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「ヴォイス・オブ・ラブ」を観ました

映画鑑賞備忘録です。

2022年1本目は「ヴォイス・オブ・ラブ」。

セリーヌ・ディオンの半生を題材にした伝記的映画。ストーリーは概ねセリーヌ・ディオンの様々なエピソードが下地になっていますが、主人公はアリーヌという架空の女性で、今作は事実に基づいたフィクションとしています。主演は監督・脚本も務めるヴァレリー・ルメルシエ。御年58歳ながら、デジタル技術などを駆使して12歳から50歳頃までのアリーヌを一貫して自身で演じており、その気合の入りっぷりが感じられます。

なるべく違和感がないように工夫された映像には感心ですが、さすがに子ども時代の見た目には違和感が拭えず、50後半の女優が10代を演じるのはなかなかに厳しいものですね。ストーリーに関しては、脚色されているとはいえ史実ベースなので意外な展開はなく、割とあっさりした印象を受けました。音楽もの作品の醍醐味といえば、やはりステージでのライブ映像だと思うのですが、それはダイナミックで良かったです。というか、つまるところセリーヌ・ディオンの歌がいいんですよね。映画では1996年にリリースしたカバーソング「All by Myself」が推されていましたが、もっと色々な楽曲が聞けたら嬉しかったとは思いました。

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