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藍4:藍の栽培

おはようございます。
昨日から継続して爽やかな朝を迎える。天気予報とは打って変わって、昨日は気温も上がって都内各所の桜はほぼ満開、それぞれの場所に人々がごった返していた。改めて枝だけの状態から花だけで木を覆うなんて正直正気の沙汰じゃないと思うくらいロマンチックで、毎年見ているのに気持ちの整理がつかないままただただ圧倒されてしまう。これを見るために海外から旅行者が増えるのも納得だ。

さて、今日からはまた藍に話を戻して、今日は栽培に関してみていきたい。

藍の栽培方法

3月上旬、一番ツバメが訪れる頃の大安吉日を選び、種を蒔き種が隠れる程度に土で覆う。朝、神仏に祈りを捧げ、種まきの後は苗床に御神酒をかけることもある。
一か月後には藍の苗が発芽し、間引いていく。

さらに一か月ほど経つと苗の本葉が5〜6枚揃います。
5月上旬には苗は20cm程度まで成長していて、苗を藍畑に定植。定植は、溝を掘り小さな3~5本を束にして40cm間隔で植え付ける。土を被せた後苗の根本を体重を踏む。少々乱暴に見えるが踏むことで丈夫に育つ。ここからはどんどん生長していくのでこまめに除草を行う。
蓼藍の葉は艶のあるバジルのような、一回り大きなお茶の葉のような葉っぱをしている。

藍の収穫

6月下旬~夏 天候さえよければ藍の葉がさらに生長して50cm~60cmほどの丈に育っていく。

梅雨明けにまず1番刈りで最初の収穫を行い、さらにぐんぐん成長させて2番刈りを行なう。この段階になると藍畑は畝の幅が広い茶畑のようになっていて一列ごとに収穫をしていく。
刈り取った葉は、直ちに畑から藍師の家の庭に移されて裁断機にかけて茎葉を約2cmに裁断。裁断された葉藍は裁断機の吹き出し口から出てきて、扇風機の風で飛ばす。重さの違いによって風に乗って飛ぶ距離が異なることから、ここで茎と葉が選別される。選別された藍の葉は天日で十分に乾燥された藁に詰めて保存する。これを「藍粉成し(あいこなし)」と呼ぶ。

明日は、いよいよ染色の肝となるすくも作りを見ていこう。

*上記の情報は以下のリンクからまとめています。

https://led-ai.pref.tokushima.lg.jp/ai/

http://www.japanblue-ai.jp/about/index.html


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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