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琥珀6:琥珀の色

おはようございます。
今日も朝から照り輝く太陽と共に暑い一日の始まり。植物たちにも水をたっぷりあげてなんとかこの暑さを乗り切ってもらおう。

さて、今日は一言で琥珀といっても、実は様々ある琥珀の色に関して見ていこう。

琥珀の色

琥珀には大きく橙・黄・褐色・赤・白のものがあり、ごく稀に青・緑がかったものも発掘される。( かなり淡い色合いで黒地のものを背景にして確認。 )琥珀には天然のものと加熱加工されたものがあり、加熱をすることで琥珀の中にある気泡が抜け透明度が増す。その際、気泡が琥珀の中ではじけて大変薄い亀裂が生じる。そのことを「 サンスパングル( 太陽の煌き ) 」と呼ぶ。通常の貴石であれば透明度の高さがそもまま価値に比例するが、琥珀の場合は内包物によって価値が上がることもあり、内側の輝きは表情として評価される。

また琥珀を加圧加工し表面から染料を浸透させて色をつけることも出来る。最近は染色技術が発達して、今まで難しいと言われていた青い染色の琥珀も登場するようになった。( 琥珀の元の色が橙・黄なので青を入れると緑・青緑色になってしまったため )
大まかな色のバランスを見ていこう。

イエローアンバー

イエローアンバーは、一般的に琥珀として認知度の高いカラーで、まるではちみつのような透き通った色味が特徴。
イエローアンバーは、思考を柔軟にするとされ、持ち主から不幸を遠ざけるといわれている。
また、同じイエローでもカラーの濃さによって価値が異なる点も特徴。具体的には、ブランデーのコニャックのような褐色のコニャックアンバーが最も高価で、次はブラウンアンバー、最後にイエローアンバーの順番となる。

チェリーアンバー

チェリーアンバーはイエローアンバーより赤みを帯びた、濃い茶色の琥珀を指す。
ただ、チェリーアンバーと次でご紹介するレッドアンバーに明確な違いはなく、人によって判断が異なることもある。
赤の度合いが高いほど価値は高くなりますが、チェリーアンバーは加熱や加圧による発色のケースも多いとされている。

レッドアンバー

レッドアンバーは、赤褐色を帯びた琥珀。天然のレッドアンバーはかなり希少で、鉱物関係者でも見たことがない人は多いといわれる程。
そのため市場に並ぶ琥珀は、加工されているケースがほとんどで、天然のレッドアンバーが市場に出回ることはほぼありません。ちなみに天然ではないレッドアンバーは、加熱や加圧に加えて着色処理が施されており、鮮やかな見た目が特徴的。

グリーンアンバー

グリーンアンバーは樹脂に含まれる成分が紫外線で反射し、グリーンの反射光が見える琥珀のこと。
淡色のピュアグリーンアンバーや、レッドに1度染めた後に穴をあけてグリーンの風合いを演出したグリーンアンバーもあります。
天然のグリーンアンバーもある一方で、加熱・加圧処理されたものが多く流通しています。とくに、グリーンが鮮やかでデザイン性に優れている場合、人工的なグリーンアンバーである可能性が高い。

ブルーアンバー

グリーンアンバーと同じく、樹脂の成分が紫外線によって蛍光した際に、青色の光に見える琥珀をブルーアンバーと呼ぶ。
普段はイエローアンバーのように見えるものの、角度によって色味が異なり、太陽の下では薄い青みを帯びた光を放つ。
ブルーアンバーは特にドミニカ産のものが有名。ただし、高価なドミニカアンバーのなかには、偽物も多い。

ロイヤルアンバー

ロイヤルアンバーとは、乳白色のマーブル模様が特徴の琥珀琥珀全体のわずか0.1%程度の希少な色で、非常に価値の高い石。マーブル模様は、樹液が発生する過程で気泡が入り、その泡が固まってできたとされる。
ロイヤルアンバーの魅力は、時間が経つにつれて表面が乳白色からバター色へと変色する点で、アンティーク感も感じる、気品ある柔らかな色味を楽しめる。

正直赤や緑の琥珀は素人には琥珀とは思えず、それらの色に染色された樹脂や場合によってはプラスティックのようにも見えなくはない。そういった意味で中に何かしらの内包物があることで、それが琥珀であることを素人でも認識できる助けになるかもしれない。(それすらも模倣されたらもう騙されるしかないだろう…)


*上記の情報は以下のリンクからまとめています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。


皆様も、良い一日を。

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