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願ってもない依頼②
おはようございます。
今日の気温は東京で2℃と未だかつてない冷え込み。これからはこんな気温がデフォルトになるみたいだから、朝晩は温かくして過ごしたい。
昨日は家具を製造・販売されているブランドで働いている先輩からレザーに関して相談したいとお話をいただいて、二子玉川に行ってきました。
ご相談いただいた内容は、ソファなどを製造する過程で出るレザーの端材(要は切れ端)を活用して何かを作るワークショップができないだろうか、というもの。本来であればそのまま捨てるしかない素材を有効活用したい、そして、家具を買う時にしかお客様にお越しいただけない状況から、すこしでも気軽にお店に足を運んでいただいてブランドとしても慣れ親しんでいただきたい、ブランドとしての様々な取り組みを知っていただきたい、というもの。
実際にレザーを見せていただくと、イタリア産のレザーはソファー用ということでしなやかで手触りが良い一方でとても薄い。固い木材や柔らかいクッション素材を包み込むためのものなので、横に伸ばすことは想定されておらず面が小さく細くなればなるほど耐久性は弱い。
元々お話をいただいた時になんとなくイメージしていたのは上質な素材をそのまま面で生かして使うことだったけど、レザーが薄すぎてそれは難しそう。そのブランドが持つ、洗練されたモダンさとナチュラルな心地よさのイメージに沿ったものを参加者が作って持ち帰って使えるようなものを目指して、先輩と店舗の店長さんと話し合うこと1時間。なんとか2つほど方向性が見えたので、昨日の時点でレザーの素材をお預かりして年末にかけてサンプルをいくつか作成することに。
レザーの端材は、元々テキスタイルと違って四角で出てこないものなのでどうしても出てきてしまうもの。命ある生き物から頂いている素材だからこそ、食肉としての二次利用であるレザーであったととしても、使えるものは全て使って、一人でも多くの人の役に立って使って喜んでもらって、命を全うさせたいと常々思っていた(だからこそ自分が使って余ってきた素材も捨てずにずっと保管している)。自分が使う素材とは全く風合いが異なるものではあるけれど、こうした形でレザーの端材を活用して新たに何かを生み出すことにはやりがいを感じるし、チャンスを与えてもらえることに感謝しかない。
形にできたらここでもご紹介できたらと思います。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い一日を。