繊維の種類4:天然繊維と化学繊維

おはようございます。
今日は雨模様の予報がまだ雨は降っておらず、雲があるせいか心なしか気温よりも暖かい。

さて、昨日まで繊維の細かい分類や性質を見てきたところでようやく笑 今日からは『衣服』に使われている『布』を織りなす『糸』の元となる『繊維』を、より掘り下げていきたい。
すでに過去の回で様々な素材に関して触れてきたが、その布の元となる種類を見ていこう。

繊維の種類

繊維は生成過程によって、動物や植物から作られる天然繊維と人工的に製造された化学繊維(人造繊維とも)がある。

天然繊維

天然繊維は有史以前から利用されており,次のように分けられる。

(1) 植物繊維 

さらに種子毛繊維、靭皮繊維、葉脈繊維に分類される。
綿花,亜麻,マニラ麻など。

(2) 動物繊維 

さらに毛繊維、絹繊維、羽毛繊維に分類される。
家蚕絹,柞蚕 (さくさん) 絹,羊毛,らくだ毛など。
ダウン(水鳥の羽根と羽根の間に生えているボール状の綿毛)やフェザー(水鳥の羽根)も布にはならないが、天然素材のアウターの内包物として、特にこれから季節に大活躍している。

(3) 鉱物繊維 

石綿がこれにあたるが、アスベストなどで発がん性が問題になり現在では製造禁止されている。


化学繊維

一方,化学繊維は次の4つに大別される。

(1) 再生繊維 

レーヨン、キュプラ、リヨセル

(2) 合成繊維 

ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタンなど。

(3) 半合成繊維 

アセテート、トリアセテート

(4) 無機繊維 

金属繊維(箔糸、金銀糸)、ガラス繊維など。

このように、布に使われる繊維は大きく分けて2つ、そこからさらに細かく分かれている形になっている。
明日からは早速植物繊維から具体的に見ていこう。

こちらの文章は以下のリンクを参考文献として使用しています。
コトバンク:繊維


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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