SDGs 2: MDGs
おはようございます。
今日はオレンジ色の朝日が眩しい朝。今日から週末にかけてどんどん寒くなっていくみたいなので、温かくしたい。
さて昨日から、巷でよく耳にするSDGsに関して学びを始めたけれど、今日はそのSDGsがどのような背景で掲げられたのかを、それぞれの課題に関して見ていく前に調べておきたい。
持続可能な開発目標
持続可能な開発目標(英語: Sustainable Development Goals、略称: SDGs)は、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標である。さらにその下に、169の達成基準と232の指標が決められている。
MDGs
SDGsは、国連開発計画の主導で2001年に策定された「MDGs(ミレニアム開発目標、Millennium Development Goals)」を前身として作られた。
このMDGsは発展途上国向けの開発目標であり、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミット(英語版)にて採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとして2001年にまとめられ、2015年までに達成すべきとされていた世界的目標。
【貧困・飢餓】【初等教育】【女性】【乳幼児】【妊産婦】【疾病】【環境】【連帯】に関する8つのゴール、それに基づく21のターゲット・60の指標からなり、193の全国連加盟国と23の国際機関が、同年までにこれらの目標を達成することに合意した。
MDGsは2015年を達成期限としていた中で、1日1.25ドル未満で生活する人々の割合が半減する、小学校で男女の就学率がほぼ同数になる、マラリアによる死亡者数が約3分の1減少するなど一定の成果を残している一方で、乳幼児や妊産婦の死亡率低減未達成、サハラ以南の南部アフリカにおける進捗の遅れ、都市部と農村部の格差拡大といった課題は改善されず残ったままとなった。こういった結果を踏まえ、SDGsのGoal1~6、そしてGoal17はこのMDGsを引き継いで設定された。
MDGsからSDGsへ
前身のMDGsが国連開発計画の主導で策定されたのに対して、SDGsは徹底した参加型で3年以上にわたる議論の末に策定された。
SDGsの発案はコロンビア外務省経済・社会・環境の女性局長であるパウラ・カバジェーロによる。女性外務大臣のマリーア・アンジェラ・オルギンへの稟議を通じて採択された。立案はグアテマラ等、中南米のいくつかの開発途上国の支援を得たのち、2012年6月にブラジル・リオデジャネイロにて開催された国際サミット『国連持続可能な開発会議』(リオ+20)にて、「2015年以降の次世代MDGsの目標と、持続可能な開発の議論を統一」させることをコロンビア・グアテマラ両国が推奨した。サミットでいかに成果を生み出すかに迷走していたブラジルは両国の案に乗り、開催されたリオ+20ではその制定への決議を主要な成果として終了。このことで、SDGsの策定が目玉となりました。
その後、国連ではこれを審議するオープンな作業部会(Open Working Group;OWG)が組織され、女性、子どもや若者、少数民族、産業界、NGO、科学者といった非国家主体を9つにまとめた「メジャー・グループ」も参加して審議がされました。草案に対し意見を言い合い、対案を出し、成案に進めるプロセスも公開されており、9つのメジャーグループとその他4グループの合計13グループが、公式プロセスで国連のSDGsに意見を反映させました。
2015年9月25日、国連総会にて、持続可能な開発のために必要不可欠な向こう15年間の新たな行動計画『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』(Transforming our world: the 2030 Agenda for Sustainable Development、または単に「2030 Agenda」とも)が採択され、2030年までに達成するべき持続可能な開発目標(SDGs)として、17の世界的目標と169の達成基準が示された。
進捗状況
こうして採択から10年、期限まであと5年となった2025年現在でその進捗はというと、ご想像通り残念ながら順調とは言い難い。むしろ厳しいと言わざるを得ない。
2017年7月 - 国際連合の事務総長であるアントニオ・グテーレスは、SDGsに掲げられている多くの分野の前進が2030年までに達成できるペースをはるかに下回っているとし、前進を加速すべく取り組みを強化する必要があるとする国連報告書を発表。
2019年5月 - 国際連合事務総長のアントニオ・グテーレスは、経済社会理事会ECOSOCに提出する「国連持続可能な開発目標SDGs進捗報告書」を公表。首脳レベルのSDGs進捗状況は4年に1度の発表であるため、2015年に採択されてから初の報告として注目を集めたが、目標1から17まで各々の課題が発表されたが全体的に目標達成に至らず、掲げる目標の達成までに課題が山積みに。
2020年9月 - 国際連合副事務総長のアミナ・モハメドは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行が原因で、貧困撲滅を目指す目標1の取り組みが大幅に減退している、と危機感を表明した。国際連合開発計画(UNDP)は、SDGsの根幹をなす目標1の達成はますます困難になったと認識を示している。
策定時に多くの意見を取り入れた地球規模の人類目標として掲げられたSDGs。
17つの目標の枠組みをより深めてみていきたい。
こちらの文章は以下のリンクを参考文献として使用しています。
僕は幸せになると決めた。
今日もきっといい日になる。
一歩一歩、着実に歩もう。
皆様も、良い一日を。