真珠3:真珠の種類
おはようございます。
今日も薄雲に覆われているけれど、涼しくて過ごしやすい。
さて、今日は真珠に関して、昨日2では作られる過程と組成を見てきた。今日はいわゆる宝石として扱われる真珠の生産方法による種類を確認していこう。
本真珠
本来は鮑玉(あわびだま、アワビの内部に形成される天然真珠)のことを指すが、現在はアコヤガイ(Pinctada fucata martensii)の真珠や淡水真珠まで含めている。その際には貝パールなどのイミテーションではないという意味。
天然真珠
天然の真珠貝によって自然に生成されたもので、その貝の中から偶然見つかる真珠の総称。
古来、宝玉として珍重され、とくに東洋において多く発見され市場に出た。貝体にできる位置によって貝付真珠と遊離真珠とがある。前者は貝殻真珠、殻付真珠、半円真珠とも称し、貝殻の内側に突起としてできたものである。後者は真の真珠で、貝殻から離れて貝の体内に生じたもので、その発生部位によって、袋(ふくろ)真珠、蝶番(ちょうつがい)真珠、筋肉真珠の呼び名がある。天然真珠の形はいろいろであるが、球形のものは少なく不整形が多い。また、大きさもケシ粒大から数十ミリメートルのものまであるが、大部分は「ケシ」とよばれる小さなものである。
1920年代に養殖真珠ができるまでは、1万個の貝から数粒しかみつからない程度の確率だと言われ、養殖真珠よりかなりの希少価値があったがその価値は1930年代の世界恐慌などの影響により暴落した。
養殖真珠
天然真珠の希少性や良質大珠(おおだま)の少ないことなどから、真珠形成の原理を応用して、核を挿入するなど人為的に貝類に発生させた真珠のこと。真珠層の成分と構造は天然真珠と同じ。
天然の真珠貝を使う場合もあるが、真珠を生成する貝類であって人為的な増殖に適した種類が用いられている。淡水産としてはイケチョウガイ、海水産としてはアコヤガイ、シロチョウガイ、クロチョウガイ、マベガイ、アワビが用いられている。イケチョウガイは主として琵琶湖や霞ヶ浦で無核真珠および一部有核の真珠が養殖されている。日本で生産される養殖真珠でもっとも多いのがアコヤガイによるもので、この貝は古くから真珠貝として知られていた。アコヤガイは温帯から熱帯にかけて分布し、日本はその北限にあたり、実際の養殖は西日本以南で行われている。シロチョウガイ、クロチョウガイ、マベガイは熱帯産で、アコヤガイより大形の貝で、それからできる真珠も大形である。マベガイでは貝付真珠(半円真珠)が生産されている。
人工真珠
これらの本真珠とは別に、価格を抑えて真珠に似た美しさを楽しめるようにガラスやビーズなどに魚鱗片などから作られた真珠箔を塗装した人工真珠も貝パール、プラスチックパールなどと呼ばれて存在しているが、ここではその存在を知らせるに留めておきたい。
見た目を真珠らしくしているが、真珠層が使われていることはまずなく、上の2種類とはモノとして全くの別物。
*上記の情報は以下のリンクからまとめています。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
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