠りにつく。

睡眠導入の動画を何にしようか悩む時間の方がよっぽど長くて、やっと決まって流し始めて目をつむると、流す意味がないくらい速攻で寝てしまう。

その代わり、不安や悩みは夢に現れるのだ。悪夢を見ている。
そのなかでも、昔からパターン化している悪夢がある。もう何年も変わらない。

なので、そろそろそれを書き残しておこうと思う。

よく見る悪夢①セリフを覚えていない舞台本番

セリフを全く覚えていない、もしくは覚えているか不安で不安でたまらない状態で舞台本番を迎えるという悪夢を1番よく見る。

セリフが4つくらいしかない役なんだけど、いつもいつも直前まで台本を確認していたり、セリフを覚えないまま舞台本番が来ちゃってる。

いつも同じ役でいつも同じ演目の舞台。(内容は覚えてない)

息が詰まるような、苦しくて苦しくてたまらない時間が続く夢なのだが、この夢はなんか妙にドラマチックで、舞台本番を迎える良い緊張感と、舞台裏のバタバタざわざわした感じも堪らなかったり、怖いし辛いけどワクワクもしている、妙なマゾヒズムを感じる夢でもある。

なぜそんな相反する気持ちがあるのかというと、
小学生のときは演劇部に所属していて、中学ではイベントごとに脚本・監督・演者をやっていたからだ。舞台に付随するいろいろな要素がめちゃくちゃ好きなのだ。
特にあの緊張感が。

その当時は楽しみ過ぎて、セリフは自分以外もほぼ頭に入ってしまうくらい台本を読み込んでいて、セリフを忘れるなんてことは私の辞書には一切なかった。

しかし今は、舞台で見る俳優さんに対して、あんな長いセリフ、なんで覚えられるんだろう?セリフ忘れてなくてすごいなぁ、セリフ出てこなくなったらどうするんだろうという感情を必ず持ってしまうのだ。

その、幼い頃の記憶から来る楽しさとか興奮みたいな感情と、「忘れる」ということについての恐怖心が合わさったのが、この悪夢だ。


よく見る悪夢②高速エレベーターが落ちる

学生のときにダントツで見ていたのは、自分が乗ったエレベーターが高速落下する夢だ。

もっと詳しく言うと、荒廃した団地や建物にいる私が、何かから逃げたり、はたまた普通に移動する手段としてエレベーターに乗らなければいけない状態の設定。
エレベーターはいくつかあり、一か八か選んで乗るのだが、ハズレのエレベーターに当たると、ジェットコースターのような浮遊感が不規則に起こり始め、階数を表す表示板がどんどん狂い出す。
その直後、何千階もものすごい速さで上昇したり落下したりするのだ。
エレベーターの中で浮いたり滑ったりめちゃめちゃに翻弄されて、ようやく目的階以外の階や建物の外にエレベーターが着く。
そしてまた目的の場所へ向かうため、エレベーターを選び…とそのサイクルが寝ている限り続く。

この夢のタチの悪いところは、選んだエレベーターによっては、挙動が怪しくてもちゃんと目的階に着くことがあることだ。
毎回毎回、高速落下&上昇トラップバージョンならば覚悟もできるのに、無事なときもある。
なんともギャンブルな夢だ。

よく見る悪夢③出席日数が足りない大学生活

大学の出席日数が足りなくて、卒業できないかもしれない恐怖を感じている夢もよく見る。(大学卒業して10年以上経つのに…)

これは実際、大学生のときにとある事情で大学に行けなかった期間があり、一個一個の講義に対して、◯回休んでしまった…。大丈夫だろうか…。と、ジリジリ感じていた恐怖の過去があるので。
私の中の恐怖の象徴みたいなものだ。

セリフを覚えてなくて舞台本番の悪夢同様、追い詰められてる系の夢だけど、こちらは良い緊張感みたいなものは皆無。
振り返ってみると大学自体に楽しい思い出はあまり無いから、きっとそこら辺が反映されているのだろう。

その夢を見て目覚めたときは、どっと疲れている。
会社員は単位制でなくて良かった。

今でも忘れられない夢

単発で悪夢というか、変な夢もよく見る。
起きるとすぐに忘れてしまうが、その当時書き留めていたり、なんとなく似たパターンの夢の場合は覚えている。
今でも忘れられない夢を2つ書いてみる。

1つ目。
高校生のとき、めちゃくちゃナンパしまくっている夢を見たことがある。
どんなタイプの可愛い子も、声をかけて少し話すと次々に堕ちてくれるから、めちゃくちゃ楽しかった。
果たして私は夢の中でどんなイケメン設定なんだろうと思っていたら、あるナンパのときに自分が発した言葉で、全然違うことに気づいた。

「女同士のキスは、くちびるがやわらかくて気持ちいいんだよ。試してみる?」(意訳)

女設定!!

びっくりしたところで目が覚めた。

2つ目。
母親は10年以上前に亡くなっているのだが、生前はよく怒られていたので、亡くなった後に夢に出てきたときも、まず感じたのは怒られるかも、という感情。
実は生きてて会えた(※夢の中の設定で)喜びよりも、母が知らないあんな悪事や生き様がバレて怒られる…みたいなことを夢の中ですら思ってしまうのが、なんだか滑稽だった。
そして実際に、夢の中で母はその悪事を知り、不機嫌になるのだ。

幸せな夢ほど忘れる

♡♡🌻🍚♡♡

好きな芸能人が出てくる夢もよく見る。
それはもう分かりやすく。

でも同じ夢は2度とみないし、なぜかそういう幸せな夢ほど良いところで目覚めてしまうし、すぐに忘れてしまう気がする。
だから、最近見て1番幸せだった夢だけ書いておこうと思う。

自分の部屋で目覚めたら、ベッドの横に海人くんのギターがあった。
そのギターにはジャニーズ事務所の住所的なものが書いてあって、それを見るたびに、海人くんと付き合ってるなんて、信じられない…って思っている。
という夢。

海人くんとは、King & Princeの髙橋海人くんです。

てゆーか、よく考えたら本人不在の夢じゃん。

ギターの住所とか、たぶん海人くんのだって視覚的に理解させるためのものなんだろうけど、非現実的というかその辺の描写がチンケで悲しいw

でも、その当時は寝ても覚めてもキンプリが頭の中を占めていたので、めちゃくちゃ嬉しかった。
内容は忘れたけど、別の夢でれんかい両方が出演してくださったこともある。
※夢です。




よく見る悪夢について、どういう意味かが気になって、夢占いで調べたことがある。だが今回はその内容は書き添えない。

意味を知っても知らなくてもこれらの悪夢を見なくなることは無いし、対策方法も無い。
自分の頭の中だけで起こる、壮大な物語。
映画かなんかだと思えばいいかなと思っている。

というわけで、あくまでもとりあえずの記録。



ということを考えている夢を見た。
悪夢について振り返る夢は、果たして悪夢か。


ーーーそれともそういう体のエッセイか。

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