「貞子DX」を観ました
映画鑑賞備忘録です。
2022年27本目は「貞子DX」。
国内で制作された「リング」シリーズとしては8作目。「呪いのビデオ」を観た人は不審死を遂げるという都市伝説がまことしやかに囁かれる現代を舞台に、新たな貞子の呪いにIQ200の天才主人公が挑む……というあらすじですが、一体その触れ込みはなんだったのか、と言いたくなるほどのおとぼけ映画です。
「貞子」という存在はすでにゆるキャラ的にキャッチーな形で消費されまくっているわけですし、ある程度ギャグに振ってくるのは容易に想像できます。ですが、その肝心のネタが終始スベり気味で、あまり笑えなかったのが残念。悪い意味でツッコミどころが多いのですが、特にしんどかったのは主人公のバディ的ポジションである自称占い師のナルシストキャラ。何度も繰り出されるキメポーズと口説き文句にはうっすらと寒気が……ホラーってそういうこと?
身近な人間が白装束に青ざめた顔でにじり寄ってくるという謎の追い詰め方をしてくる貞子ウィルスの症状や、結局なんにも解決していない投げやりなオチはちょっと面白いですが、それ以上にしんどさが勝ってしまいました。
全然、怖くないことは百も承知で観に行っているので、もっと狂った感じのバカホラー映画でお願いします。(それかマジで怖いやつ)
(2022年11月上旬に鑑賞)
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