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SDGs 4: ウエディングケーキモデル

おはようございます。
今日は雲間から朝日が漏れ出すような朝。今日から最低気温は0℃近く、最高気温も一桁台という日が1週間ほど続くようなので暖かくして過ごしたい。

さてSDGsに関して学びを始めたけれど、今日はそのSDGsが17の目標と共にその構造をよりわかりやすく理解するための構造があるので、そちらを見ておきたい。

持続可能な開発目標

持続可能な開発目標(英語: Sustainable Development Goals、略称: SDGs)は、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標である。さらにその下に、169の達成基準と232の指標が決められている。

ウエディングケーキモデル

SDGsのもうひとつの捉え方として、持続可能な開発のための『ウエディングケーキモデル』というものがある。
このめでたく美味しそうな構造モデルは、国際的に著名な環境学者であり、SDGsのもととなる概念「プラネタリ―バウンダリー(地球の限界)」を提唱したスウェーデン出身のヨハン・ロックストローム博士とインドの環境経済学者パヴァン・スクデフ博士が考案しましたもの。

SDGsウェディングケーキモデルでは、SDGsの全17目標は4つの階層から成り、それらが密接に関わっていることをウェディングケーキの形になぞらえて表している。

SDGsがめざすのは、①地球の環境を守りながら、②すべての人が尊厳をもって生きられる社会と、③誰もが豊かな暮らしを継続的に営むことのできる経済を実現すること。①は環境、②は社会、③は経済の側面。
①環境が土台となり、その上に②社会、③経済が乗っていて、最後に目標17 「パートナーシップで目標を達成しよう」が載っているこの4段構造によってウェディングケーキのような構造が作られている。

環境

SDGsウェディングケーキのベースとなる環境(生物とも)には、17の目標のうち下記の4つが含まれている。

  • 目標6.安全な水とトイレを世界中に

  • 目標13.気候変動に具体的な対策を

  • 目標14.海の豊かさを守ろう

  • 目標15.陸の豊かさも守ろう

「環境」は、私たちが地球上で暮らす上で必要不可欠な要素である海や森林などの“環境問題”や“気候変動”についての目標が含まれている。

昨今では、数十年前とは比べ物にならないほどに世界中の国や技術が発展・成長を続けています。しかしそれらは“自然環境”が土台になることによって生み出されいて「社会」と「経済」は「環境」無くしては成り立たない。
持続可能な「社会」「経済」を支えるためにも、その土台となる「環境」目標をまず達成しなければならない。

社会

SDGsウェディングケーキの中間層である「社会」には、17の目標のうち下記の8つが含まれています。

  • 目標1.貧困をなくそう

  • 目標2.飢餓をゼロに

  • 目標3.すべての人に健康と福祉を

  • 目標4.質の高い教育をみんなに

  • 目標5.ジェンダー平等を実現しよう

  • 目標7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

  • 目標11.住み続けられるまちづくりを

  • 目標16.平和と公正をすべての人に

「社会」では、私たち人間が不自由なく生活し、働けるような世界を作り上げるための目標が含まれている。
「生物」によって私たちが暮らす生活環境が整ったとしても、“健康問題”、“差別・偏見”、“教育環境”といった、生活基盤に必要な社会環境が整わなければ持続可能な社会の実現・維持は難しい。
また「社会」に含まれるそれぞれ目標を達成することで、持続可能な社会に必要な「経済」の基盤を作り上げることに繋がる、という訳だ。

経済

「環境」「社会」の2層によって支えられている「経済」には、17の目標のうち下記の4つが含まれています。

  • 目標8.働きがいも経済成長も

  • 目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう

  • 目標10.人や国の不平等をなくそう

  • 目標12.つくる責任 つかう責任

「経済」では、社会で働く人々の“働きやすさ”や人や国に対する差別や偏見を無くすことで国や世界の経済発展につなげようとしている。
そのためには、「環境」「社会」のそれぞれの目標を達成することが必要不可欠であり、経済の発展は環境と社会の上に成り立つことによって実現が可能になる。

パートナーシップ

そして、一番上にある17のパートナーシップ。これらの目標を達成するために、国や企業をはじめとした全世界の人々がこの構造を理解してパートナーシップを組んで行動していくことで持続可能な社会を作り上げることを目標にしている。

そうして考えてみると、構造として一番上、というよりもウェディングケーキ全体を覆っているクリームのような存在と言ってもいいだろう。


昨日の5つのP(People、Planet、Prosperity、Peace、Partnership)と同様に、環境、社会、経済と大きく3つに分けられた方が頭には入ってきやすい。
だが、これを絵に描いた餅ならぬウェディングケーキにしないようするためにはそれぞれの目標を理解することは17つはあまりに多い目標で同時進行するのはやはり難しい気がする。
個人的には、理想的には5個、せめて10個程度まで絞り込めた方が実現すべきスローガンとしてより浸透できたんじゃなかろうかと思う。

こちらの文章は以下のリンクを参考文献として使用しています。


僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。

皆様も、良い一日を。

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