真珠15:人造真珠
こんばんは。
今日は久しぶりに曇りで朝から涼しいと思える気温でのスタート。最高気温も30℃と過ごしやすい一日になりそう。今日が朝から金曜日のような気がしているけど、まだ木曜日なのが衝撃的笑
今日は、さまざまな形で真珠に取り憑かれてきた人間が貝に依らず、真珠の輝きを気軽に楽しめるように作り出した、人造の真珠を見ていきたい。
人造真珠
日本では1968年以降,公正取引委員会によって貝,ガラス,プラスチックその他の材料で人工的に製造し,天然真珠または養殖真珠と類似のものを,〈人造真珠〉または〈人工真珠〉と表示することを義務づけている。
人造真珠は,17世紀末にジャカンJaquinという名のフランスのビーズ製造業者が,真珠光沢を出す塗料,いわゆるパール・エッセンスを考案したのに始まる。彼が最初に作った人造真珠は中空の薄いガラス球の内面にパール・エッセンスを塗装したものであった。パール・エッセンス(真珠箔)は,魚鱗片を溶剤に溶かしたものが用いられたが,その成分は有機化合物のグアニン(尿酸と同類で,無色の針状ないし板状の結晶)であることが後に解明された。
日本では,明治末期より研究が進められ,タチウオの魚鱗またはキスの内臓が真珠箔として用いられるようになった。大正中期には,大阪府下の泉南地方のガラス玉を原玉として外側から塗装した人造真珠が考案され,世界第一の人造真珠生産国となった。生物によることがない工業製品で、炭酸鉛とプラスチック製核を用いたものが多く作られている。現在では変色の欠点のある魚鱗箔は使用されず,鉛白か二酸化チタン,さらに合成樹脂製真珠箔も用いられている。
貝パール
養殖真珠の核に人工的に真珠色の塗装を施したもの。
人造真珠のうち,〈貝パール〉〈セミ・パール〉などと呼ばれるものは,養殖真珠用の人工核に真珠箔を塗布(7回くらい)したものをいう。また〈模造パール〉あるいは〈マジョリカ・パール〉の名称のものは,ガラス原玉もしくはプラスチック球に同様な塗装処理(5回以下)をしたものをいう。
プラスチックパール
真珠を模したプラスチック球。軽く、表面は真の真珠層ではないために汗などに強い。軽く、表面は真の真珠層ではないために汗などに強い。
コットンパール
日本において19世紀頃開発された人造真珠。綿(コットン)を球体に圧縮し、表面にパール加工を施しており、コットンを材料としているため1粒が非常に軽く、本物の真珠やプラスチック製のものよりも着用しやすいのが特長。 そのためボリューム感のあるネックレスや大粒のピアスなどにもよく加工されている。表面に独自のざらつきがあるがそれも独自の味とされている。
真珠の美しさは誰しもが認めるところだが、その分高価で無い袖は触れないのも事実。そうしたところで、安価でしかもお手入れも(ほぼ)不要となれば、一定のニーズがあり、産業としても成り立ってくる。魚の鱗でその光沢を代用できると見つけた探究心は素晴らしい。
本当の真珠に対してまずはどんな風に日常生活で使えるか、新たな可能性を広げて気軽に試せる意味においても、ただニセモノと片付けてしまうのはもったいない。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い一日を。