真珠5:真珠養殖のステップ
おはようございます。
今日は朝からまた富士山の麓に来ています。
そんな中でも、今日は真珠の中でも一番生産量の多い養殖真珠に関して、より具体的に確認していこう。
真珠養殖
養殖真珠の生産過程は分業化されており,稚貝採苗,母貝養殖,真珠養殖に大別される。アコヤガイを例に見ていこう。
稚貝採苗
稚貝採苗は主として愛媛県南部や高知県西部で行われ,6月に杉枝の束を海中につり,アコヤガイの幼生を付着させ,8月下旬に取り揚げて籠に入れて養殖する。こうした自然に発生した稚貝を採苗するほか,十数の事業体が人工種苗生産を行っており,その生産量は全体の10%程度と推定される。
母貝養殖
これらの稚貝は各県の母貝養殖用に供給され,翌年の秋まで養成される。およそ母貝1個当りの重量が30~40g以上になれば,挿核用の母貝として販売される。
真珠養殖
真珠養殖業者は,母貝,核,器具,資材などを購入し,次の養殖過程を経て真珠を生産する。
母貝養成 母貝の大きさ,産地などを群別に選別し,暫時養殖する(秋季)。
母貝仕立て 挿核手術という強い刺激に備え,事前に体内の生理活動を抑制する作業で,挿核手術後の脱核,死亡の防止,真珠品質の確保に欠かせない。
挿核手術 開口器で貝殻を開き,先導器(メス)で足の基部から生殖腺まで,通常1~2個の核が入るように内部を切る。その後他の貝の外套膜から切り取った組織の小片(ピース)を,切開した道筋の奥まで挿入する。次に核挿入器に核をつけて挿入し,ピースと密着させて手術を終わる。技術者は1日に400~600個の貝に手術をする。挿核時期は一般に4月から7月ころまで。
珠貝養成 一般に直径6mm以下の真珠で約半年,それ以上のもので約1年半程度の養成期間がある。養成期間中の管理業務(海事という)は多岐にわたる。貝掃除はフジツボやカサネカンザシなど貝の成育を害する付着生物を除く作業で,高圧の水で洗い流す機械を用いる。貝殻に寄生し穴をあけ被害を与える多毛類Polydora ciliataの駆除作業は,飽和食塩水に貝を浸漬する方法が一般的。輸送作業は冬季の避寒,真珠の巻きや色を調える仕上げ漁場への移動,他県への移動などの際に行う。その他異常水温,低比重などの出現に伴う垂下層の変更や避難,赤潮・酸欠時の措置,泥土汚濁時の避難,台風対策などの管理業務がある。
浜揚げ 秋季の水温降下に伴って,真珠層の光沢が増加する11月以降に,真珠の浜揚げが行われる。貝肉を石灰とともに機械で砕き,肉片を洗い流して真珠を取り,選別する。
ちなみに真珠が取れるアコヤガイは食べることができる。
食べられる部分は貝柱のみでだが、味はたんぱくでクセがなく食べやすい。アコヤガイから摂れる貝柱は伊勢志摩の特産品であり、そのため、東日本ではほとんど出回らず 西日本では高級珍味として知られている。
レザーでもあくまでも皮は食肉の副産物であることと似ている。命を頂く以上は最大限活用していくことが無駄のない、シンプルかつ効率の良い社会に繋がるというものだ。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
https://kotobank.jp/word/%E7%9C%9F%E7%8F%A0-81887#goog_rewarded
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い一日を。