「殺しを呼ぶ卵(最長版)」を観ました
映画鑑賞備忘録です。
2022年32本目は「殺しを呼ぶ卵」。
1968年公開の作品。機械化が進む巨大養鶏場を舞台にしたサスペンスで、今回は当時カットされた残酷描写を加えた最長版としての上映でした。
「残酷描写を含む」という文言にちょっと身構えて観ましたが、冷静に考えて60年代基準の話なのでそれほどショッキングな映像というわけではありませんでした。当時どこがカットされていたのか定かではないのですが、遺伝子組み換えで産まれた奇形のヒナのシーンとかでしょうかね。作り物と分かっていても少し目を背けたくなる映像でした。まぁ、鶏肉処理のシーンのほうがリアルという意味ではよっぽどグロテスクかもしれませんが。お肉を頂く際には感謝を忘れずに……。
古い作品特有の演出にシュールな印象を受けつつ、時代を照らしたテーマや実験的な映像には公開当時で考えると先進性がある作品だったんだろうなぁと思わされます。ストーリーも一捻りあって、作中の疑問が放置されることもなく、きっちり最後に合点がいって良かったです。
(2022年12月上旬に鑑賞)
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