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l (アイ) の効能


相手に
なんらかの本心を伝えたい時
ことに一見ネガティブなことを伝える時

I で始めるといい…

と何度か目にしたことがある。

相手を責める言い方

「あなたがこうだから…」
「あなたが…」

ではなく‥たとえば

「あなたがそうして
  私はとても悲しかった」

「私はつらかった…」

I → 私 を主体にする。

どこかで 何度か目にした
そんなことがうっすらと頭に残っていた。

あえて意識的にそうしていたわけでもないけど
相手との関係性に
なんらかの不具合のような
感情や感覚が生じた時

実際そのように伝えることが
最近 増えてきた。


生きていれば
どちらが正解とかでもなく

それぞれの価値観や
それぞれの時に無作為な
やり取りによって

摩擦のようなものが生じてしまうのも
無理もない。

人と人は今のところ
どうしたって違う人間同士なのだから。

その時
ただ勢いにまかせて
自分自身と向き合うこともなく
相手に
感情や指摘を無造作に
全面的に不用意に投げつけるのではなく


まずは
自分自身が
自分自身の気持ち‥
本心 に 正直 に
… 大切に向き合ってみて

私 はこう感じている
私 はこう感じた

それを伝えればよかったのだと

相手を非難する方向に気持ちが向いていて
実は 自分自身 の心 想いそのものを
実に 粗雑 に扱っていたのかもしれない。

この歳になって
ようやくポツリポツリと気付かされる。

I  → わたし を

見つけていないまま
他者を非難しても…埒があかないだろう

本当の 自分の 心
本心 を 大切 見つけてあげて

それをそっと相手との間にある
テーブルに 丁寧に乗せてゆく…

ゆっくりと 乗せてみる

本心を伝えるということは
時に勇気もいること

それでも、相手を信頼して

I   アイ 私

を 相手に 示してみる
そっと、差し出してみる

そんな
表現の在り方 もあったのだな

と 今頃になって気付かされる。


もし そこに
愛 が あるならば

少なからず 大切に差し出した

I  = 私 そのものを

例え
ネガティブな内容であったとしても

相手はそれをやはり大切に
受け止めてくれることだって
充分にありうる。

実際 自分の本心を丁寧に扱い
相手のことも想いながら
伝えるようになってから

ネガティブな内容でも
どちらも傷つけあうことなく
真意を互いに理解しあえることすらも

時に 不思議なくらい…
増えてきた


─  I (アイ) の 効能

それは まさに

─ 愛 の  効能

本心 を伝えること 伝え合うこと

それは
時にとても難しいことだと思い込んでいた

でも違っていたのかも…しれない。

それはわりと
とても簡単で

実はとても
シンプルなことだったのかもしれない

遅まきながら
それでも

I  … 愛 を持って

伝え合うことの
大切さを

今になって
     知り始めている











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