10年前の今日、私は飛び立った
ふとFacebookから通知が。
「10年前の今日」ということでちょうど10年前の今日、自分が投稿した内容が表示されていた。
あー、そうか、10年前の今日、就職が決まった宮古島に向けて出発したんだ。あれから10年かぁ。としみじみ、そして10年という時間の経過に一瞬驚愕した。
就活をしていたとき、周りがどんどん内定が決まっていく中、夏休みになっても内定が決まらず、夏休み中に内定もらわなければ!とすごく焦っていた。あのときはなぜか就職することがすべてだった。内定がもらえなければ負け組のような気がして。今となれば全くそんなことはないのだけれど。
20社ほど受けて全滅。どうせまた落ちるだろう、とダメ元で受けた会社に内定をもらった。リゾートホテルを運営している会社で、ホテルなんて接客業の花形のようなイメージがあり、私には向いてないと思っていた。どうせ向いていないし、落とされるだろうけど、観光業にはなんとなく興味があるから、社会勉強のうちだと思って受けるだけ受けよう、という程度の気持ちだった。
「きっと私にはホテルなんて向いていない。でもやっと内定をもらえた会社だし、内定をもらえたと言うことは、どこかしら私に向いている部分があるかもしれない。(その後内定をもらったもう1社もホテルだった)まずはやれるところまで頑張ってみよう。」
そんな気持ちで宮古島に飛び立った。
ホテルの仕事やってみたい。という気持ちよりも、こんな自分でもできることがあるだろうか、一人前になれるだろうか、という不安な気持ちのほうが大きかった。
その後、やっぱり自分には向いてないかもな~と思うこともありつつも、部署異動や尊敬する上司に出会えたことで、なんだかんだ結局4年半勤めていた。
異動先の上司や同僚に恵まれていなければ、たぶんとっくにもっと早く辞めていただろうな。
あれから10年。
私はこの10年の間に転職を2回経験して、居住が海外だった時期もある。
この10年で成長したのかな。笑
自分の中では大きな変化の実感はないけれど、あんなに不安でいっぱいで飛び立った宮古島での経験は今でもとても心に残っていて、所々で今の私に活きている。
もちろん、大変なことも多くて、周りの大人に圧倒されたり、理不尽に怒られて傷ついたり、周りがみんな敵に見えていた時期もあるけれど、やっぱり新卒で入った会社には思い入れはあります。
もう同じ仕事はできませんが…汗
興味のなかった仕事でも、踏み出してみたら何かしら得ることはあると思う。特に一緒に働くひとによって、色んな気付きが得られる。
私はホテルの仕事自体は結局好きにはなれなかったけど、丁寧なお客様対応、先輩後輩、上司との接し方、仕事がうまい人からスキルを学ぶことなどは今の仕事にも活きている。
社会人として飛び立ってから、10年という節目を気付けてよかった。
これからもすべての経験は自分の糧となることを忘れずに、自分なりに進んでいきたい。
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