お茶の葉10:発酵茶(紅茶)のグレード

おはようございます。
今日はまた格別に冷え込みが厳しく感じる。Air Macがキンキンに冷えていてキーボードの文字部分だけに触れるように変な形でのタイピングになってしまう。

今日はチャノキの葉っぱ(及び茎)を発酵の程度によって大きく4つに分かれる中でそれぞれを掘り下げていきたい。

  1. 不発酵茶(緑茶)

  2. 半発酵茶(中国茶の白茶、黄茶、青茶)

  3. 発酵茶(紅茶)

  4. 後発酵茶(黒茶)

今日は、紅茶の名称で「ダージリン」「ウバ」などのほかに、「OP」、「BOP」などの表記がされていることがあるがこれについて見ていきたい。

紅茶のグレード

これらは茶葉のグレードや等級と呼ばれるもので、茶葉の大きさを表す。また、等級を付けるための国際的な基準はなく事実上、茶園やメーカーが独自の判断でつけている。

まず紅茶は茶葉のサイズ(大きさ)によって主に「フルリーフ」「ブロークン」「ファニングス」の3つに大きく分類されており、更に細かく分類される。今日はまさにここを見ていく。

フルリーフ

切断せず砕かない状態の茶葉で、茶殻を見ると葉っぱの形がそのまま復元されているのがわかる。

オレンジペコー(OP)

茶の枝の尖端部分から2番目に若い葉で、まだしっかりと葉が開いていない柔らかい。茶葉が細くよじれた長い形状で、7~11mm程度。橙黄色の芯芽フラワリーを多く含んだものはフラワリーオレンジペコー(FOP)という。なんとなくキャッチーで耳にしたことがある人も多いと思うが、、あくまでオレンジの味はしない笑
蒸らし時間を長くして、茶葉のよりをしっかり戻して飲みたいタイプ。

ペコー(P)

比較的、茶葉の尖端に近い葉。3~5mm程度。フルリーフのこの等級以降は単体での製品化は余りありません。主に加工食品や工業用として使われています。
BOPだと渋みが強くなりすぎる紅茶も、PEKOサイズで香りやコクがバランスよく楽しめる。

ペコスーチョン(PS)

ペコーより枝の下の方にある、下のスーチョンの次に大きな葉。正直初めましての名前だが、それもそのはず紅茶として使われるのはここまでということが多く単体でグレードを謳われることがない。

スーチョン(S)

茶木の割と下の方にある、比較的大きくしっかりした葉です。一般的な紅茶にはあまり使われない。

ブロークン

上のフルリーフを切断したり砕いた状態の茶葉、等級や産地によって大きさは様々です。

ブロークンオレンジペコ(BOP)

オレンジペコを2~4ミリ程度にカットした、少量のティップを含む茶葉。 芯芽を含む上級品が多く最もお目にかかる機会が多い等級の中の1つで、比較的濃く、抽出が早いためティーバッグにもよく使われています。 セイロン茶に多い等級でもあります。
水色は濃く、コクがあり、香りに優れている。

ファニングス

扁平で小さなサイズ、粉砕した粉状の茶葉。

ブロークンオレンジペコファニングス(BOPF)

BOPを篩いにかけたときに落ちる1~2mmくらいの茶葉。BOPより香りも水色も濃く出るので上級品のティーバッグに使われることが多い。ファニングスは「細かい粉茶」を意味します。

番外編

ダスト

1mm以下、0.3~0.5mm程度の粉末状の茶葉。敢えて生産されることは少なく、多くは他の等級の生産過程でふるいをかけた時に出る粉状の茶葉を集めた物。「ダスト」と聞くとよいイメージはないが、高品質茶葉の生産時に生まれるダストは高値で取り引きされることも少なくない。一般的な茶葉のものは主に安価なティーバッグや加工製品などの工業用として使われる他、紅茶原産国でミルクティー用として使われることが多い。

CTC

CTCとは、「CRUSH(つぶす)」「TEAR(引き裂く)」「CURL(丸める)」の頭文字をとった、CTC製法で仕上げられた茶葉。
濃く早く出るため、ティーバッグやミルクティー向きの茶葉はこのCTC製法によって仕上げられる。忙しい現代人の暮らしのニーズによって生まれた比較的新しい製法で需要とともに急速に拡がった。今では世界中の産地で作られ、アッサムやケニアはじめアフリカの茶葉のほとんどがこのタイプ。


産地による茶葉の種類に加えて、こうした茶葉の上から何枚目かという違いと加工の仕方によって味わいが大きく変わってくる。オレンジペコーなど味っぽい名前がついているから紛らわしいけれど、これが分かればどの茶葉のどんな加工がされたどこの葉なのかがわかるので次から紅茶を専門店で飲んだり買う時に見てみるのも面白くなりそうだ。

*上記の情報は以下のリンクからまとめています。



僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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